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【鹿児島市】鹿児島民が愛する「ぢゃんぼ餅」を約150年作り続けている平田屋の話

僕氏@カゴシマニアックス管理人Webメディアクリエイター(鹿児島市)

どうも、僕です。

鹿児島市は磯にある、ぢゃんぼ餅の平田屋さん。
創業明治7年、150年近い歴史のあるお店です。
今回はこちらのお店をご紹介します。

鹿児島民が愛する「ぢゃんぼ餅」を焼き続ける平田屋
鹿児島民が愛する「ぢゃんぼ餅」を焼き続ける平田屋

店内には、数多くのサインが並んでいます。
鹿児島出身の有名人を中心に、タレントや政治家が訪れた記憶を感じることができます。
そして、お店に入ってすぐのところにオーセンティックなコーラの自販機も。

なかなか見かけないコーラの自販機
なかなか見かけないコーラの自販機

席につくと、鹿児島のシンボル桜島が眼前に。
のんびりお茶と餅を食べながら過ごすのもよいですね。
目の前には磯海水浴場があり、「子供の頃は海で遊んでぢゃんぼ餅を食べるのが恒例行事だった」という方も多いようです。

桜島がよく見える
桜島がよく見える

二本の串が刺さった餅に甘い醤油タレがかかっている「ぢゃんぼ餅」。
10本600円、見た瞬間は「こんなに食べられないかも」と思いますが、食べ始めるとペロリといけます。
美味いんだなこれが。

10本くらいペロリいけてしまう
10本くらいペロリいけてしまう

平田屋さんのぢゃんぼ餅に使われている竹串は、竹をお店で切り分けています。
竹を切るのは5代目平田勝彦氏の役目。

平田屋の竹串はお手製
平田屋の竹串はお手製

僕が「勝彦氏!ストⅡしようぜ!」と誘うと、「今日は竹を切らなければならない」と断られることもあります。
150年近くも続く家業を継ぐ重みを感じます。

竹を切る平田屋5代目
竹を切る平田屋5代目

長い歴史を持つ平田屋さん。
現在は甘いしょうゆタレですが、昔はみそダレだったそう。
磯でボートの練習をしていた旧制七高(現在の鹿児島大学)の学生が「これからはしょうゆタレが熱い」というアドバイスをして、しょうゆタレになったそう。
現在も「デカければ売れるのでは」というアドバイスを実践したりしています。
こういう素直さが長きにわたってお店を続けられる秘訣なのかもしれません。

デカいぢゃんぼ餅を作る平田屋5代目
デカいぢゃんぼ餅を作る平田屋5代目

最近は、イベント会場でもぢゃんぼ餅を食べる機会があります。
J3鹿児島ユナイテッドFCのホームゲーム会場でも、スタジアムグルメとしていただくことができます。

サッカー試合会場で店を出しているようす
サッカー試合会場で店を出しているようす

鹿児島の味ということで、県外からくるサポーターさんからも好評。
ありそうでなかなかない、唯一無二の味わいと言えるでしょう。
鹿児島の味であります。

県外のサッカークラブサポーターからも人気のぢゃんぼ餅
県外のサッカークラブサポーターからも人気のぢゃんぼ餅

さらにさらに、2021年には冷凍のぢゃんぼ餅も販売開始。
お店で作ったものを急速冷凍しているので、お店で食べられる味に限りなく近いと人気が出ています。
お店をしながら作っているので、数量も限定。
平田屋のSNSなどをチェックしてタイミングを図って買いましょう。

販売するごとに即完売の冷凍ぢゃんぼ餅
販売するごとに即完売の冷凍ぢゃんぼ餅

鹿児島を代表する銘菓のひとつ「ぢゃんぼ餅」。
平田屋さんだけでなく、鹿児島市内を中心に色んなお店で食べることができます。

その中でもトップクラスの歴史を持つ平田屋。

ぜひ食べてみていただきたいものです。

そいじゃあまた!

【お店情報】
ぢゃんぼ餅 平田屋
場所:鹿児島県鹿児島市吉野町9673
営業時間:9:30~18:00
定休日:木曜日
席数:座敷・テーブル 最大100席
駐車場:あり 最大12台
電話:099-247-3354
お店ホームページ
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Webメディアクリエイター(鹿児島市)

鹿児島の話題・グルメ・イベント情報などを紹介しているWebメディア「カゴシマニアックス」の管理人。毎日鹿児島を歩き回って美味しいもの、楽しいことを探し求める人生を送っています。MBCラジオ「青だよ!たくちゃん」のコメンテーターもやっています。鹿児島で楽しく過ごすための情報を日々お伝えしています!

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