家電が壊れてしまった時の対応方法と保証や修理について解説!
家電製品は私たちの生活を便利にしてくれますが、突然壊れてしまうこともあります。そんなとき、どのように対処すればよいのでしょうか?
今回は、家電が壊れた際のチェック方法から、保証期間の確認、修理と買い替えの判断基準、修理依頼の方法について詳しく解説します。
壊れた家電をチェックする方法
家電が動かなくなったり、異常を感じたとき、まずは自分でできる範囲で問題を確認してみましょう。以下は、一般的な家電製品のチェック方法です。
コンセントや電源を確認する
めちゃくちゃ初歩的な段階ですが、コンセントが正しく差し込まれているか、電源がオンになっているかを確認します。また、延長コードや電源タップを使用している場合は、そこが壊れていないかもチェックしましょう。
大丈夫そうであれば、電源を切って、再び付けてみましょう。また、テレビなどの場合はコンセントを抜いて数分電源ボタンを長押しして完全に放電してから再度つけてみることもしましょう。
リモコンを確認する
リモコンで電源を入れる家電の場合は、リモコンが壊れていないかもチェックしましょう。本体側の電源がつく場合はリモコンの電池が切れている可能性もあります。
リモコンの動作確認の方法として、スマートフォンのインカメラでリモコンの赤外線送信部を写す方法があります。正常に動作している場合は送信部が点滅することが確認できます。
何も変化がない場合はリモコンの異常なので、電池交換して試してみて、それでも付かなければ買い替えです。
リモコンが正常なのに本体が動かない場合は、本体側が故障している可能性が高いです。
エラーコードや警告音
洗濯機などはエラーコード、エアコンなどはライトの点滅回数などでどんな異常か示してくれる場合が多いです。取扱説明書にはそのエラーコードがどんな意味なのか書いているので確認してみることがおすすめです。
取扱説明書を見た結果、修理を頼んでくださいと指示される場合もあるので確認して判断しましょう。
ちなみに動かないからといってやみくもに修理を依頼すると、故障してなかった場合に点検代としてお金が取られるので、確認してから修理依頼しましょう!
保証対象の故障か確認する
家電製品は、保証対象の修理ではない故障も存在します。例えば、落として壊してしまった場合や、消耗品や付属品が壊れた場合です。その場合はいくら購入した直後でも原則有料修理です。
消耗品などは、例えば掃除機のパイプやブラシ、リモコンなどです。
その商品が壊れた場合は修理対応はできない場合が多いので、部品を注文して対応することになります。
保証書を確認する
上記で壊れていることが確定して付属品などではない場合、まず確認すべきは保証期間です。
保証期間は商品やメーカーによって違いますが、基本的には1年間です。中には2~3年の保証期間の商品もあります。また、炊飯器の内釜などは5年の保証期間がある場合もあるので、その商品の保証期間をチェックしましょう。
保証期間は製品の保証書に記載があり、購入時に本体の箱に同梱されていたり、取扱説明書の最後のページにあったりします。保証書には販売店の記載場所がありますが、記載はしていません。その代わり、購入時のレシートが必要になりますので、購入時のレシートを探しましょう。
なお、保証書の記載欄に関しては勝手に記載されると、面倒になる場合があるので記載しないほうがいいです。(例えば家電量販店が善意で交換しようとしたら、保証書が記載されていたので交換ではなく修理になるなど)
また、保証書にはその製品の修理方法が記載されています。「持込修理」と記載されている物は、家電量販店に持ち込みやメーカーに送る必要がありますが、「出張修理」と記載されている物はメーカーの修理スタッフが来て修理してくれます。
保証期間内の場合
購入日が確認出来て、メーカー保証期間内だった場合は無料で修理を行える可能性が高いです。保証期間に関しては正確に1年などの場合と、1年後の月の最終日までなどメーカーによって若干変わるので、問い合わせてみて日にちは過ぎていても保証期間内だったということもあります。
メーカーに直接か、家電量販店に持ち込んで修理の手配ができます。出張修理の場合も直接か家電量販店経由で申し込みができます。
なお、購入して1週間以内などに故障した場合は、家電量販店で交換をしてもらえる可能性がありますが、これは家電量販店の善意で行うものなので、基本はメーカーの責任で修理となります。
保証期間が切れているの場合
メーカーの保証期間が切れている場合は、家電量販店の保証に加入しているか確認してみましょう。保証の種類はさまざまですが、10年保証のものや、修理金額の一部を保証してくれるものなどがあるので、確認してみましょう。
内容次第では無料で修理ができることもあります。
保証が切れている場合は買い替えを検討するのも一つの手です。
修理と買い替えの判断基準
保証期間が切れてしまっている時、修理するべきか、それとも新しい製品に買い替えるべきかを判断することは難しいこともあります。以下のポイントを参考に、検討してみましょう。
経過年数
製品にもよりますが、家電の修理部品の保有期間には期限があります。冷蔵庫が最大で9年くらいなので10年以上経過している商品は修理ができない場合や、修理に時間がかかってしまう場合があります。
また、修理しても別な場所が壊れるリスクもあるため、買い替えてもいいと思います。
逆に5年ほどしか経っていない場合は修理してもいいかもしれません。
修理代
修理には部品代と技術料、出張修理の場合は出張費がかかります。部品自体は大したことのない金額でも、出張費や技術料は平気で数万円を超えることもあります。
メーカーの保証がなく、家電量販店の保証も対象外の場合は高額な修理費用になることもあります。また、修理費用を知るためには見積もりをする必要がありますが、修理をしなくても見積もりを出すのにお金がかかってしまいます。
出張修理に関しては出張費もかかるので、修理をする前にメーカー公式サイトなどで修理代の目安を確認して費用感を知って修理するか否かを決めるのがおすすめです。
例として、1万円で購入できる安いターンテーブル式のターンテーブルの修理(交換)費用が5,000円など、まさかの本体の半額ということがありました。
修理依頼の方法
修理の依頼方法は、持込修理も出張修理も家電量販店かメーカーと直にやり取りするかのどちらかになります。メーカー保証期間内、家電量販店の延長保証期間内であれば家電量販店経由で依頼するのがおすすめです。おすすめというか販売店を挟まないと、延長保証期間の場合でもお客様に請求が行きます。
勝手にメーカーに頼んだ場合は家電量販店で保証できないこともあるので要注意です。
保証期間外の場合、家電量販店を通すと手数料がかかり、修理代が上乗せされます。直にやり取りすると手数料はかかりませんが、梱包して配送する手順を自身で行う必要があります。また、基本的には送料はお客様負担になるので、差額はそこまで大きくならないと思います。
ということで今回は修理に関しての解説を行いました。なかなか経験することがないからこそ正しく対応しないと損してしまうこともある修理に関すること。しっかり調べたり、家電量販店に確認したりして対応するのがおすすめです。
なお、筆者のホームページでは、家電量販店の延長保証に関しても紹介しているので、気になる方は是非チェックしてみてください!