【ウルトラマンを超える究極の超人って誰?】歴代ウルトラマン達が参戦した果てなき超人大戦の行方とは?
みなさま、こんにちは!
文学博士の二重作昌満(ふたえさく まさみつ)です。
いよいよお楽しみのゴールデンウィーク(GW)が近づいて参りましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
さて、今回のテーマは「金」です。
「なんだ、GW(ゴールデンウィーク)近いから金(ゴールド)なの?」
・・・と言われますと、そのとおりです(図星)。
実は理由はそれだけでなく、今回は日本が世界に誇る特撮ヒーロー番組「ウルトラマンシリーズ」に登場した、とある「金」の超人達のお話をしたいと思います。
その超人達とは、アブソリューティアン。
彼は、英語で「絶対的な」を意味する「Absolute」の名を冠した金色の超人達。
ウルトラマンと同様に巨大な姿で活動し、光線技や格闘技はもちろんのこと、その実力はウルトラマンと互角、時には凌ぐ力量を秘めていました。
「見た目ウルトラマンっぽいしヒーローみたいだけど」と指摘されそうですが・・・この人達、いってしまえば悪役です。
彼らは「とある事情」からウルトラマン達と敵対する立場をとっており、任務の遂行のためには、宇宙人達の殺害やウルトラマン達の誘拐や抹殺も平気でやってのける残忍な一面も秘めていました。
その結果、ウルトラマンとアブソリューティアンの間で、宇宙を股にかけた一大戦争が勃発してしまいました。
果たしてこの血で血を洗うような紛争を止められる者はいないのか・・・今回はそんなウルトラマンとアブソリューティアンとの戦争に焦点を当てていきたいと思います。
※本記事は「私、アニメや特撮にくわしくないわ」という方にもご覧頂けますよう、可能な限り概要的にお話をしておりますので、ゆっくり肩の力を抜いて、気軽にお楽しみ頂けますと幸いです。
【究極(THE ULTIMATE)VS絶対(THE ABSOLUTE)!!】ウルトラマンとアブソリューティアンの超人大戦はなぜ発生したか?
さて、ここからはウルトラマンとアブソリューティアンの物語についてお話をして参りたいと思いますが、その前に少しだけウルトラマンシリーズについてご紹介をさせてください。
ウルトラマンシリーズは、株式会社円谷プロダクション制作の特撮ヒーロー番組『ウルトラマン(1966)』(及び特撮怪獣番組『ウルトラQ(1966)』)を起点とするシリーズです。
1966年に『ウルトラマン』が放送され、M78星雲「光の国」からやって来た身長40mの銀色の宇宙人が巨大な怪獣と戦い、最後は必殺光線(スペシウム光線)で怪獣を退治するという物語はたちまち子ども達の心を掴み、最高視聴率42.8%、平均視聴率36.8%を記録する大人気番組となりました。
大衆的な人気を博した『ウルトラマン(1966)』の放映終了後も、その次回作である『ウルトラセブン(1967)』、『ウルトラマンタロウ(1973)』、『ウルトラマンティガ(1996)』、『ウルトラマンコスモス(2004)』、『ウルトラマンブレーザー(2023)』と世代を跨ぎながらシリーズが続いていきました。
今年7月6日には、最新作『ウルトラマンアーク(2024)』(外部リンク)の放送が予定されています。ウルトラマンアーク(2024)』(外部リンク)の放送が予定されています。
そんな約60年の歴史を持つウルトラマンシリーズは、テレビ放送のみならず、映画やインターネット配信と、物語を視聴者に提供する媒体が多様化していきました。
ひと昔前まではテレビ(ブラウン管、液晶大型テレビ)がなければ、家庭で毎週30分放送される新作を楽しむことができなかったウルトラマンシリーズも、インターネットが普及したことに伴い、今やスマートフォンやパソコン等の身近な電子機器で、いつでもどこでも気軽に作品を楽しめる時代となりました。
