【富士宮市】『古民家café madoi(円居茶屋)』 歴史を感じる空間は時の流れも穏やかです…
富士宮市野中にある『古民家café madoi(円居茶屋)』さん。
母が昔通っていたお店で、「また最近やっているから行こう!あんがおいしいお店だよ!」と誘われてやって来ましたが、お店の前まで来たら、母のテンションが下がり…どうしたのか尋ねると、「狸がエプロンをしていないから、休みだよ…」と言うのです。
いやいや、車も停まっているし、お店の前には暖簾も出ているし、やっているよと、ドアを開けると、お店の中は大盛況でした。
店内入って右側には囲炉裏風の掘席(4人掛)になっています。正面はカウンター2席、左側には、4人掛けテーブル、2人掛円卓、2人掛カウンターになっていました。
「2名ですが、良いですか?」と尋ねると、オーナーさんが円卓席に案内してくれました(私達で店内の席は満席になりました)。
メニューを持って来て下さったオーナーさんに「今は狸にエプロンをさせないの?」と尋ねた母に「母がいると思って来て下さった方を驚かせてしまうので」と笑いながら話してくれました。以前は現オーナーさんのお母様がお店をやっていて、お店がOPENしている目印に狸にエプロンをかけていた…という事らしいです。やっと謎が解けました。
甘味だけなのかと思っていましたが、水曜木曜は『昔ながらのナポリタン(¥900)』金曜土曜日曜は『卵サラダサンドイッチ(¥800)』(いずれも数量限定・サラダ+スープ付)とフードメニューもあるそうです。
美味しいあんは初代店主さんから現オーナーさんが受け継いでいるそうで、北海道産の特選豊祝を使い自家製なんだそう。中でも『切り餅ぜんざい(¥600)』は人気メニューで、辺りを見渡すとほとんどの方が『切り餅ぜんざい』を堪能していました。
私も!と言いたいところですが、あえて違うメニューを選びます。今回は遅い昼食を食べたばかりだったので、私は『甘酒ヨーグルトシェイク(¥600)』母は『あんこのミルクシェイク(¥600)』を注文しました。
『あんこのミルクシェイク』はほのかに抹茶の香りがします。甘すぎない上品な味!(母のインプレッションです)。
『甘酒ヨーグルトシェイク』は無添加、ノンアルコールで、しかも砂糖を使っていないそうです。
飲む点滴とも言われる甘酒は、夏バテに効果があると聞きますが、夏にまったりとした甘酒を飲むのはちょっと…と思っていました。
しかし、一口飲むと甘酒のほのかな甘みとヨーグルトの酸味がマッチして、さっぱりとした口当たり!こんなさっぱりと飲める甘酒なら、暑い日でもおいしく飲めます。
推し以外のメニューでこれだけ満足できるという事は…『切り餅ぜんざい』はかなり期待できそう!
どれもこれも歴史を感じるものばかりの空間に、どこかで聞いたことのある音楽が、1秒1秒刻む時計の音を、少しだけゆっくりにしてくれているような…自分の中に流れる時がmadoiの中の時と同調しているような…そんな心地良い錯覚に浸りながら、穏やかな時間を満喫しました。
古民家café madoi ~円居茶屋~
住所:富士宮市野中967-1
TEL:0544-25-0018
営業時間:11:00~17:00
定休日:月曜日・火曜日