千葉県の隠れた逸品! 袖ケ浦の驚きのご当地ラーメン「ホワイトガウラーメン」とは?
千葉県袖ケ浦市。
千葉県のほぼ中央に位置し、内陸は台地になっており、東京湾沿いは石油化学コンビナートを中心とする工業地域になっている。1997年に開通した東京湾アクアラインで首都圏へのアクセスが格段に良くなり、木更津市とともに近年人口が大幅に増加している。
ちなみに1991年に袖ヶ浦町が市制施行した時に「袖ヶ浦」から「袖ケ浦」に変更になり、「ケ」が大文字になった。
この袖ケ浦にちょっとツウなご当地ラーメンがあるのをご存じだろうか?
その名も「ホワイトガウラーメン」だ。まったく味の想像のつかないこのラーメン、いったいどのように生まれたのか?
時は2011年にさかのぼる。
袖ケ浦市内にあるテーマパーク「東京ドイツ村」で袖ケ浦ご当地グルメ王座決定戦「袖-1グランプリ」が開催された。これに際して、各飲食店がご当地グルメを開発し、イベントで発表した。
このイベントで、市内の「大衆中華ホサナ」の店主が発表したのが「ホワイトガウラーメン」だ。
このラーメンの特徴は、スープに「牛乳」を使っていることだ。
千葉県は酪農発祥の県で、なかでも袖ケ浦市は牛乳の生産量が県内トップクラス。そこで地元産の牛乳を使ったラーメンを提供したというわけだ。
なんとこの一杯でグランプリを勝ち取る。ここから「ホワイトガウラーメン」は袖ケ浦のご当地グルメとして世に知られていく。
その名前は袖ケ浦のマスコットキャラクター「ガウラ」に由来する。
ガウラのプロフィールをよく見ると、「ホワイトガウラーメン」が大好物だと書かれている。
牛乳でスープのコクを出しているのが特徴で、まるで豚骨スープのようだ。
油に頼りすぎることなくコクがしっかり出せるのが良い。牛乳独特の臭みは生姜を使って消しているそう。
さらにコクを増すために使っているのがクリームチーズ。
牛乳だけだとシャバっとした仕上がりになるのをクリームチーズで濃厚にしており、乳製品でダブルの旨味を演出している。
こちらは袖ケ浦公園の花のテラスにある「レストハウス菖蒲」で提供しているガウラーメン。
ベースは味噌で、ここに牛乳とクリームチーズを加えている。野菜もたっぷりでチャーシューも贅沢に2枚乗る。
こってり過ぎず、かつあっさり過ぎず、牛乳ならではのいい仕上がりになっている。
牛乳を使ったご当地ラーメンでいうと、青森の「味噌カレー牛乳ラーメン」が有名だが、この「ホワイトガウラーメン」にもぜひ注目してみてほしい。
袖ケ浦公園 レストハウス菖蒲
袖ケ浦市飯富2360 袖ケ浦公園内
0438-63-2118