【市川市】市川のお正月は「はちまんさま」から始まる~八幡 葛飾八幡宮~
葛飾八幡宮は平安時代後期に創建されたといわれています。「はちまんさま」と呼ばれる「葛飾八幡宮」。
初詣や七五三など市川市民には欠かせない存在。「はちまんさま」は新しい年を迎える準備で新春らしい凛とした空気が漂っています。
京成線の踏切沿いの鳥居の両脇には松の木が植えられています。普段あまり意識していなかったのですが、なんともお正月時期らしいたたずまい。
歩を進めた先にある「随神門」は市が指定する有形文化財となっています。朱塗りの門は、寒い冬の晴天によく映えます。
境内には本殿の正面に茅の輪がありました。この茅の輪(ちのわ)は、神事や祭事に使われる大きな草で作られた輪のことで、茅(かや)を使って編まれた輪のこと。厄払いや健康祈願、無病息災を願うための象徴として用いられます。
一般的に、茅の輪の前で一礼をした後、「8の字」を描くようにくぐります:左回りでくぐって、右回りから、さらに左回りとするそうです。(詳細は調べてみよう!)
境内向かって右手にある、ご神木の「千本公孫樹」(せんぼんいちょう)は国指定の天然記念物で推定樹齢1200年といわれています。
お正月時期の今はすっかり葉が落ちていますが、それはそれで木の枝ぶりがあらわになって見事です。
また、境内右手前には「源頼朝 公駒どめの石」があります。駒とは古来馬の意味。頼朝が下総国府に参会した際、葛飾八幡宮を参拝し戦勝と武運長久を祈願したと記されています。
その時に、頼朝の馬がこの石に前脚をかけて、蹄の後を残したことからこの名がついたとあります。
地元「はちまんさま」。お正月の初詣の時には、境内をゆっくり見渡してみてはいかがでしょうか。
【葛飾八幡宮】市川市八幡4-2-1