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【鎌ケ谷市】西部小学校6年生が、9つの職業の方のお話を直接伺うキャリア教育の授業が開催されました。

ajisai地域ニュースサイト号外NETライター(鎌ケ谷市・白井市)

鎌ケ谷市立西部小学校で6年生80名がキャリア教育の一つとして、異なるジャンルの9組の職業の説明を聞いたり、体験したりする授業が開催されることを地域支援コーディネーターの方より、教えていただき、一緒に話を伺い、撮影をさせていただきました。撮影にご協力いただいた西部小学校の皆様、講師の先生方、ありがとうございます。

鎌ケ谷市西部小学校では、2019年頃までは、両親の職場などでの職場体験を実施していたそうなのですが、コロナ禍以降行動が制限され、難しくなってしまった背景を受け、地域支援コーディネーターの方が橋渡し役となり、2021年から外部の方を招いてのキャリア教育の機会を開催されています。

当日は、警察署、消防署、自衛隊、JRA競馬学校、米屋、新京成電鉄、ファイターズ鎌ケ谷スタジアム広報、野球練習用品販売会社、下水道工事と幅広い職種の方が、お見えになられていました。

児童らは、グループに分かれ就職説明会のように、設けられた各ブースで、20分間ずつ説明を聞いたり、質問をしたり、普段目にすることのない電車の運行などの資料も真剣に見ながら、話を聞く様子が見られました。

くぬぎ山消防署のブースでは、防火衣、呼吸器を着用して、この日は1本だけでしたが、実際の現場では1つ8キロあるホースを2本持ちながら、全力で走ることなどが説明されました。実際の火事の現場で着用された防火衣は洗濯をしても、火事の匂いは取れないそうです。

質問のコーナーでは、「休みの日は何をしていますか?」の質問も。「火事や救助の現場で重い装備品を付けて道具を運んだり、人を担いで救助するためにも、日頃から健康に気をつけて、身体を鍛えたりしています。」と休日もストイックに取り組まれていることがわかりました。

警察署のブースでは、実際に交番勤務の皆さんが着用されている鉄の板が入った装備を着用する姿も見られました。

「近ごろは、警察官のふりをして、偽の警察手帳を見せる怪しい人もいるけど、本物の警察手帳には、偽物にはできない工夫がされているんですよ」となかなか普段は見ることのできない本物の警察手帳に児童たちも真剣に見入っていました。

JRA競馬学校のブースでは、「馬の体重は何キロ位でしょう?」という質問に、「70キロぐらい?」などと皆さん思い思いの数字を応えていましたが、実際は500キロ位ということで、驚く様子も見受けられました。

獣医師は、どうしても話すことのできない動物を治療するため、身体が大きい馬の治療をする際には、獣医師もケガをしないよう耳の様子で馬の機嫌を見ながら、近づくそうです。点滴の針など治療に使う道具の紹介もありました。

獣医師としてのやりがいは、治療した馬が元気になること、そしてもう一度レースに出て走ってくれること、とお話されていました。楽しいことも悩むこともあるけれど、好きなことや自分が興味があることを、自分で考えて調べて仲間と相談することを大切に。と優しく語り掛けられました。

お米屋さんのブースでは、こちらの資料が入っている袋はお米から出来ているとの紹介に、「食べられますか?」とすぐ質問が飛んでいました。袋は残念ながら食べられないそうです。

普段、食べているお茶碗一杯は何粒のお米が入っているかについても紹介されました。一人一人に一粒の種もみが配られ、「この種もみを今、食べてしまうとなくなるけど、大切に一年育てるとお茶碗一杯分、約3600粒のお米がとれるんだよ」との説明がありました。

種もみを、もみ殻と玄米に分けようと小さなお米一粒を大切に扱う姿も見られました。

野球練習用品の説明では、野球のバッティングの練習が室内などでも手軽にできるとしてすでに人気だったスピードシャトルマシンに寄せられた、マシンの中でシャトルが詰まってしまうという問題について、どのように対処したのかを実際に、機械を動かしながら説明されました。

お客様から寄せられた意見を大切に、社内ですぐ会議をし、改善できることが強みと普段の会社での会議の様子なども紹介されました。

実際にシャトルを飛ばしてキャッチする様子もとても楽しそうでした。

野球練習用品を400種類も揃えるということで、修理やアフターサービスを充実させて、お客様に向き合うことが大変だけどやりがいのある仕事ですとお話されていました。失敗を恐れず、様々なことにチャレンジしてください! と熱いメッセージも送られていました。

どのブースでも、クロームブックを持参し、細かくメモする様子も見られました。

下水道の工事についての説明を聞く児童らは、設置の際、全箇所を掘るのではなく、出口と入口から掘り進める工事についての説明を聞き、危険と隣り合わせの説明が強く印象に残ったのか、クロームブックにメタンガスとメモする姿が多く見られました。

北海道日本ハムファイターズ鎌ケ谷スタジアム(以下、鎌スタ)のブースでは、鎌スタ内でのお仕事について、お客さんなどの目に触れる仕事以外にもたくさんの仕事があることが紹介されました。

鎌スタで試合の日に、マイクパフォーマンスで会場を盛り上げるDJチャスも実は、普段は広報をされており、試合の日にみんなを盛り上げたいという思いで鎌スタにゆかりのある大谷翔平選手同様、二刀流でお仕事をされていることも紹介されました。

様々な職業が増え、将来の職業を決めることが難しい現代ですが、警察署の方の自己紹介の中で、皆さんと同じぐらいの年頃から警察官になりたくて、警察官になることができました、白バイ隊員になるのが夢です、とお仕事を始められてからも次の夢を追い求められる姿がとても印象的でした。市内の小中学校でも様々な形態でキャリア教育の授業が行われています。

鎌ケ谷市立西部小学校
住所:千葉県鎌ヶ谷市初富110番地

地域ニュースサイト号外NETライター(鎌ケ谷市・白井市)

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