ネット通販の楽天市場でそこそこお買い物をしているという人向けに楽天グループのサービスである「楽天モバイル」と「楽天プレミアムカード」の二つは明確な損益分岐点が存在するサービスです。

毎月数万円単位で楽天市場でお買い物をしているのであれば導入を検討してみる価値はあります。今回はそんな楽天モバイル、楽天プレミアムカードという二つの楽天のサービスを利用することで得られる「楽天市場でのお買い物メリット」に焦点を当てて、そのお得さを紹介していきます。

楽天モバイルの楽天市場ユーザーの損益分岐点

携帯電話サービス「楽天モバイル」の契約者は、楽天ポイントの還元率を最大で＋3％にすることができます。

具体的な条件は以下の通りです。

• 楽天モバイルの契約者：＋2％のポイント還元
• 楽天モバイルの契約者かつダイヤモンド会員：さらに＋1％のポイント還元

これらを合算すると、最大で＋3％のポイント還元となります。楽天市場で良く買い物をする人であれば基本的にダイヤモンド会員でしょうから、今回は+3％という基準で考えます。

楽天モバイルの最低料金は1078円 逆算すると36,000円が分岐点

楽天モバイルの月額料金はもっとも通信量が少ない場合で月額1078円（税込）となっています。ここからのこの金額をポイントアップ分（+3％）でモトを取ろうと思うと1078÷0.03＝35,933円となります。

楽天ポイントの付与単位は100円毎、かつ税別料金に対してとなります。なので月間に36,000円（税別）以上のお買い物をする人であれば楽天モバイルの通信料金はポイント還元分でモトが取れるということになります。

消費税率10％だとすればおよそ月額4万円くらいのお買い物はコンスタントにしているぞ。という人はポイント目的で楽天モバイルを持つ価値があると思います。

その他、楽天モバイルユーザー向けのポイントアップ機能もある

この他、楽天のショッピングイベントである楽天スーパーセールや楽天お買い物マラソンなどのキャンペーン開催時には「楽天モバイルユーザー限定の+〇％還元」といったような＋αのポイント還元があるセールも実施されます。

こうした＋αも検討材料の一つに入れても良いかもしれませんね。

参考記事：楽天モバイルのキャンペーンまとめ。楽天モバイルは申し込み前に各種エントリー必須

楽天プレミアムカードの損益分岐点

続いて楽天プレミアムカードです。
楽天プレミアムカードは楽天カードが発行しているクレジットカードの中でも通常申し込みが可能なプレミアムカードとなります。年会費は1万円（税込11000円）も必要となるゴールドカードとなります。

楽天プレミアムカードは楽天市場のポイントアッププログラムであるSPUにより楽天カード特典分の＋1％に加えて、プレミアムカード特典分として＋2％が付与されます。

そのため、楽天プレミアムカード利用時の損益分岐点は、年会費無料の「楽天カード」（一般カード）と比較して、楽天市場での還元率が＋2％になるため、年間55万円（税別）の買い物をすると、カード年会費と同等の1万1000ポイントが上乗せされる計算になります。月平均では約4万6000円（税別）です。税込みで考えたら約5万円程度ということになります。

火曜日・木曜日はさらに+1％

楽天プレミアムカードには、楽天市場における2つのメリットがあります。1つ目は、選べる優待サービスです。3つの楽天関連サービスから1つを選択でき、楽天市場コースを選ぶと、毎週火・木曜日がプレミアムカードデーとなり、同カードでの購入分が＋1％になります。

誕生日月は+1％

さらに、楽天プレミアムカードのもう1つのメリットは、誕生月に楽天市場の還元率が＋1％になることです。これは前述の「火曜日・木曜日特典」とも重複が可能です。

これらも含めて考えると毎月の損益分岐点はもう少し下がりそうですね。

参考記事： 楽天プレミアムカードと楽天カードを比較 年会費の損益分岐点はいくら？

毎月4～5万円以上のお買い物をする人なら申し込みがお得

楽天モバイル、楽天プレミアムカードはそれぞれ4万円～5万円ほどの利用があれば獲得できるポイントでそれぞれのサービスの維持費用を賄うことができるようになります。

もちろん、そのポイント還元で「賄うだけ」ではあまり意味があるわけではありませんが、それ以上の決済がある方は単純にポイント分だけお得ですし、楽天モバイルは当然MNOとして通信に利用ができます。また、楽天プレミアムカードはポイント還元分だけでなく、年会費11,000円のゴールドカードとしてふさわしいだけの、特典（空港ラウンジ特典、海外VIP空港が使えるプライオリティパスなど）も用意されています。

楽天市場をよく使う人でしたら検討してみましょう。