批判のあつまっている「居酒屋甲子園」の実体には、報道などよりも複雑な味わいがあった
■「居酒屋甲子園」への批判の概要
「居酒屋甲子園」が論争を呼んでいる。
ことの起こりは、14日にNHKのクローズアップ現代での放送である。
パシフィコ横浜の大ホールで、居酒屋に勤務する金髪の青年が、多くの聴衆を前に、全身を強張らせながら、叫ぶ。
そのいささか異様にも見える風景が「若者たちが熱狂?前向きでやさしいコトバ」というキャプションとともに紹介された。そして、この若者たちが「居酒屋甲子園」と呼ばれる、イベントの出場者たちである。
この居酒屋甲子園というイベントの短い紹介は、NHKの同番組内では、
「20分間のプレゼンテーションで居酒屋で働く夢と誇りをもっとも熱く歌い上げ、聴衆を感動させた店舗が日本一の座を勝ち取ります」※1というものだった。
一部の企業文化でしばしばみられる「絆」「幸せ」「本気の」…といった言葉に覆われながら、低賃金・長時間労働で働く若い人たちなどをどう考えればいいのか、といったことを問題提起しようとする内容などを含んでいた。※2
■驚きの実体は、NHKの報道などよりももっと複雑な味わいがあった
インターネットでも、この居酒屋甲子園の実際の映像は見ることができ、私も実際に『居酒屋甲子園』の映像をみて、少し居酒屋甲子園のサイトもみてみた、驚いた。そして、なるほど世の中というのは本当に複雑にできているものだなあ、としみじみといくつかのことを感じた。
(1)確かにものすごく絶叫しつづけていた
一つは、NHKが放映した内容がたしかに、ある程度そのままだったことである。
確かに「本当の仲間…っ!!」「夢!」「絆…っ!!」「…熱く!!」といった言葉が連呼されていた。絶叫スタイルで。
それは、私のようなひきこもりスタイルの人間を、いたたまれない気分にさせるのに十分な破壊力がある映像だったし、居酒屋のような場所で働くのは、私なんかには拒否反応が出るに違いなかろうという気にもなった。
こんな、イベントをパシフィコ横浜の大ホールで毎年やっていて、このイベントが満席で当日券がとれないほど盛況になるほどに、大会運営ができているということがまず驚くべき点だろう。
(2)叫んでいるではいるが、やりがいをエサにした搾取を肯定しているわけではない。むしろ、その逆の話が多い。
だが、もっと驚いたことは、我慢して1時間ほど聞いてみると、彼らが紹介している話の中身は、それなりに冷静な内容が多いことだ。
NHKは(映像の作り手としてはあたりまえのことだが)視聴者がぎょっとして強い反応を示しそうな部分を、選んで編集に組み込んでいる。
たとえば、第七回大会で全国決勝まですすんだ、「酒蔵 もんきち」のメンバーの絶叫しながら訴えている内容は次のようなものだった。
このセリフを、バックでJ-pop風の感動系BGMを流しながら、「絶叫スタイル」でしゃべっているのだ。
近年、ある大手居酒屋チェーン店の経営に対して「夢や希望や人助けといった甘い言葉で洗脳し、結果的には労働者である若者たちを低賃金で搾取しているのではないか」という批判が、いまネットにはあふれている。
そのため、少なからぬ人が、「居酒屋」+「夢、希望、ポエム」というものを見せられた瞬間に、「ああ、はい、はい、やりがいをエサにした若者搾取ね。よくないよね」という感想をもっただろう。だが、どうも、そういう単純な話ではないらしい。
居酒屋とはいっても、いろいろあるというか、同じ居酒屋という業態だからこそ、低賃金問題や離職率の高さといった問題には、かなり強い危機感をもっているということだろう。居酒屋が抱える労働環境をどう解決していくかということに取り組もうとしているプレゼンをしている参加者が多くみられた。
さきほどの「酒蔵 もんきち」は、給与体系の透明化へのとりくみをアピールしている。
もう少し細かく言うと、どうやら360度評価のような制度をとりいれているようだ。
そして、その結果として、
ということだそうだ。制度をとりいれている会社さんからの自己申告なので、どこまで成功しているのか、本当のところはわからない。だが「過酷で、長時間、先の見えない労働環境」というイメージをもたれることが多い居酒屋という業態のもつ問題に対する、強い課題意識がここにはみられる。
