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【日野市】新作はほうじ茶モンブラン◇ケーキ・フォカッチャのフォルトゥーナが4周年。魅力とその歩みとは

ひのさんぽ地域ニュースサイト号外NETライター(日野市)
(画像提供:2024秋新作のチーズケーキバーは「ほうじ茶モンブラン」)

こんにちは♪ 東京都の"ど"真ん中で日野愛を叫ぶ、地域ライターのひのさんぽです(^^)

月一でお届けしている【祝☆ひので迎える周年祭 〜歴史と魅力を再発掘〜】シリーズ。今回は、2024年9月に4周年を迎えた「フォルトゥーナ」を取材しました!

日野駅近くの自宅横に小さな工房を構えるフォルトゥーナでは、手作りフォカッチャやオリジナルチーズケーキバー、オーダーのホールケーキを販売しています。

4周年を機にスタートした新作の「ほうじ茶モンブラン」は、濃厚なチーズケーキに練り込まれたほうじ茶の豊かな香りが口の中から鼻に抜け、甘さ控えめの栗のと相性も◎

今回は、「フォルトゥーナ」のオーナー、たかこさんにインタビューし、愛される魅力の裏側と4年の歩みを振り返ります!

フォルトゥーナ」ってどんなお店?

フォルトゥーナのたかこさん
フォルトゥーナのたかこさん

fortunaはイタリア語で「幸運」という意味。2020年9月、自宅の脇に建てた小さな工房からスタートした「fortuna(フォルトゥーナ)」は、料理が好きで調理師免許も持っていたというたかこさんの長年の夢でもありました。

ペンキ塗りなどはご自身で挑戦!
ペンキ塗りなどはご自身で挑戦!

ママさん達の集まりで料理を作ったり、自宅での料理教室、お弁当やケータリングなど「食」に携わっていたたかこさん。本格的に自分の店を持つという夢を実現したのは「やりたいことをやらず、後悔したくない!」という強い思いがあったから。

コロナ禍にも関わらず、思い切って自宅脇でテイクアウト専門の小さな営業を始めました。

フォカッチャ
フォカッチャ

基本的な営業日は月・水・土の11時から。北海道の「十勝ゆめぶれんど」を使用し、国産小麦特有のもっちり感と豊かな風味のあるフォカッチャと、一つづつおしゃれにラッピングされているチーズケーキバーのお店です。定番メニューの他、季節限定のものもあるので、公式Instagramをチェックしましょう!

オリジナルのオーダーケーキも事前予約をすれば可能ですよ。

チーズケーキバー
チーズケーキバー

個包装されたチーズケーキバーは、そのまま「パクっ」と食べることもできるので、天気の良い日に公園のベンチでカジュアルに楽しむこともできます。お家でいただくときはケーキ皿に出して、お好きなドリンクとあわせてゆっくりとどうぞ♪

「食が体を作る。」毎日の家庭の味を大切に

実は、たかこさんのご主人は、地元の大手企業の実業団でアスリートとして活躍されていたのだとか。現在は現役を離れられたそうですが、体に良い発酵食品や薬膳などを取り入れ、バランスの取れた食事を作り続けてきたそうです。

(画像提供:季節限定のアボカドクリームをつかったフォカッチャサンド)
(画像提供:季節限定のアボカドクリームをつかったフォカッチャサンド)

「食べ物が体を作るという意識が強くあります。食事は”美味しい”や”楽しい”はもちろんですが、できるだけ体に良い素材を使用して、健康でいられるようにと考えて作っています。」とアスリートを支えてきた言葉には重みがあります。

グルテンフリーの米粉フォカッチャも、「体によいものを」と考えるたかこさんの挑戦から実現しました。

米粉フォカッチャ
米粉フォカッチャ

「お友達のお母さんが体調不良で食欲のない時期があって。その時に米粉で作ったシフォンを届けたら、美味しいと言って食べてくれたんです。」と米粉のエピソードもお話しされていました。

