【保育士が見てきた】敏感な子どもの3つの特徴
子育てに奮闘中の全国のママさん、今日も子育てお疲れ様です。
保育士歴19年目、ママさんの子育てがちょっぴり楽になる方法を発信をしているちあき先生です。
たくさんの子どもたちと関わっている中で“敏感なタイプの子〟と出会うことがあります。
そんな敏感な子のママさんから「うちの子、なかなか積極的に行動できなくて、、」という相談をいただいたりしますが、敏感な子には〝積極性のある子にはない素敵なところ〟がたくさんあります。
今日は「敏感な子どもの3つの特徴」についてお伝えします。
敏感な子どもの3つの特徴
1、周りを察する力に長けている
2、感受性が強い
3、行動するのに時間がかかる
1、周りを察する力に長けている
敏感な子どもは、人の表情や周りの状況を察する力に長けています。
そのため例えば、お友達が先生に叱られているという状況があった時にもその状況を見て「まるで自分も叱られているように感じて、落ち込んでしまう」ということが起きたりします。
また、大勢の人の前で発言したり、披露することも苦手だと感じてしまう子もいます。
しかし、察する力に長けているからこそ、優しさにも長けています。
人の気持ちがわかるので、相手がしてほしいことがナチュラルにわかってしまうのです。
クラスの中では明朗快活なひょうきんなタイプではないかもしれませんが、周りが気づかないことを見ていたり気づいてくれたりして、先生側からみてもとても頼りにできる存在でもあります。
2、感受性が強い
感受性が強いため、音やにおいに敏感です。
人の表情や声にも敏感なため、無意識のうちに先生とお友達の表情を汲みとって心理状態に良くも悪くも共感してしまうので「疲れやすい」という特徴があります。
人混みなどに行くとどっと疲れが出てしまうことがあるため、静かな場所へ行ったり、定期的にゆっくりと休ませてあげると良いです。
感受性が強いからこそ、ゆったりとした雰囲気の中で、その子の世界に浸らせてあげながら、心をリセットさせる時間が大切になります。
3、行動するのに時間がかかる
敏感な子どもは、観察力に長けているからので“こうなったらこうなる〟その後の動向をイメージできてしまいます。
だからこそ、どんどん積極的に行動するのではなく、どうしても石橋を叩いて渡るという慎重派になりがちです。そのため、行動するのに時間がかかるということがあります。
しかし、スタートには時間がかかるけれど、一度進み出したら最後までやり続けられる気長さと几帳面さも待ち合わせているので、その子のペースで進めてあげる環境づくりが1番の得策です。
敏感な子には安心感とアウトプットの場を与える
敏感な子は、悲しみや怒りに関して人よりも何倍も強く感じてしまいます。そのため、自分の気持ちを心の中に秘めてしまいがち。
だからこそ、敏感な子には安心できる場とその子の気持ちを表現できる場を与えてあげるといいでしょう。
敏感な子どもは、保育園や幼稚園では人一倍、気を張っています。そのためご家庭では、ワガママになったり「ママ食べさせて〜着替えさせて〜」と甘えてくることも多いと思います。
“自分でできるのに何でそんな甘えてくるの⁇〟と思うかもしれませんが、さきほどもお伝えしたとおり、人一倍、脳みそを使って気を張っているからです。
そんなわがままも受け入れてあげながらも、会話をしながら気持ちをアウトプットする時間を設けてあげると良いです。
絵が得意なタイプの子も多いので、絵を描かせてあげるのも良いです。絵を描いていく中で“何を見て、何を感じているのか?〟その子との会話のネタが見つかるかもしれません。
まとめ
今回は「敏感な子どもの3つの特徴」についてお伝えしました。
敏感な子は受け入れ認めてあげることで、安心感につながりとても大きく飛躍します。
安心感があることでその子の優しくて繊細な部分が活きてくるのです。そこに気づいてあげるのが私たち大人の役割になってきます。
過敏さも才能。そこをぜひ最大に伸ばしてあげたいですね。
今日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。