イチローがまた金字塔!ロッド・カルーを抜き外国生まれ選手の最多安打記録を更新
6日のカージナルス戦で、「7番・右翼」で今季12度目の先発出場を果たすと、2回の第1打席にライナー性の当たりで左翼前に運んでカルー氏に並んだ後、8回の第4打席に鋭い打球で二遊間を破り、通算安打部門で単独23位に躍り出た。
MLB公式サイトの記事でも、この事実をエリアス・スポーツ・ビューロー(米国最大のスポーツ記録調査機関)によるデータとして伝えるとともに、パナマ生まれのカルー氏を抜いたことで外国生まれ選手の最多通算安打記録を更新した、と称えた。
記録を達成した瞬間、地元TV局では「イチローがカルーを抜きました」と冷静に伝えただけ。試合も中断することなく淡々と進んでいった。まさに“静かな”記録達成となった。
この日2安打を加え、打率も.220と徐々に上昇。6月の月間打率は.273と一時の不調は完全に脱したようだ。しかも代打中心の出場が続く中、打率は低いながらも代打で12安打を記録し両リーグトップに立つなど、自分の役目を果たしつつある。
シーズン開幕前から続くチーム身売り話も最終局面を迎え、この7月は高額主力選手の大放出が噂されており、すでに多くのチームがマーリンズ戦にスカウトを派遣しているという。チーム再編後は、調子が上向いてきたイチロー選手の存在価値が再び注目されることになりそうだ。
シーズン後半戦のイチロー選手の出場機会がどこまで増えていくのか、気になるところだ。