【富士宮市】舞々木公園墓地の緑豊かな遊歩道はイチョウの木!これから紅葉が楽しめそうです!
子どもの頃、友達と公園墓地で待ち合わせをしたり、走り回って遊んだりした思い出があります。
「え?墓地で遊んだりしたら、怖いし、バチが当たるよ!」と驚かれたこともありますが、舞々木公園墓地は富士宮市にある自治体運営の霊園で、墓地内に、広場や花壇、ベンチなど公園のような設備があり、明るい雰囲気の墓地です。
舞々木公園墓地の入口では、ちょっと変わったにこやかなお地蔵さんが出迎えてくれます。
車2台が充分にすれ違える広い道路は、遊歩道の木陰となり気持ちが良いので、平日は営業の方が車を停めて一息をついていたりと、仕事合間のちょっとした憩いの場にもなっているようです。
今回舞々木公園墓地を訪れたのには、2つ理由があり、1つは公園墓地内の遊歩道はイチョウが多く、紅葉が楽しめると情報を頂いたので、遊歩道散策と、もう1つは墓地の車道脇にヒマラヤスギが植樹されていると聞いたためです。
まずは遊歩道。入口を入って車道を隔てて北側が墓地、南側に遊歩道が広がっています。木漏れ日が気持ち良い道ではワンちゃん連れの方やウォーキングを楽しむご夫婦の姿がありました。
見上げると、確かにイチョウの木が多いです。紅葉の時期にはまだ早かったですが、後1か月ほどで綺麗な紅葉を見ることができそうです。
北側の墓地に続く道沿いには、大きくて立派なヒマラヤスギが並んでいました。
1879年、開国が進んだ明治時代に日本へ持ち込まれたヒマラヤスギ。上陸地点だった横浜港付近の横浜山手公園に日本最古のヒマラヤスギが残っています。文明開化の象徴的な樹木の1種ともいえる樹木です。
樹齢30年前後でやっと雄花と雌花が顔を出します。
花期は冬に始まり、雌花の直径は花期の最盛期には10センチほどにもなり、成熟して落下する直前の11月まで鑑賞することができます。
やがて落下して乾燥した松ぼっくりは、まるでバラのように見える事からシダーローズと呼ばれます。
シダーローズが欲しくて昨年は長野の山まで出かけたのですが、まさかこんなところでヒマラヤスギに会えるとは思っていなかったので、驚きました。
まだまだ成熟中の雌花を、早く落ちてこないかなーと見上げていると、風がさわさわと囁きながら、私の元にシダーローズを2つ落として行ってくれました。
富士宮市舞々木公園墓地
所在地:富士宮市舞々木町1075