災害時に特に困るトイレ問題。水や食料と同じく大切な問題です。

断水してしまいトイレが流せない、汚水が逆流して使用できないなど災害時はトイレが使えなくなることも考えられます。

そんな時のために、段ボールでも作れる簡易トイレを実際に作ってみました。作ってみると意外に簡単に非常トイレを作ることができました。

少ない材料で作れる非常用トイレ

準備物

段ボールがなければ、バケツやゴミ箱などでも代用できます。新聞紙以外にもキッチンペーパーやネコ砂なども役立ちます。

作り方

1. 段ボールの便座となる部分に穴を開ける
2. ビニール袋を1枚かぶせる
3. さらに上からもう1枚ビニール袋を重ねる
4. やぶいた新聞紙を入れる

これで簡易トイレは完成です。想像よりも簡単に作れました。

段ボールですが意外にしっかりしているので、勢いよく座らなければつぶれずに使えました。

ビニール袋の中に入れた新聞紙は、凝固剤があればそちらを使用します。他にもペットシーツやおむつなど吸水性のあるもので代用できます。

断水のみで自宅のトイレが使える場合は、同じ手順で便器にビニール袋をかぶせて使用できます。

自宅トイレを非常トイレとして使う場合

自宅以外で使用する場合は、トイレのまわりの目隠しも一緒に考えておきたいところ。

大きめの段ボールがある場合は、パーテーションのように使うこともできます。なるべく災害時でもプライバシーをきちんと確保できると安心です。

ごみ収集ができるようになったら自治体に合わせて廃棄

非常用トイレ使用後は自治体の指示に従いきちんと処理します。

その都度、ビニール袋をしっかりと結んでニオイなどがもれないように工夫する必要があります。

段ボールだけでなく、バケツなどでも簡易トイレは作ることができるので、災害時に慌てないように1度自宅で作ってみるのもおすすめです。

災害時は断水が長く続く場合もあるので、日頃からビニール袋などを多めに用意しておくと安心です。