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紙ストローは「トイレットペーパーの芯の味」? マクドナルド導入発表でトレンドに 嫌いな人多いが…

岡田有花フリーランス記者
マクドナルドのニュースリリースより筆者キャプチャ

 日本マクドナルドが10月4日、紙製ストローや木製フォークをはじめとした、環境に配慮した食器を、全国の店舗に導入すると発表しました。

 このニュースが話題になると、Twitterのトレンドには「紙ストロー」とともに「トイレットペーパーの芯」が登場

 どういうことでしょうか?

紙ストローは「味」に不評

 紙ストローは、海洋プラスチック問題が注目を浴びた2018年ごろから、プラスチックストローの代替として、飲食チェーン店などで導入されはじめました。

 それと同時に、紙ストローの「味」や利便性の低さも、たびたび話題に浮上してきました。

 紙ストローは「紙独特の味がして、ドリンクの味を邪魔する」という声や「しばらくするとふやけてふにゃふにゃになってしまい、飲みにくい」と感じる人も多いようです。

 例えば、Google検索で「紙ストロー」の関連検索をみると、「紙ストロー まずい」がトップに出ており、「気持ち悪い」「飲みにくい」というワードも上位に入っています。

Googleトレンドより筆者キャプチャ
Googleトレンドより筆者キャプチャ

 今回のマクドナルドの発表を受け、Twitterには「紙ストローはトイレットペーパーの芯の味がする」などとのツイートが複数投稿され、「トイレットペーパーの芯」がトレンドに入るほどの話題になりました。

 実際にトイレットペーパーをなめたことがある人は少なそうですが、白い紙でできた筒であり、見るからに美味しくなさそう――というイメージが、紙ストローに重なるのでしょう。

マックの紙ストローは「おいしさに配慮」

 日本マクドナルドは今回の発表で「美味しさや安全性、使いやすさを考慮しながら、プラスチックに替わるストローなどの開発を進めてまいりました」とコメントしています。

 マクドナルドの紙ストローは、“味”を意識して開発されたようです。もしかしたら、これまでの「まずい」紙ストローとはひと味違う、自然な使い心地の紙ストローになっているのかもしれません。

 紙ストローの質は年々進化しています。マクドナルドという超大手の導入により、開発競争が加速し、さらに質が高まっていくことも期待できるでしょう。

フリーランス記者

1978年生まれ。京都大学卒。IT系ニュースサイト記者、Webベンチャーを経て、IT・Web分野を軸に幅広く取材、執筆するフリーランス記者。著書に「ネットで人生、変わりましたか」(ソフトバンククリエイティブ)。

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