お花がモリモリ咲かなり理由は水やり【ガーデニング初心者が陥りやすい失敗とは】園芸歴25年のプロが解説
お花を春や初夏に植えたけど全然モリモリ咲かない、そんなお悩み解決します。
お花が咲かない、上手く育たない原因の多くは水やりの加減と言ってもいいかもしれません。毎日与えてもダメですし、とても難しいものです。
お花が上手く育つには根がしっかり鉢の中で伸びることなのですが、例えば毎日お花の水やりを表面だけさっと与えていると、根は水が近くにあるので鉢の底まで伸びていきません。
水を求めて鉢いっぱいに根が成長しだすと自然と上部のお花葉っぱがモリモリと育ちだします。たかが水やりですが、コレだけでどんな肥料与えるよりもよく育ちます。
ガーデニング歴年の私のノウハウ紹介しますね。
お花が育たないのは水やりのし過ぎと日照不足
一般的なお花、ペチュニア、ニチニチソウ、カリブラコア、ジニアなど鉢植えにされている前提でのお話ですが、失敗の原因は水やりのし過ぎかもしれません。
水やりを過度にそして表面だけ与えるようにすると、根は伸びずに大きく育ちません。
育たなかったお花を鉢から抜くと分かります。鉢のそこまで根が伸びていない、こんな場合は水やりが多すぎた結果です。
水やり以外に大事なのは日照で、真夏が暑すぎると完全日陰に入れてしまうとお花はあまり咲きません。その場合は午前中だけ日が当たる場所へ移動。
コレだけでもとても効果はありますし、西日は秋までは避けることもとても有効です。
お花が育つ水やり方法
お花をモリモリ育てるには、地上部をつい見て判断してしまいますが、実は地下の根がどれだけ動くかで地上のお花の成長も激変します。
このことを、水やりの加減で実践しているのが、プロであったり、上級者です。
地下の根を伸ばそうとすると、根が水を求めて伸びるまで水は与えない。
鉢の下の方は表面が乾いていても湿っていることが多いです。そこの部分へ根を成長させてあげると地上部の葉っぱやお花は成長が抜群になります。
乾かして、根を伸ばす、水をたっぷり与える。このメリハリがとても大事です。
簡単に水やりのタイミングがわかる方法とは
何だか、少し教科書的なお話になっていましたが、ココから本番で、私の実践していることです。
水やりのタイミングなんて正直天気にも左右されますし、真夏だし毎日たっぷりだと思ってしまいますが、水やりのタイミングを紹介します。
鉢を持ち上げて重さの感覚を覚えておきます。モリモリ咲いているお花ほど軽いですし、イマイチ咲かないお花は鉢が重いです。
水やりしすぎている可能性がありますので、そんな時に試したいのは数日午後から日が当たらない場所において水やりをしない。意外と何ともないこと多いです。
その場合は水やりのし過ぎだったのかもしれません。
水を抜いて根をのばす。これがプロのおすすめテクニックですが、そんなのわからないので、育たないお花と満開に咲いたお花の鉢の重さを比べてみましょう。
全然違うことに気づきます。育たないお花は水を抜いていくのもとても有効です。
地植えの場合
地植えのお花の場合は植え付け時や、1週間以上雨が降らなくて萎れるなら与えるくらいで十分。地植えのお花はとても深く根が伸びるので少々のことでは枯れませんが、土の状態や根の伸び方によっては水やりも適度に必要です。
基本的に普通の気候であれば植え付け時以外水やり不要で育てるとうまく育つと思います。
失敗する水やりとは
漫画などでも出てくるお花の水やりですが、ジョーロでさっと表面だけ与える水やりなら与えない方がましです。
お花をうまく育てる水やりは、メリハリで、乾かして、その後大量に鉢底から水があふれ出るほどたっぷりが基本です。
まさか、シャワーで表面だけ与えていませんか?
鉢底から水がたっぷり流れるくらい与えるのが正しい水やりです。
まとめ
園芸歴25年、Instagramでのフォロワーさん4万人をこえていて、とてもご質問が多かったものを記事にしてみました。
ほとんどの方がお花の水やりは与えすぎで、メリハリをつけて乾かす、その後に水やりです。
一般的に言われている表面が乾いたらというのも目安ですが、同じ鉢に植えてあるなら持ち上げてみましょう。
良く育っているお花は軽い。育たないお花は重い。
この判断で水やりを加減していくとモリモリのお花が楽しめると思います。
ぜひお試しださいね。