さらには、近年、しばしば取り上げられている「辞めたい」という人を無理に引き止めるべきかどうか、という話についても真正面から言及している。
言い方の好き嫌いはあるだろうが、話自体はごく王道の正論ではないだろうか。実際にうまくやっていけているのなら、いい話でもある。
「辞めたい」といっていた人間を無理に引き止めたあと、過労死に陥らせてしまったという話があったが、まあ、まさしくそういうことを意識しているのだろう。
私が見た範囲だと、「労働組合的なものをつくりました」みたいな話そのものはなかったが、それに近いものがいつ出てきてもおかしくない(あるいは、もうすでにいくつも出てきているのかもしれない)と感じた。
他の発表者の話も、あいだあいだに「本気の仲間が…っ!!」「夢っていうのは…!!」みたいなセリフが20秒に1回ぐらいの割合で挿入されるのだが、言っている内容はそれなりに興味深い話が多いのだ。
推理探偵モノなんかで、よく「この怪文から、この文字だけを抜けば、意味のある文章として読めるようになるぞ…!」という暗号ネタがよくあるが、居酒屋甲子園の実際の風景をみていると、なんだかそれに近い気分になってくる。「仲間」「本気」「夢」「絆」「熱く」という言葉を聞かなかったことにして、絶叫も、感動BGMもさっぴいて、聞いてみる。すると、中身がみえてくる。それは、それなりにきちんとものを考えて、ビジネスをしている人たちの話のようにしか聞こえない。
14日の放送で、NHK クローズアップ現代の放送でコメントをされていた小田嶋さん※3は「ポエムの言葉というのはものごとを単純化するときに力のある言葉」「説明を放棄し、隠蔽してしまう言葉」としていた。一般論としてはそれはそれで私も賛同する。「ポエムの言葉」は、そもそもは複雑な思考をしていくのに向かないはずのものではある。
だが、何かを考えようとするときに、そこに学者的な言葉遣いでもなく、ジャーナリスト的な言葉遣いでもなく、ある種のポエム的な言葉遣い※4しかないときに、そこにいる人たちは、ポエム的な言葉遣いを用いて、それなりに思考を展開しているわけだ。
思考するための言葉としては不向きなはずの「ポエムの言葉」を用いてでも、やはり思考というのはなされているということだ。一般論としてはともかく、小田嶋さんのコメントは少なくともこの件に関して言えば、雑な批判だったと思う。彼らは「ポエムだから思考できない人たち」なのではなく、「ポエムを使って思考してる」人たちだ。
「感動系BGMを流しながら、ポエミーな言葉で、居酒屋経営のシビアな話を絶叫している光景」というのが、居酒屋甲子園では展開されており、それは私が今まで見たことのないものだった。
■連覇チームのプレゼン内容はどうだったか
第六回、第七回大会を連勝したという居酒屋の第七回大会のプレゼンテーションも紹介したい。連勝しているということはすなわち、聴衆である居酒屋の人たちが「こういう話こそが、われわれ居酒屋にとって重要なのだ」と彼ら自身が歓迎している議論だということだ。
プレゼンテーションの出だしは「今日、朝起きて自分が生かされていることに感謝し…」というセリフからはじまり、もちろん、この大会独特のノリを見事に表していた。ただ、これを「仲間」「本気」「夢」「絆」「熱く」「大切な」といった言葉をさっぴいて、言い方を大きく私の解釈で変えてしまって内容紹介をすると次のような、かなり冷静な話を含むプレゼンをしていた。
(1)東北復興支援の取り組み
東日本大震災で壊滅的な被害にあわれた岩手県の牡蠣の生産者、藤田敦さんという方がいた。藤田さんは仕事に前向きではあったが、市場では買い手のつかない状況になっており、困ったことになっていた。居酒屋サイドでは、藤田さんを支援するために何ができるかを考えた。そしてオーソドックスではあるが、藤田さんの牡蠣を店舗で売ることにした。
