モノに囲まれていると本当に幸せになれるの?
昔の私は、片付けられない人間でした。家の中には常にモノで溢れ、沢山のモノに囲まれて生活していました。その頃の私の考え方はこうです。
「モノはあればあるほど便利だし、幸せになれるはず!」
便利グッズを買い集めれば家事が時短できる。
洋服やタオルなどの日用品は、予備がたくさんないと不安。
100均に行けば安いし、欲しいモノ以外も「いつか使うかも」とどんどん買い込む。
そんな風に、どんどんモノを増やしていった結果、家の中はすっかりモノで溢れてしまいました。一見すると、モノに囲まれて幸せそうな生活に見えたかもしれません。でも、実際はどうだったでしょうか?
モノが多い=幸せ?いや、そうじゃない!
しかし、実際の私はと言うと、全く幸せとは感じられませんでした。それどころか、むしろストレスを感じる日々。なぜなら、モノが多すぎることで逆に不便なことが増えていたからです。
例えば、こんな状況に悩まされていました:
• 便利グッズをたくさん持っているはずなのに…
必要なときにどこにしまったかわからない、そもそも存在を忘れている。結局、持っている便利グッズが全く役に立たない。
• 洋服やリネン類がたくさんあるはずなのに…
クローゼットにぎゅうぎゅうに詰まっているせいで、毎朝「今日何を着ればいいの?」と迷い続ける。量は多いのに、本当に着たい服が見つからない。
• 100均で買ったモノたちが…
購入後そのまま袋に入れっぱなしで放置され、存在自体を忘れてしまう。気が付けば使わないままのモノで押入れがいっぱいに。
「モノが多いほうが便利で幸せ」と思い込んでいた私ですが、実際はその逆。モノが多いことで生活がごちゃごちゃし、かえって不便でストレスフルな毎日を送っていたのです…
大切なのはモノの量ではなく“質”
そんな日々を送る中で気付いたのは、「モノの量ではなく、質が大切だ」ということ!整理収納を学ぶことで、モノとの付き合い方を少しずつ見直していきました。
モノがたくさんあることが幸せなのではなく、本当に必要で自分が大切にできるモノに囲まれていることが幸せなのだと実感したのです。
それ以来、私は次のようなことを心掛けるようになりました:
1. モノを吟味する
新しいモノを買う前に、「本当に必要か」「大切にできるか」をじっくり考えるようになりました。衝動買いはできるだけ控え、買う前に少し時間を置いて再確認します。
2. 手放す勇気を持つ
すでに持っているモノの中から、「使っていない」「気に入っていない」ものを見つけたら感謝をして手放します。自分にとって必要なモノだけを残すように意識しました。
3. “見える収納”で把握する
持っているモノが一目でわかる収納を意識するようになりました。これにより、モノを無駄に買うことが減り、必要なときにすぐ取り出せるようになりました。
モノを見直して得られる幸せ
今では、モノに埋もれていた頃と比べて、ずっと心地よく幸せな暮らしを送れています。本当に必要なモノだけに囲まれることで、空間にも心にも余裕が生まれました。
例えば、洋服が少なくても毎朝スムーズにコーディネートが決まるようになり、時間も節約。キッチンでは便利グッズがすぐ見つかり、家事が効率的に進むようになりました。
「モノがたくさんある=便利で幸せ」と信じていた頃の私に、今なら「モノの量よりも、質にこだわることが幸せな暮らしへの近道だよ」と伝えてあげたいと思います。
あなたもモノの“質”を見直してみませんか?
もし今、モノに囲まれているけれど何となくストレスを感じているなら、まずは自分にとって本当に必要なモノを見極めてみましょう。モノを減らすことは決して不便になることではありません。それは、あなたの生活をより快適で幸せにするための一歩です。
「たくさんのモノに囲まれるより、自分が本当に大切にできるモノに囲まれる暮らしを」。
そのことに気付いてから、私は毎日が少しずつ心地よく変わっていきました。
あなたもぜひ、モノの量ではなく“質”を意識して、幸せな暮らしを手に入れてみてくださいね!