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【夏休み特別企画】消しゴムの始まりはどこの国?起源を知って文房具を大切に使おう!

猪口フミヒロ文房具ブロガー&ライター

答えはイギリスです。

先日、「【夏休み特別企画】鉛筆の始まりはどこの国?起源を知って文房具を大切に使おう!」という企画ブログを書いて、好評でした。ありがとうございます。鉛筆ときたら、消しゴムを書かないわけにはいかないですよね?

というわけで、今回は消しゴムについて書かせていただきます。

僕は昔はパンで消していたと聞いたことがあるので、フランスではないかと思ってました。そして、もしかしたら天然ゴムが豊富に採れる国、タイ、インドネシア、ベトナム、そのあたりの国である可能性もあるなぁと思ってました。

結局、鉛筆が生まれた国イギリスですか!今日はこの消しゴム発祥についての解説をしていきましょう。みなさん、お付合いくださいね。

18世紀のイギリスで誕生しました

中学生の頃に読んだ海外の短編集で、いつも売れ残りのパンを買っていく男の人にサービスでバターを塗ってあげたら、実はその人は画家で書き上げている最中の絵が台無しになってしまったという話がありました。この短編を僕は鮮烈に覚えています。

この時代には消しゴムがなかったのか。消しゴムがあったら、こんなことは起こらなかったのに。この有名なヘンリーの短編集を読んだ人は誰もが思ったでしょうね。しかしながら、パンで鉛筆で描いたもの消すことが出来るのだろうか?ちょっと疑問でした。

実際に鉛筆で書いた字をパンで消してみましたが、全然消えません。どうしてかな?

そんな時代を経て、1770年イギリスの化学者プリーストーリーが、天然ゴムで鉛筆の字を消せることを発見しました。この化学者は酸素を発見したことで有名なのですが、こんな地味なことも研究していたのです。さすが、偉業を残す人間は違いますね。

まず、消しゴムは18世紀のイギリスで誕生したのです。

大評判になった消しゴムは、世界へ

天然ゴムで鉛筆の字が消せることが発見された2年後。イギリスのロンドンで世界最初の「消しゴム」が発売されました。現代の僕たちも大好きなこの文房具は大反響を呼び、売れに売れたそうです。まあ、当然のことですよね。

この「消しゴム」は、イギリスからフランスに渡り、欧州全土、そして世界へと広がっていきました。日本に本格的に入ってきたのは、明治時代になってからです。明治政府により義務教育が開始され、文房具が必要になりました。

この当時は海外輸入品に頼っていた日本の消しゴムですが、現代製造販売されているモノは世界一の品質と性能と言い切っていいと思います。このような選択肢が広がった「消しゴム」じっくり自分に合ったモノを選んで使ってください。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。

よろしかったら、僕のメインブログ『本と文房具とスグレモノ』も読んでくださいね。文房具情報満載です。毎日、朝6時に更新です。

文房具ブロガー&ライター

文房具ブログを2009年から毎日書き続けています。文房具に関することなら何でもお任せください。東海地区を中心に活動を展開。文房具朝食会@名古屋というコミュニティーを主催。『文房具屋さん大賞』特別コメンテーター。文房具を通じて便利さと幸せを感じてもらいたいです。

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