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ファーウェイ、ソフトバンクホークスとスポンサー契約を締結:目指す日本国内でのブランド認知

佐藤仁学術研究員・著述家
内川聖一選手とファーウェイ・ジャパン の呉波氏

華為技術日本株式会社(ファーウェイ・ジャパン)は、 福岡ソフトバンクホークスと2016年度シーズンのチームスポンサー契約を締結した。 本契約により 「ファーウェイ」のロゴが右側にデザインされたソフトバンクホークスのキャップが、 2016年3月25日の公式戦開幕日より使用される予定。

ともに世界一を目指す

ファーウェイ・ジャパンはソフトバンクホークスの活躍を応援するとともに、「通信技術を通じて人々の生活を豊かにする」という同社のサービスを、 より多くの方々に知っていただくきっかけになればと考えている。またファーウェイもソフトバンクも「世界一を目指す」というビジョンがお互いにあり、その志に共鳴したため、スポンサー契約に至った。さらにホークスは「2年連続日本一」という強さだけでなく、ファンサービスも積極的で、全国的な人気と多くの女性ファンが多いので、ホークスと一緒に活動することで、ファーウェイのブランド認知向上も狙っている。

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世界で1億台のスマホ出荷のファーウェイ

日本ではまだファーウェイの名前や商品は馴染みが薄いかもしれないが、NTTドコモにはタブレット、キッズ携帯、WiFiルーターなど、ソフトバンク(Y!mobile)には携帯端末、WiFiルーターなど、KDDIにはルーターとタブレット、UQにはルーターを提供している。

日本での展開はまだ大きくはないが、世界規模で見ると、中国に拠点を置くファーウェイは2015 年のスマートフォン出荷台数は、前年度比44%増の1 億800万台となり、1億台を超えた。同社はNokia、サムスン、Appleについで、年間1億台の端末を出荷した史上4番目の企業となった。中国企業としてはで初の1億台突破である。

世界1位のサムスンは3億台以上、2位のAppleは2億台以上のスマートフォンを出荷しており、ファーウェイは次いで3位であり、この上位3位はもはや世界のスマートフォン出荷の上位常連の3社である。

同社のスマートフォン出荷台数は2010 年には300 万台のみだったが、 この5 年で30 倍になり、2014 年末で170 以上の国で同社の製品及びサービスを提供している。現在でも毎月1,000万台以上の出荷があり、その勢いは止まらない。特に西欧、中東や中南米などの市場で人気が高い。特にブランド認知度はヨーロッパで大幅に伸びていおり、欧州やアジアなどではファーウェイの端末やロゴをよく見かける。展示会などでも非常に目立っている。

これから、ソフトバンクホークスのキャップにファーウェイのロゴが付与される。プロ野球ファンだけでなく、テレビのスポーツニュースや新聞でホークス選手の活躍を通じてもファーウェイのロゴが多く登場することが期待される。

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学術研究員・著述家

グローバルガバナンスにおけるデジタルやメディアの果たす役割に関して研究。科学技術の発展とメディアの多様化によって世界は大きく進化してきました。それらが国際秩序をどう変化させたのか、また人間の行動と文化現象はどのように変容してきたのかを解明していきたいです。国際政治学(科学技術と戦争/平和・国家と人間の安全保障)歴史情報学(ホロコーストの記憶と表象のデジタル化)。修士(国際政治学)修士(社会デザイン学)。近著「情報通信アウトルック:ICTの浸透が変える未来」(NTT出版・共著)「情報通信アウトルック:ビッグデータが社会を変える」(同)「徹底研究!GAFA」(洋泉社・共著)など多数。

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