ただし、ただお客さんに「東北支援だから、買ってくれませんか」ということで売るのではない。そういった募金的なビジネスでは短期的な復興支援にはなっても、長期的に事業として成り立たせ、東北との関係を再構築していくのには不十分である。なので、きちんと牡蠣の素材の良さや、おいしい調理法をアピールすることに力をいれ、お客さんにどのように牡蠣の注文をとってもらうかに工夫を重ねた。そして、きちんと「おいしそうだし、食べてみたいし、東北支援にもなるのなら」ということでお客さんにも価値を感じていただき、注文をしていただくところまで辿りつけた。単に売るメニューに一品を加えるということではなく、注文をとっていただくまでの努力まで含めて事業として成立させていく。そういう取り組みを行ってきた。
(2)「本気」はたやすく空回りしてしまうということ
この居酒屋のやっている試みとしてもう一つ、「高校生レストラン」の支援をしてきている。高校生レストランとは、高校生のクラブ活動の一部として、土日のランチだけ高校生が運営するレストランである。その高校生レストランの日本で二校目の、福岡県、大和青藍高校の高校生※5を支援してきた。非常にモチベーションのある高校生たちで、レストランオープンまでに時間も労力もかけてきた。高校生たちは「本気なんだ」と何度も語っていた。
しかしながら、オープン初日は、頼んだ料理は20分以上出てこないなど、満足できない結果に終わってしまい、お客さんからも不満の声が聞こえてきた。先生が帰った後、彼らは反省会ミーティングを開いた。そこで問題になったが、二年生の松川くんだった。「松川はやる気がない、どうしてレシピを覚えてこないんだ」とみんなから責められて、黙ってしまっていた。これは、まずい。このままでは、松川くんが辞めてしまい、どんどんとチームが殺伐としていくだけになるのではないか、と危惧した居酒屋スタッフは、ミーティングを中断して高校生にアドバイスをした
「本気」という名目の前に、他人を排除していくこともできれば、
きちんとチームをマネジメントすることでもできるということだ。
こうした指導をきっかけに、具体的にやるべきことはなにかを見据えて、彼らは成長していった。
「本気」はたやすく空回りしてしまう。
このアドバイスをしたスタッフ自身も、例外ではなかったという。このアルバイトをして、しばらくしてホールを任されるようになる。
しかし、就任当初は力み過ぎ、気合が空回りすることが続く。アルバイトの子にきつくあたり「あの人とはもう働きたくない」と、辞めていく子もいたという。
そこで、このスタッフは気づいたという。あの時、高校生にかけた言葉はそのまま今の自分にあてはまるのではないか、と。
こうした空回りは、油断しているとすぐに起こってしまう。
この空回りの間、支えてくれた人々、そしてこのことを気づかせてくれた高校生に、このスタッフは大きな感謝の念を今では感じているという。
■NHKの番組では…
なお、この事業者はクローズアップ現代で、「Be happy!」という理念をかかげ、離職率が5割から3割に引き下げられたという紹介をされていた事業者である。
番組中では、入社四年目の27歳の社員さんが、紹介され
とナレーションがついた。
その後、社員さんの目にクマができた顔が大写しにされ、
NHKスタッフが「目の下にくまが…つかれてませんか」と聞くと、社員さんは「いやいやいや、全然大丈夫です。楽しいですよ」と答える映像が切り取られていた。
■夢と搾取の共犯関係をどのように見出すことができるのか?
今回の話は「夢や、やりがいをエサにして若年雇用者層を搾取する構造を批判する」という、ここ数年ずっと繰り返されてきた批判が、今また改めて「居酒屋甲子園」をスケープゴートとして、再燃している。
確かに、若者を半ば騙して過酷な労働に従事させる構造が存在することは問題だし「ブラック企業」の問題は、年々深刻になっているのかもしれない。「実質的に搾取されているのに、夢だのなんだのって言ってるぜ、あいつら、馬鹿だ。」という批判も、適切なタイミングで、適切な人々に対してなされる必要はあるだろう。
しかしながら、問題はもっと複雑な含みのある話だったというべきだ。
「逃げる奴は皆ベトコンだ!逃げない奴はよく訓練されたベトコンだ!!」というよく知られた映画のフレーズがあるが、そのフレーズをもじって言えば、
「夢を語って、低賃金で働かせる奴らはやりがい搾取の事業者だ!
