【犬のしつけ】あなたは愛犬をほめすぎていませんか?【犬の飼い方】
ほめなさすぎもあるのですが、ほめすぎなご家庭もあります。
『たくさんほめて何が悪いの?』と思うかもしれませんが、ほめはうまく使っていかないと様々な弊害をうむことがあります。
〈決まったタイミング〉でごほうび
「おやつの時間だから」
「お散歩お疲れ様の意味で」
こういったタイミングでごほうびをあげても
ごほうびとしては機能していない
可能性が高いです。
基本的にして欲しい行動の直後
でないと「どの物事に対してのごほうびか」
を理解することはできません。
〈構いすぎ〉でほめすぎ
「かわいいから」と四六時中触ったり話しかけたりして構っていませんか?
こんな考えや結果を生んでるかも↓
〈構われすぎが嬉しい子〉 →常に満足しているので本当に良いことをしてくれた時にほめられても 普段との差がなく、ほめが伝わり辛い
〈実は迷惑がっている子〉→常にストレス状態!
構いすぎは本犬のためになりません。
〈触りすぎ〉でほめすぎ
『たくさんほめなきゃ』と思うと
わしゃわしゃ撫でくりまわすことになってしまう人が多いです。
それでうまく伝わることもありますが
デメリットも知っておきましょう。
【触りすぎのデメリット】
・興奮させすぎてしまう
・驚かせてしまう
・触らないとほめてもらえたと感じなくなる(触れない場面で困る)
〈罰のつもり〉でほめすぎ
「いけないことをしたから叱ってるのに」
「無視が良いらしいから無視してるのに」
でもやっても効果がない!
という時はこちらは罰のつもりでも
叱られることがごほうび
(「ダメ!」などの声が楽しい)
無視しきれておらず常にごほうび (ごほうび=飼い主さん自身)がある
状態かも知れません。
〈最高潮〉でほめすぎ
良い時はほめて欲しいです。
でもその子にとってのレベルがあります。
初めて自転車に乗れた時のほめられ方
と
日々自転車に乗る時のほめられ方が一緒
だったら、あなたは何を感じますか?
常に最高潮でほめていると
本当にほめたい時の頭打ちになる
バカにされているような気持ちになる
ことがあります。
〈好反応〉でほめすぎ
例えば新しいことを教える時に
・違うことをしたからつい笑ってしまう
・できない時に「どうしたら良いかな?」
など
過剰に声をかける
などの好反応はそれ自体がごほうびです。
新しいことを覚えるよりもその過程でほめてもらえるなら
新しいことへの気概は減ります。
ほめはここぞという時に取っておく方が伝わりやすいと考えましょう。
ほめることは奥深いこと
『ほめすぎる分には良いのでは?』と思うかもしれませんが適切にほめないと
一番ほめたい時に伝わり辛く混乱させる
というデメリットを生みます。
そう、 ほめ方って実はとても難しいんです!
でも難しいからってガッカリせず
その奥深さを楽しむことが成長の鍵
だと私は思っています。では
『どうほめたら良いか?』
それは愛犬の様子を見ながら 模索していくしかありません。