【多治見市】樹齢およそ160年。親子で静かに時を重ねる「大藪のしだれ桜」
2023年3月末、平年よりも早い桜の満開の知らせをうけ、神明神社へ「大藪(おおやぶ)のしだれ桜」を見に行ってきました。
可児市と多治見市の境目、多治見市大薮町にある神明神社。山すそにある小さな神社です。
昭和58年3月16日に、多治見市天然記念物に指定された「大藪のしだれ桜」
大藪のしだれ桜は、野生の桜のひとつ「エドヒガン(江戸彼岸)」が変化した品種なのだとか。細い枝が垂れ下がっているのが特徴です。
樹齢がおよそ160年の貴重な古木。(平成31年1月時点)
毎年4月上旬頃に見事な花を咲かせ、訪れる人を楽しませています。
地元の方の手によって、とても大切に手入れされているシダレザクラ。
サクラに対する愛情が伝わってきますね。
1本のシダレザクラから株分けして、大きく生長したシダレザクラが2本、同じ神明神社の境内にあります。
今では、株分けされた子供の桜の方が大きく成長しています。今後も、人々に見守られながら、親子共々長生きしてくれることを願います。
大藪のシダレザクラの他に、何が多治見市天然記念物に指定されているのか気になったので、調べてみました。(多治見市公式ホームページ参照)
■永保寺のイチョウ
■虎渓山自然林(非公開 )
■永泉寺のイチョウ
■虎渓山シデコブシ群生地(非公開 )
■高田のケヤキ
■北小木のホタル
■平野のケヤキ
■高社のサクライソウ自生地(非公開 )
■北小木のヤマモモ(非公開 )
大藪のシダレザクラを含め、10カ所が指定され、そのうちの6カ所が公開されています。
親子で静かに時を重ねる「大藪のしだれ桜」を見に、お出掛けしてみませんか?
大藪のしだれ桜
岐阜県多治見市大薮町1386 (神明神社内)