九州の熊本県でよく食べられているラーメンと言えば、熊本ラーメンです。豚骨や鶏ガラベースのスープは博多ラーメンと同じですが、継ぎ足しのないスープは他の九州ラーメンと違い、悪が少なく、コクがありながらすっきりした味わいです。そして一番の特徴はニンニクを揚げた油を使った黒マー油といわれています。

そんな熊本ラーメンをインスタントラーメンとして忠実に再現したのが、五木食品が販売している「熊本もっこすラーメン」です。時々、スーパーで見かけますが大体1人前120円前後で販売しています。Amazonなどの口コミをみると、インスタントラーメンの中で一番おいしいと評価が高いですね。早速、気になったので購入してみることにしました。

もっこすとは意地っ張り、頑固者という意味の熊本県の方言のようです。余談にはなりますが、神戸のソウルフードである「もっこすラーメン」も熊本県出身の主人が「頑固者」にちなんだとのこと。

スープには畜肉エキス・しょうゆ・野菜エキスなどが使われています。

作り方は普通のインスタントラーメンとほとんど一緒。鍋にスープを入れていいタイプです。

1人前（123g）当たり407kcal。炭水化物は64.6gで食塩相当量は6.3g（めん2.2g、スープ4.1g）。

麺は棒状の細麺です。ソーメンの麺みたいな見た目ですね。

スープは液体スープのみ。こちらのスープは入れる前に温めることも推奨されています。

完成品はこちら。黒マー油から香る、焦がしニンニクが食欲を誘いますね。滅茶苦茶美味しそう。ちなみに具材はこちらで用意しました。

まずはスープから。ニンニクの味がガツンと鼻を抜けていき、豚骨のコクがしっかり感じられます。滅茶苦茶美味しいですね。少し、塩味が強く味が濃い目ですが、出汁の強さが非常に強調されています。インスタントラーメン最高峰という口コミは伊達ではありません。マー油の量は多いですが、後味がすっきりしているところも好みでした。

ノンフライの細麺はコシがあり、ストレートの食感がスープとよく合っています。麺もお店で出ていてもおかしくないレベルですね。スープとの絡みも最高で非常に満足できる味わいでした。

麺とスープ両方ともハイレベルです。お店で出てきても気が付かなそうな出来前です。非常に美味しいラーメンでした。ごちそうさまでした。