【市川市】荷風・露伴・井上ひさし、市川ゆかりの文人たちに気軽に触れる散歩道 文学の道をゆく~真間~
市川市と非常にゆかりがあり、在住していた「断腸亭日乗」などの永井荷風や「五重塔」などの幸田露伴。里見公園に移築されている「紫烟草舎」の詩人北原白秋。市川は文人歌人らとのかかわりが非常に深い地です。
特にJR市川駅の北部地域はゆかりの地も数多く点在しています。京成市川真間駅から徒歩約8分。真間川笹塚橋まで伸びる桜土手公園は「文学の道」と呼ばれています。400~500メートルほどの小径には、縁の文人歌人などの掲示板が並び立ち小径側には説明書きやゆかりの地と道路側にはその作品が記されています。
また、(趣のある)笹塚橋から手児奈橋に向かう道路沿いにも掲示板があり20年間国分に住んでいた井上ひさしの掲示板もあります。
ほかにも昭和の俳人・水原秋櫻子や川柳作家の阪井久良伎、戦後日中の架け橋となる活躍をして市川市と楽山市との友好都市締結のきっかけとなった文学者・郭 沫若など。
多くの作家や文学者の掲示板があるので、ゆっくりと散歩しながら1枚1枚触れてみてください。
掲示板はとても端的にまとめられていてわかりやすく、知らなかった人物も読み解くうちになんだか身近な存在に思えてきます。
荷風や露伴、井上ひさしといったこのそうそうたるメンバー。彼らメジャーリーガーの文学に触れた方は多いと思いますが、思わず再読してみたくなったり、知らなかった人物たちの作品にも触れてみようかとも思える。そんないい機会をくれる散歩道です。
桜並木でも知られているので春の到来が待ち遠しいですね。小径にさりげなく設置されている動物の遊具?が何とも気になるいい表情。こちらもお見逃しなく。
【文学の道】
住所:市川市真間3丁目