このように、いわゆる「ネット配信」作品が台頭するようになった2019年。当年より配信が開始されたのが、「ウルトラギャラクシーファイト」シリーズでした。当シリーズは、「You Tube」(外部リンク)や「TSUBURAYA IMAGINATION」(円谷プロの動画配信サービス、外部リンク)といったネット配信サイトにて、毎週約15分の枠で、宇宙を舞台とした歴代ウルトラマンと邪悪な悪役たちとの戦いを描いた物語として展開されました。
そんな「ウルトラギャラクシーファイト」シリーズに、ウルトラマン達と対立する悪役として現れたのが、アブソリューティアンでした。
彼らは「究極生命体」を自称する黄金の戦士達。銀色を基調とするウルトラマン達に対し、彼らは金色を基調とした真逆な存在。外見はヒーローのような容姿ですが、彼らは自分たちの目的のために宇宙の各地で破壊活動を展開。ある時には悪い怪獣や宇宙人達を利用してウルトラマン達と徹底的に対峙、またある時には平和維持活動に励む良き宇宙人達を殺害し、力を強奪していきました。
その目的は、ウルトラマン達の故郷であるM78星雲・光の国を奪うこと。
「見た目ウルトラマンっぽい容姿の人達がなんでそんなに悪いことを考えるのさ?」
・・・それを掘り下げてみますと、彼らが当目的を果たそうとする背景には、アブソリューティアンにとって複雑な事情がありました。
彼らの故郷は「ザ・キングダム」と呼ばれる黄金の惑星。発達した科学力を持ったこの星では、太陽ではなく巨大な塔(エルドラタワー)から特殊な光線(カスケード光線)が街中に降り注いだことで、アブソリューティアンの種族は現在の強大な姿へと進化していきました。
しかしこの光線、大きな問題が発覚しました。それは光線のエネルギーがあまりにも強すぎたことで、巨大な塔(エルドラタワー)でも制御できず、しかも母星(ザ・キングダム)の寿命にも影響を及ぼし、このままではアブソリューティアンは住処を失った難民となってしまうことを意味していました。
そこでアブソリューティアン、一族の存続のために、強い種族であるウルトラマン達の故郷「光の国」を奪うという大胆な発想に到達します。その背景には、唯一無二の理由がありました。
それは「光の国が、母星の環境とよく似ている」ということでした。
「光の国」も発達した科学力と共に、太陽ではなく巨大な塔(プラズマスパークタワー)から特殊な光線(ディファレーター光線)が街中に降り注いだことで、ウルトラマンの種族は、もともと人間と酷似した姿から超人へと進化していった歴史がありました。
一族の出自だけでなく、太陽ではなく巨大な塔からの光線で一族が支えられている等、ライフスタイルも酷似した光の国の環境を「美しい」と判断したアブソリューティアンは、「光の国」を一族の第二の故郷とするため、ウルトラマン達に容赦のない攻撃を開始しました。
アブソリューティアンはひとり一人が強者であり、強大な戦力に加え時間移動も可能なアブソリュートタルタロス、荒々しい剛力技だけでなく変装術も駆使するアブソリュートディアボロ、アブソリューティアンの剣士であり正々堂々とした戦いを望むアブソリュートティターン・・・さらに彼らの下には無数のアブソリューティアンの兵士達も存在する等、正に大軍団でした。
アブソリューティアンは「光の国」の王女を誘拐し、王女の生命と引き換えに光の国の明け渡しをウルトラマン達に要求します。さらに厄介だったのは、アブソリューティアンは時間移動も可能であり、過去に遡ってウルトラマン達に倒された強敵達を連れだし、現代に出現させるという「反則」技も披露していました。
そんな宇宙の平和を守るウルトラマンと、種族の存亡がかかっているアブソリューティアンの大戦争。ところが彼らの戦いにおいて、「ある事件」が発生しました。
ある日、アブソリューティアンの剣士であるティターンは、戦争の障害となるウルトラマンの抹殺のため、伝説の超人・ウルトラマンノアが現れるという星(惑星バベル)にやって来ます。
ウルトラマンノアとはウルトラマン達にとっても伝説の存在。彼が出現するだけで戦況が大きく覆るほど、圧倒的な力を持った巨人でした。それ故、アブソリューティアンはウルトラマンノアを「脅威」と捉えたのです。
