【泉南市】住宅地の一角で週末だけひっそりオープン。知る人ぞ知る“ワンコイン”の「オトナのかき氷」とは
「オトナのかき氷」と聞いて、みなさんはどんな想像をされますか?
氷はジャリジャリではなく、フワフワ。
甘ったるさがなく、すっきりとした後味。
見た目にも可愛く、つい写真を撮りたくなるようなフォルム。
無添加シロップ使用。
そして…近頃は値段もお高くて、1つ800円~1200円ほど。
こんなイメージでしょうか?
泉南市男里の住宅地の一角に、週末だけ「オトナのかき氷」を食べることができるお店があります。それも、なんと500円で。
暑さマックスの日曜日の午後、友人と「オトナのかき氷」を食べに「シオヤカキゴオリテン」を訪れましたので、その様子をご紹介します。
「シオヤカキゴオリテン」は、毎週土曜日と日曜日の12時から18時だけ、住宅地の一角でひっそりとオープンしている「オトナのかき氷」店。暑い時期だけの営業と聞き、今行かなきゃ!と、はやる気持ちを抑えてお店へ向かいます。
南海「樽井」駅から徒歩7分、「ホテル・ザ・ネクスト関空」前の道を西へ歩いていくと、「焼肉 はま」の向かいに駐車場がありました。(*「焼肉 はま」の駐車場には停めないでください)
この旗が駐車場の目印です。
そのまま西へまっすぐ進むと、もう一つの旗が見えてきます。
旗はすべて手作りでしょうか? かわいい♪ この旗を左折します。
すこし歩いたところに、「シオヤカキゴオリテン」がありました。
一見すると、民家の駐車場にテントを立てているように見えますが…。
ほんとにここが、かき氷店なの?という印象。
お伺いした時間は13時でしたが、すでにたくさんのお客さんで賑わっていました。第一印象の心配をよそに、期待は少しずつふくらみます。
定番メニューはこちら。
「いちご塩みるく」(ホイップorあんこえらべます)500円。
「塩キャラメルナッツ」500円。
「ジンジャーレモン」400円。
「ジンジャーみるくれもん」500円。
どれもおいしそう!
こだわりの「オトナのかき氷」が500円以下で食べることができるなんてうれしい♪
王道の…と書かれているのが、お祭りの屋台などでよく見かけるかき氷でしょうか? 子どもは、こっちが好きなのかな? お値段もかわいいですね 。
こちらは、今週末限定メニューの「マンゴー杏仁ミルク」数量限定500円。
“塩ミルクに変更可”にそそられます…。
「シオヤカキゴオリテン」では、毎週末“限定かき氷”が登場します。
公式インスタグラムで過去の“限定かき氷”を調べてみたところ、「ほうじ茶氷inあんころ餅」、「ティラミス氷」、「黒ごまミルクときな粉ミルクon白玉のせ」、「ミックスジュースかき氷」、「塩みるくクリーム」、「芋三昧」、「黒蜜ミルクときなこもち」など、おいしそうなものばかり。もちろん、すべてワンコインです。
悩んだ末、友人は、「いちご塩みるく」の“あんこ”のせを。わたしは、「マンゴー杏仁ミルク」を“塩ミルク”に変更してオーダーしました。
すごいボリューム! あんこやら、いちごやら、マンゴーやら、塩ミルクやら、もうモリモリです 笑。一目見て、甘ったるさとは無縁のかき氷であることは容易に想像できます。
「マンゴー杏仁ミルク」は、濃厚なマンゴーと塩ミルクの相性が抜群です。何かの上に乗っているマンゴーって、味も薄くて残念なものが多いけど、このマンゴーは味も濃くておいしいです。氷は、口の中でフワッと溶けたり、シャリシャリを感じたり、不思議とキーンとならないから、冷たい食べものが苦手な方でもペロリといけちゃうかも? ミルクに少しの塩を加えることで、こんなにさっぱりといただけるなんて新発見です。
ワンコインとは思えないボリュームと、“シオヤカキゴオリテン”のロゴが可愛くて、見ているだけでテンションが上がります。山盛りのあんこは、ホイップに変更することもできるので、いちご好きの方は、週替わりで和・洋楽しんでみるのもいいかもしれませんね。一口食べると、甘さ控えめのイチゴピューレと塩ミルクのさっぱり感が、まったりとした味わいのあんこにとてもマッチしていて、そういえば昔、ぜんざいに塩を入れて食べていたな~なんて、あんこと塩の相性の良さを改めて実感しました。
友人とかき氷を食べている間も、ひっきりなしにお客さんが来られていました。
写真奥が、店主の塩屋亮子さん。客足が途絶えない賑わいの中、大忙しのご様子です。
写真…撮りますか? 親切なお客さんに声を掛けていただき、「塩キャラメルナッツ」も撮影させていただきました。
「塩キャラメルナッツ」は、これぞ「オトナのかき氷」といったビジュアル。
こちらは定番メニューですので、次回のお楽しみにしたいと思います。
こういう心配りも、うれしい。きゅうり2本いただきました!