夢を語って、低賃金の構造の効果的な改善手法に取り組もうというスタイルをみせる奴らは訓練されたやりがい搾取の事業者だ!」
というぐらいの勢いのあることを言える人は、居酒屋甲子園も批判すればいいとは思う。そういう批判は可能だとも思う。
低賃金構造自体をごまかさずに自覚した上で、その改善も含めてみんなで取り組んでいきたいと思います、ということをオープンに議論していこうという人たちを「やりがい搾取」と呼べるのかどうかは、もちろん難しい話になってくるだろう。居酒屋甲子園では「本気」という言葉がやたらと連呼されるけれども、連呼しながらも同時に彼らは「本気」や「夢」という言葉の危うさへの言及もしている。
もちろん、よく訓練された詐欺師というのは、その程度の自己言及は華麗にやってのける。
あるいは詐欺師の自覚はまったくなく、中途半端に問題意識があるからこそ余計に性質が悪く、結果的に低賃金・過剰労働の構造をそのまま温存してしまうということは、これもまたよくあることなので、それはそれとして批判されるべきだろう。
ただ、そのような入り組んだ構造というのは、「搾取する詐欺師」と「搾取される馬鹿」によって織りなされるごく素朴な風景ではない。
ブラック企業批判は、ただの勧善懲悪の悪者批判の少し手のこんだパターンなどのイメージでは、おそらくほとんど機能しない。
「ブラック企業というトチ狂った法人があって……」などというわかりやすい話は(あるにはあるわけだが)そもそもレアケースではないか。「ブラックな状況じゃ、よくないと俺は思っている。現状を正当化するつもりもない」という真摯な姿勢を経営者が見せることで、従業員の信頼を勝ち得、皮肉にもその真摯さ自体がブラックな労働環境でも我慢できる従業員を生み出してしまう…という悩ましい構造が生まれることはよくある。いくら真摯だとしても、「年収は250万で、日によっては16時間労働」という世界はそれはそれとして存在している。そういう場合には、悪意の主体というものはいない。そして、その構造は、確かに「問題」なのだが、どこにも分かりやすい悪者がいないぶんだけ、安易にどうこう言ってみせることが難しい話になる。従業員全員が、ある日いきなり労働者としての権利に芽生えた「だけ」で、有効な労働効率の改善策などがとられなければ、短期的には事業者が潰れてしまって終わるという話なのではなかろうか。
個人的な感想としては、居酒屋甲子園の決勝まできている人々は事業者サイドも労働者サイドも、言葉遣いは特殊ではあるが、それなり以上に複雑なことを考え実行してきている人々が多数おり、「タダの馬鹿」「タダの詐欺師」扱いすることは、とても失礼な話だと感じている。「夢!」「幸せ!」とかを語っていながらも、シビアなところはシビアなのだから――いや、シビアなところがシビアだからこそ――ただの馬鹿扱いしたところで、単に会話が成立しないのではないだろうか。
その上で「あなた方は、こういうダメな労働の構造を結果的に温存してしまっている。だから偽善だ。より巧妙にダメになっているだけなんだ」みたいな議論を細かくかわしていくのは、それはそれでやればいいのではないかと思う。批判をする側にも根気が求められる批判にはなるが、それは可能だろう。
ただ、現状で出ている批判は、「夢と低賃金の共犯関係」ぐらいしかせいぜい言えていない。
本当に批判するならば、「問題認識」も含めて、できているところはできているということを踏まえるべきだろう。問題認識がある程度共有されているにもかかわらず、過酷な状況であることが、話を複雑にしている。
居酒屋甲子園自体は、(特殊なスタイルではあるが)業界内のノウハウ共有の勉強会としての意味合いも含んでいる。妙な批判の仕方のされ方だけが残って、ノウハウ共有の枠組みそのものを潰してしまうとすると、それはもったいない話のように感じる。現状の居酒屋甲子園が100%「いいもの」だとは残念ながら思えなかったが、居酒屋甲子園を通じて、労働者の労働環境をどう改善していくのか、という議論が活発にされているということ自体は確かなことであり、単に現状の報道のような印象だけでいいものなのだろうか。
