女子バレー美人双子姉妹やキム・ヨンギョンはいくら稼ぐのか。韓国Vリーグ「お金の話」
「韓国の女子バレー人気は盛り上がっているのですか?」
9月14日から女子バレーボールのFIVBワールドカップ・バレーが開幕して以来、最近よく受ける質問だ。中田久美監督率いる女子バレー日本代表の試合が毎試合フジテレビ系列で生中継されいることも関係しているのだろうが、9月16日の日韓戦以降、韓国女子バレーについて尋ねられることは多い。
「Vリーグの女神」もいる韓国女子バレ―人気
「人気はあるか?」という問いに対しては「イエス」だ。
韓国の女子バレーは2004年にまずセミプロ中心の“Vツアー”という名で始まり、2005年から現在の『Vリーグ』となった。主管するのは韓国バレーボール連盟(KOVO)。現在、男子部7チーム、女子部6チームの構成となっており、開始当初は男子部のほうが人気だったが、最近は女子部のほうが人気だ。
女子バレー韓国代表が2012年のロンドン五輪でベスト4に進出したことを皮切りに、韓国では女子バレーの関心度が高まり始めたのだが、次々とスター選手が誕生していることも大きな理由だろう。
2012年時は今もスーパーエースとして活躍するキム・ヨンギョンや“韓国女子バレー界の美人姉妹”と言われたハン・ユミとハン・ソンイ姉妹などが人気だったが、最近は今回のワールドカップ・バレーで活躍しているイ・ジェヨンとイ・ダヨンの“双子姉妹”など若い才能がどんどん飛び出している。
今回のメンバーには選出されなかったが、コ・イェリムなどはそのルックスから「コートのオルチャン(美顔)」「Vリーグの女神」と呼ばれる選手(コ・イェリムター選手たちもVリーグ女子部のファンも増えたといわれているほどだ。
(参考記事:“Vリーグ女神”に“美人姉妹”、日本との因縁も。韓国美女バレー選手ベスト6を一挙紹介【PHOTO】)
話題の美人双子姉妹の年俸は?
ならば、韓国Vリーグの女子選手たちはどれくらい稼いでいるのか。
今季の韓国Vリーグ女子部の年俸クイーンは、韓国を代表するブロッカーであるセンターのヤン・ヒョンジン(背番号14)。現代建設ヒルステートに所属するヤン・ヒョンジンは2013-2014年シーズンから年俸クイーンの座にあったが、今季は年俸3億5000万ウォン(約3500万)で7年連続の年俸女王になった。
このヤン・ヒョンジンと並んで今季の年俸クイーンとなったのが、“国産大砲”パク・ジョンア。昨年の世界バレーで活躍し、昨季Vリーグでも所属する韓国道路公社ハイパスを準優勝に導いたこともあって、年俸が40%もアップして3億5000万ウォン・プレーヤーとなっている。
ふたりに続くのが、昨季VリーグでMVPに輝いたイ・ジェヨン(背番号17)。イ・ジェヨンは所属する興国生命ピンクスパイースに10年ぶりの優勝をもたらす原動力にもなったこともあって、昨季から年俸が約80%アップ。3億2000万ウォン(約3200万円)となっている。
以上がトップ3でそのあとに続くのがキム・フィジン(背番号4)の3億ウォン(約3000万)、キム・スジ(背番号11)の2億7000万ウォン(約2700万円)で、イ・ジェヨンの双子の妹のイ・ダヨン(背番号19)は年俸1億8000万ウォン(約1800万円)。辛うじてトップ10に入っている。
キム・ヨンギョンの年俸は推定ながらケタ違い
この年俸金額が高いか安いかを判断するのは難しいが、今季Vリーグは現時点で6チーム計86名の選手が登録されており、今季は平均で約9300万ウォン(約930万円)になっている。2014年度の平均年俸が7130万ウォン(約713万円)だったことを考えると、選手の待遇面が向上していることは間違いないだろう。
ちなみに、現在はトルコのエジザージュバシュに属する韓国のスーパーエースであるキム・ヨンギョン(背番号10)の年俸は非公開。ただ、韓国では推定130万ユーロ(約1億5389万円)は下らないと言われている。まさに年俸もケタ違いだ。
いずれにしても、国内Vリーグが盛り上がる中で今回のワールドカップ・バレーを迎えている韓国女子バレー。先日は1・5軍とはいえ、世界ランキング1位のセルビアに5年ぶりに勝利して、通算成績を4勝4敗の五分とした。
9月27日からの大阪大会でどれだけ勝ち星を増やせるか、注目したい。