「米粉フォカッチャ」は、通常だと強力粉を使うフォカッチャを、グルテンフリーの米粉で作ったもの。米粉を使うと思うように仕上がらず、2年もの長い期間試行錯誤を繰り返し完成させたのだとか。マッシュポテトを生地に練り込むことでふっくらもっちもちの食感を実現させました。

(画像提供:ティラミスチーズバーのメニューPOP)
(画像提供:ティラミスチーズバーのメニューPOP)

イタリアに2ヶ月間短期留学をして、マンマ(お母さん)の家庭料理を学んだ経験も今につながっています。イタリア料理に惚れ込み、イタリアの家庭料理を学びたかったというたかこさん。結婚してお子さんが生まれる前、ご主人が背中を押してくれたこともあり、思い切って挑戦したのだとか。

「シェフからイタリアンの基本を学んだ後、いくつかの家庭にホームステイをして、そこのお家のマンマ(お母さん)から学ぶんです。家庭ごとに作り方や材料、味も違うのが面白くて。」と、毎日食べる家庭の味を大切にされていることが感じ取れますよね。

お友だちの支えと地域とのつながり

長年のママ友がスタッフ。販売やPOP作りを担当、新メニューの考案の良きパートナー
長年のママ友がスタッフ。販売やPOP作りを担当、新メニューの考案の良きパートナー

フォルトゥーナの魅力を語るうえでもう一つ欠かせないのは、地域とのつながりやお友だちの支えではないでしょうか。

お子さんの幼稚園時代からのママ友が、オープン当初からスタッフとしてお店を手伝ってくれています。「昔からの友人なのでとても心強い」というたかこさんに対し、「たかちゃんの人柄に、周りにいる人が勝手に応援したくなるんですよ。」というお友だち。素敵な間柄ですよね。

(画像提供:お友だちから送られた誕生日を祝うイラスト)
(画像提供:お友だちから送られた誕生日を祝うイラスト)

2年前に初めてハロウィンのイベントに参加をしたことをきっかけに、地域の飲食店とも積極的にコラボし、地元のイベントやお祭りにも参加しています。

「お声がけいただくことも増え、地元で頑張っている皆さんと一緒にこのまちを盛り上げていくこともモチベーションになっています。」と、地域との深いつながりも垣間見えました。

バトンは次の世代へ

イタリアのマンマから受け継いだ味に、家族や友人を思い作り続けてきた食事。それらをベースに体に良いものを作り、地域の仲間と共に頑張る。そんな姿を間近で見ていた娘さんも、新たな挑戦をスタートしています。

(画像提供:ホーミーズのオープン記念に作ったというケーキ)
(画像提供:ホーミーズのオープン記念に作ったというケーキ)

娘さんもまた、お友だちと一緒に、西八王子でカフェ「Homies(ホーミーズ)」をオープンさせたのです。「私から何か言ったわけではないのですが。」と、自然と同じ道へ進んだ娘さんのことを笑顔でお話しする”母の顔”も印象的でした。

4年という節目を迎え、今後の展望を伺うと「この仕事が一生の仕事になるように、いろんな形を模索しながら広げていきたい。」とのこと。

家族や友人、そして地域との絆が紡いできたこれまでの道のり。これからも「食」を通して新たな挑戦を続けていくことを期待したいですね(^^)

fortuna(フォルトゥーナ)
東京都日野市日野本町2丁目12−8
営業日時:月・水・土の11時〜 
※イレギュラーあり。公式Instagramでご確認ください。

地域ニュースサイト号外NETライター(日野市)

日野市在住、子育てしながらひのの暮らしをお届け中。幾度となく聞かれる「日野市ってどこ?」『東京都の”ど”真ん中です!』ひのさんぽは大好きな日野の魅力を知ってもらうため、ひのの美味しい!きれい!すごい!楽しい!をご紹介します。

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