■
なお、最後に本題とは直接関係ないが、私自身も類似の詐欺師のようなものとして扱われることが最近増えている。
「ゲーミフィケーション」※6などと呼ばれる、ゲームのメカニズムを娯楽目的ではなく、社会応用して、いろいろな辛いことを楽しくしていきましょう、みたいな話を数年前からやっているのだが、私の話もけっこうギリギリのところがあって、一歩間違うと「楽しいから低賃金で働いちゃいました♪」という話に転がりかねない怖さがある。
他山の石としたい話だな、と思った次第である。
追記
私の立場がわかりにくい、とのご意見がありましたので追記しました。
[注]
※1 厳密には、ビジョンだけで日本一の居酒屋が決められているわけではない。「居酒屋の本業は、飲食のサービスだろう。夢語ってどーすんねん(笑)」みたいな批判も出ているようだが、そこもどうやら、ちょっと報道と食い違っているところがあるようだ。NHKによる短い紹介では、居酒屋甲子園は「20分間のプレゼンテーションで居酒屋で働く夢と誇りをもっとも熱く歌い上げ、聴衆を感動させた店舗が日本一の座を勝ち取ります」というものだった。NHKにも放送時間の都合もあってハショったのは理解するが、まあ、いささかハショりすぎだったというべきだろう。
居酒屋甲子園では、まず一次予選、二次予選は、ごく王道に飲食サービスとしてのクオリティを覆面審査員が店舗に実際に訪れることによって選抜がなされている。単なる味や接客についての漠然とした総合評価ではなく、席に案内されるまでに何分かかったか、会計・退店までの案内のプロセスは適切だったか等かなり細かく評価基準が儲けられ、居酒屋の評価基準としてかなり凝ったことがやられているようだ。
評価シートの詳細については、居酒屋甲子園のサイトから見ることができる(pdfファイル)
https://all-in-one-cms.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/izako.org/upload/mikata.pdf
ここで二次予選までで高得点をとった上位優秀店舗だけが三次予選以後のプレゼンテーション審査に入り、ウワサの絶叫スタイルのプレゼンテーションとなる。飲食サービスの店舗として良し悪しを一定程度みたしたうえでのビジョンが評価されるということだ。
また、NHKが取材の際に取材意図を明らかにせずにVTRの編集の際にネガティヴな文脈でだますように扱っていたということ自体も論点の一つとなっている
http://blogos.com/article/78174/
※2 番組内容はそれだけではなく、「ポエム」が地方自治体の条例や町名の変更など、多岐にわたって広がっていることを紹介している
※3 小田嶋隆氏。ネット上でも、居酒屋甲子園に対して批判的な議論をよせている。http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20140116/258348/
なお、完全に余談だが、小田嶋隆氏の『パソコンゲーマーは眠らない』は、80年代にゲームに関して書かれた日本語の読み物としては、すばらしいと思っております。
※4 本筋とはそれるが「ポエム」という表現が侮蔑表現としてすっかり定着してしまっているが、そもそも「詩」という文化全体が侮蔑されかねない言葉遣いというのは、それはそれでどうかという論点もフォローしておいていいだろう。昔の思想家と呼ばれる人だと詩や歌の仕事と、思想的な仕事を両方やっていた人とかも多かったわけで。吉本隆明、折口信夫だとか。最近だと、水無田気流さんとか。
※5 たくみのたまご http://www.yamato-gakuen.ac.jp/takuminotamago/
※6 ゲーミフィケーションが何なのかという話については、特殊な紹介記事的なものを前に書いたのを転載してますので、ご興味のある方はお読みくださいまし
http://bylines.news.yahoo.co.jp/inoueakito/20140119-00031774/