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【注意喚起】冬キャンプを安全に楽しむ|低体温症と一酸化炭素中毒の予防と対策

ポロンノCampキャンプ系YouTuber

冬キャンプには、静寂に包まれた雪景色や澄み切った星空など、夏には味わえない特別な魅力があります。

しかし、その美しさの陰には危険が潜んでいます。

「暖房器具は必要だけど、一酸化炭素中毒が怖い...」

「寒さ対策をしているつもりでも、夜中に凍えることがある...」

そんな不安を抱える方も多いのではないでしょうか。

これらの不安を解消するため、私の経験をお伝えしたいと思います。

この記事を読めば、あなたは:

・一酸化炭素中毒の症状と予防法

・低体温症の進行と対策

・火災リスクの回避方法

・安全な暖房器具の選択方法

が分かるようになります。

はじめまして!ポロンノゆるっとキャンプ塾です。

北海道を拠点に活動するアウトドアクリエイターとして、極寒の地で培った10年以上の経験と、累計200万円以上のギア投資から得た知見を、実践的なキャンプライフ情報としてお届けしています。

それでは早速行きましょう!

▼石油ストーブを使用した際の一酸化炭素の数値も知れる動画はこちら

一酸化炭素中毒を防ぐ 〜見逃せない症状と対策〜

一酸化炭素中毒は、最も警戒すべき危険の一つです。無色・無臭で感知が難しく、症状が風邪や疲労と似ているため、見過ごされやすい特徴があります。

症状の進行と危険性

初期症状(すぐに対処が必要)

・頭痛 ・吐き気・めまい ・疲労感の増大 ・息切れ・動悸

重症化した場合(危険な状態)

・意識障害 ・判断力の低下 ・歩行困難 ・呼吸困難 ・失神

必須の安全対策

1. 一酸化炭素警報器の設置

警報器は必ず就寝位置の近く、呼吸する高さに設置します。

価格は3000円程度からですが、命を守る投資として必須です。

2. 適切な換気

テント内で暖房器具を使用する場合、30分に1回、5分程度の換気が必要です。

3. 就寝時の暖房停止

どんなに寒くても、就寝時は燃焼系の暖房器具を必ず停止します。

代わりに電気毛布やカイロなど、安全な保温手段を活用しましょう。

低体温症の予防と対策

低体温症は体温が35度以下に低下する危険な状態です。

特に注意が必要なのは、体温低下に伴い判断力も低下するため、自分で危険な状態だと認識できなくなる点です。

低体温症の症状と進行

軽度(35-36度)

・震え ・手足の冷え ・動きの鈍さ ・判断力の低下 ・会話の減少

中度(32-35度)

・震えが止まる(危険信号) ・発語困難 ・歩行困難 ・意識障害の始まり

重度(32度以下)

・意識喪失 ・呼吸・心拍の低下 ・死の危険

確実な防寒対策

1. 防寒着の選択と着用

・ベースレイヤー:吸湿速乾性の化繊素材(綿は避ける)

・ミドルレイヤー:フリースや化繊中綿で保温

・アウターレイヤー:防風防水機能付きシェル

・手足の保温:マイナス15度対応の防寒グローブ・ブーツ

・首元:防寒ネックウォーマー(体温の逃げやすい部分)

2. 就寝環境の整備

・コンフォート温度マイナス20度以上の冬用シュラフ

・R値5.0以上の断熱マット

・防寒帽子の着用

3. 安全な電気式暖房器具

・電気毛布(消費電力:50-80W)

・ホットカーペット(80-140W)

・USBブランケット(5-10W)

必要な電力容量:

・終夜使用:500Wh以上

・夕方から就寝まで:300Wh程度

緊急時の対応手順

一酸化炭素中毒の疑いがある場合

  • 直ちにテントを開放
  • 新鮮な空気の確保
  • 救急車の要請(躊躇わない)
  • 意識がある場合は深呼吸を促す
  • 意識不明の場合は救急隊到着まで気道確保

低体温症が疑われる場合

  • 濡れた衣類の即時交換
  • 暖かい飲み物の摂取(アルコールは厳禁)
  • 車内やキャンプ場施設への避難
  • 緩やかな復温(急激な加熱は危険)
  • 意識障害がある場合は救急要請

火災発生時の対応

  • 直ちに消火活動を開始
  • 消火が困難な場合は避難を優先
  • 119番通報

冬キャンプの魅力を安全に楽しむためには、これらの危険信号を見逃さないことが重要です。

特に一酸化炭素中毒と低体温症は、初期症状の段階で対処することが命を守るポイントとなります。

症状に気づいたら、迷わず安全な場所への避難を優先してください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

安全対策をしっかり整えて、素敵な冬キャンプをお楽しみください。

▼関連動画(各々、一酸化炭素の数値も知ることができます)

ポロンノゆるっとキャンプ塾

キャンプ系YouTuber

はじめまして!ポロンノゆるっとキャンプ塾(YouTube1900人登録)です。北海道を拠点に活動するアウトドアクリエイターとして、極寒の地で培った10年以上の経験と、累計200万円以上のギア投資から得た知見を、実践的なキャンプライフ情報としてお届けしています。

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