ウルトラマンノアを捜していたティターンは、ウルトラマンリブットをはじめとする複数のウルトラマン達と遭遇し、戦闘状態に入ります。
しかしその争いに割って入ったのは、ウルトラマンノアでした。
ノアは、彼のもうひとつの姿であるウルトラマンネクサスとなり・・・
なんとネクサス、ウルトラマンとティターン達に容赦なく牙をむいたのです。
ネクサスはウルトラマンリブットとティターンを、彼が創り出した特殊な空間(メタフィールド)の中に閉じ込めてしまいました。
このメタフィールド。一度閉じ込められれば無事に生還できるか保証できない上、ネクサスが優勢となる特殊な空間。その不透明さは他のウルトラマン達も警戒するほどでした。
馴れない空間の中で、戸惑うリブット達を攻撃し続けるネクサス。
リブットとティターンはこの危機的状況において一時休戦。
ネクサスの容赦ない攻撃を退けながら、協力して反撃のチャンスを模索します。
そして、やっと反撃のチャンスを掴み、ネクサスを鎮めることに成功します。
ネクサスはウルトラマンノアの姿に戻り、リブットとティターンに語りかけます。
「そうか・・・あなたはこのためにわざと・・・?」(リブット)
ネクサスの空間から脱出したリブットとティターン。
リブットはティターンに手を差し伸べます。
「私達は手を取り合える・・・ノアが教えてくれた。」(リブット)
「・・・・協力はここまでだ。我らは再び敵同士。」(ティターン)
「なぜだ!君にもノアの声が聞こえたはず。」(リブット)
「お前とは、ひとりの剣士として、いずれ決着をつける。」(ティターン)
ノアの仲介があっても、残念ながらウルトラマンとアブソリューティアンと和解することはありませんでした。そしてノアは再び姿を消してしまいます。
おそらくどこかで見極めているのでしょう。この戦いの行く末を。
「ティターン!君とは戦いたくない!一度は協力し、わかり合えたじゃないか!」(リブット)
「笑止!我らは所詮敵同士!貴様と戦うことが本望!」(ティターン)
その後も、ウルトラマンとアブソリューティアンとの戦いは続いており、現在もその戦いの物語は完結に至っていません。
むしろ戦いの規模はどんどん拡大の一途を辿っており、ウルトラマンやアブソリューティアン以外にも、次々と新しいキャラクター達が参戦し、シリーズもより華やかになって参りました。
ウルトラマンと互角、あるいはそれ以上の能力を持った一族であるアブソリューティアン。
彼らにはまだ謎も多く、4人目のアブソリューティアンの戦士がいること、そしてタルタロス達を導くアブソリューティアンの絶対指導者的な人物がいることも示唆されていますが、その詳細はまだ明らかになっていません。
熾烈を極めるウルトラマンとアブソリューティアンとの戦いを描いた「ウルトラギャラクシーファイト」シリーズ。
今後もどのような物語が展開されるのか、期待に胸が膨らむところです。
最後までご覧頂きまして、誠にありがとうございました。
※本記事にて取り上げました「ウルトラギャラクシーファイト」シリーズは、ウルトラマン公式 ULTRAMAN OFFICIAL by TSUBURAYA PROD. 」(外部リンク)及び「TSUBURAYA IMAGINATION」(外部リンク)、各動画配信サービスにて好評配信中です。たくさんのウルトラマンや怪獣達が一堂に会する本作、是非チェックしてみてくださいね。ウルトラマン公式 ULTRAMAN OFFICIAL by TSUBURAYA PROD. 」(外部リンク)及び「TSUBURAYA IMAGINATION」(外部リンク)、各動画配信サービスにて好評配信中です。たくさんのウルトラマンや怪獣達が一堂に会する本作、是非チェックしてみてくださいね。
(宝覚寺 アクセス)
住所:台湾 台中市北區健行路140號
No.140, Jianxing Rd., North Dist., Taichung City 404, Taiwan (R.O.C.)
TEL: +886 4 2233 5179