【富士宮市】「富士の巻狩」攻略MAPを手に入れたので、攻略してみた!
富士宮市教育委員会文化課より「富士の巻狩」攻略MAPが発行されていると聞き、さっそく近くの公民館にもらいに行って来ました。
市内のあちらこちらで見かけるようになった『源頼朝 巻狩の地 富士宮』ののぼりと同じデザインのMAPは一目で分かりました。
三つ折りされているMAPは開くと一枚の地図になっています。E-BIKE貸出場所も併せて載っているので『みやポタ』しながら攻略するのも良さそうです。
今回はこの「富士の巻狩」攻略MAPに合わせて、富士の巻狩ゆかりの地を巡る事にしました。
富士の巻狩は源頼朝が富士の裾野で行った大規模な狩の事です。これは自分達の武力を朝廷に認めさせる一大武芸演習の意味があったそうです。富士の巻狩の場は駿河国富士山麓の藍沢(御殿場市・裾野市)・富士野(静岡県富士宮市)と言われていて、当時の富士野は市北部に当たり、ゆかりの地が多く残されています。
北からMAP通りに進みます。
『陣馬の滝』はその名の通り、巻狩りの際に頼朝が一晩陣を置いたと伝わる場所です。
そして夜更けに滝の方から太鼓を打つような音が聞こえ、調べさせたところ見つかったのが、『太鼓石』。
頼朝が矢で地面を撫でたところ水が湧き出たと伝わる『撫川』。
畠山重忠が馬を繋いだと伝わる『畠山重忠の桜』の4つは、近くに点在しているので、一気に見ることができました。
国道139号沿いもちやさんの上の信号を左折して県道75号線を走ると、左側に『人穴富士講遺跡』があります。
源頼朝が仁田忠常に人穴探検を命じたところ、中には大きな川があり先へ進めなくなりました。立ち往生していると川の向こうから突然眩しいほどの光が差し家来たちは次々死んでしまいます。仁田忠常は霊の教えに沿い、頼朝から授かった剣を川に投げ入れたところ、無事に外に出られたという伝説がある『人穴富士講遺跡』。
昔とは違い綺麗に整備され、明るく行きやすい場所になっていました。
白糸の滝付近には、曽我兄弟に仇討ちされた『工藤祐経の墓』。
仇討ちの相談をしていた場所『曽我の隠れ岩』。
滝の音がうるさくてお互いの声が聞こえず、「ひととき音を止めてくれ」と願ったところ、音が止まったと言われる『音止の滝』の3つは、近くにありますので、白糸の滝駐車場に車を停めてゆっくり見るのがおすすめです。
白糸の滝から少し南下したところには、仇討ち後命を落とした曽我兄弟を祀る『曽我八幡宮』と『曽我兄弟の霊地』があります。
そして、毎年4月には見事な桜を咲かせ、毎年おまつりが開催されている場所。源頼朝が宿舎を置いたと伝わる『井出家』と馬を繋いだと伝わる『下馬桜』。
全部を回っても一日で楽々観光することができます。
鎌倉時代に想いを馳せて攻略してみると、タイムトラベラーになった気分が味わえました。
陣馬の滝:富士宮市猪之頭529
*太鼓石、撫川・畠山重忠の桜は近くにありますので、陣馬の滝駐車場から歩いて回れます。
人穴富士講遺跡:富士宮市人穴206
工藤祐経の墓:富士宮市上井出273-1周辺
*曽我の隠れ岩・音止の滝は近くにありますので、白糸の滝駐車場から歩いて回れます。
曽我八幡宮:富士宮市上井出1804
*曽我兄弟の霊地は曽我八幡宮から東へ200mほどのところにあります。
下馬桜:富士宮市狩宿
*井出家は隣接してあります。