今年から、“日曜限定”のドーナツの販売もスタート。
「シオヤカキゴオリテン」のドーナツは、いわゆるフワフワのドーナツではなく、ザクザクのドーナツ。いびつな見た目がおいしさの秘訣なのだとか。
「天気や湿度などで微妙に食感も変わるため、ザクザクとした食感を出すのが意外に難しいんです。そこは、神経質になってしまいますね」と塩屋さんは話されます。
またまた親切なお客さんに、写真を撮らせていただきました。
「白玉きなこドーナツ」(230円)は、わたしもテイクアウトさせていただいたのですが、きな粉香る生地の中に、やわらかいお餅が入っていて、とてもおいしかったです。ザクザクの生地は、どこかオールドファッションに近い気もしますが、まわりだけがザクザクのオールドファッションとは違って、「シオヤカキゴオリテン」のドーナツは、中心までザクザクが続く“オールドファッションのおいしいとこどり”のようなドーナツだと感じました。
今年で4年目の「シオヤカキゴオリテン」。
知り合いの誘いでイベントに出店したことが、お店をはじめるきっかけになったそうです。「かき氷」を選んだのは、イベントを開催する時期が夏だったということと、「かき氷」が好きだから。
「かき氷」が好きだから…という言葉がとても印象的で、シンプルで素敵だなと感じました。
塩屋さんのこだわりは、味はもちろんのこと、値段設定にもあるのだとか。無添加のシロップを使用し、ミルクに塩を入れるなど、オトナが好む味はしっかりおさえつつ、ボリューム、ビジュアル、インパクトを考慮した“500円かき氷”の考案に頭を悩ませているそうです。どうして500円にこだわられるのですか? とお尋ねすると、「何度も足を運んでほしいから」と、塩屋さん。
そういえば、取材時に来られていたお客さんも常連さんが多く、「毎週末限定のかき氷を楽しみにしているのよ~」なんて話していらっしゃいました。
「シオヤカキゴオリテン」を訪れる人たちは、こころなしか同じ楽しみを共有する仲間的な一体感があります。おいしいでしょ?おいしいよね?これで500円はうれしいよね? という声が聞こえてきそうです。
「オトナのかき氷」でありながら、毎週末客足が途絶えないのは、500円の値段設定はもちろんのこと、自宅兼店舗のラフさも功を成しているのかもしれません。
2022年の夏は猛暑の見通しとのこと。
「シオヤカキゴオリテン」の「オトナのかき氷」で週末リフレッシュして、暑い夏を乗り切りましょう。
*「毎週末限定かき氷」は「シオヤカキゴオリテン」公式インスタグラム(外部リンク)でご確認くださいね。
*よほどの強風以外は雨でも営業されるとのこと。詳しくは、公式インスタグラムでご確認ください。
【基本情報】
店名:「シオヤカキゴオリテン」
公式インスタグラム(外部リンク)
住所:〒590-0526泉南市男里7-27-25
営業日:毎週土曜・日曜 (暑い時期だけの営業)
営業時間:12:00-18:00
駐車場:あり(「焼肉 はま」道路はさんで向かいの敷地に3台駐車可)
取材協力 「シオヤカキゴオリテン」店主 塩屋 亮子様
*記事内金額はすべて税込表示です。
*記事は取材当時の内容です。
*お問い合わせは「シオヤカキゴオリテン」公式インスタグラムのDMへお願いいたします。