遺産相続は小説やドラマの中のお金持ちの人のお話。私には関係ない！と思っている方はいらっしゃいますか？私もそう思っていましたが、近くで「いつでも・どこでも終活セミナー」が開催されると知り、出かけてきました。

講師は麻生区在住の行政書士の高橋 良規（たかはし よしのり）さん。現役時代は政府関係金融機関で働いていて、様々な経験をされ、現在は行政書士として活躍されています。

今回のテーマは「正しい遺言書が家族の未来を救う」。40代の私が、余生を安心して過ごすためについて考えるのは少し早いかな？行政書士がどのような役割をするお仕事かもよくわからないな、と思いながら参加しましたが、具体的な例が多く、大変勉強になりました。例えば、持ち家と現金を残したまま世帯主がなくなった場合。事前に相続先を明記しておくことで、家に住んでいる人が安心して住み続けることができるようになることも。

　暮らしの中で、お役所への申請や届け出、遺言書の書き方、相続手続きなど、生きていく上で本当に必要なことなのに、「何をどうすればよいのか」「どこから手を付けたらよいのか」「誰に聞けばよいのか」「どこが窓口なのか」など、知らないことが山ほどあります。（HPより）

知らないことが多いのに、日本は様々な公的支援は申請主義が多く、知っている人が申請をして受給することができるシステムになっています。支援を知らないと利用することができないという仕組みになっているため、高橋さんは講座や相談を通して必要な情報を必要な人に届けたいと考えているそうです。

我が家は仲良しだから大丈夫！と思っていても、その時々の時代の変化や生活スタイルで、数百万円の遺産で家族が仲たがいする可能性も十分にあります。遺書は何度でも書きかえることができるので、ご年齢や家族構成、資産に関係なく準備するのがよさそうです。

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