【富士宮市】このもみあげの立派な人は誰か知ってる?! 彼岸花が開花し始めた『村山浅間神社』散策!
今日は敬老の日。おじいちゃんおばあちゃんに感謝を込めて、会いに行く予定だったのに、台風で断念した方も多いかもしれません。
東海は今夜から明日の明け方までがひどいそうなので、みなさん、気をつけてくださいね。
せっかくの祝日なので、ここでクイズです(笑)!
上部にあるもみげの立派な人物が誰か知っている人~?
(答えは記事を読んでください!)
富士宮の彼岸花の名所と言えば、柚野の興徳寺、そして村山浅間神社です。
先週末に訪れたときは、しゅっと伸びた茎にほんのり色づいたつぼみの彼岸花が見られました。興徳寺の開花より、少し遅い感じでしたので今週末辺りが見頃かと思います。
彼岸花の見頃より少し早かったので、新しく整備された駐車場のモニュメントをゆっくりと鑑賞してきました。
このもみあげが立派な人物は、初代駐日英国公使ラザフォード・オールコック卿です。外国人で初めて富士登山をした人物でもあります。
オールコック卿は1860年に、村山登山口を利用して富士登山をし、村山を経て下山したそうです。
オールコック卿の像の横には、富士山を模したような形のモニュメントがあり、オールコック卿が幕末日本滞在記『大君の都』の中に記した一文が刻まれています。「…この二つの小村は山のふもとに位置していて、いくつかの重要な寺や僧院がある…」ここでいう重要な寺や僧院というのは、村山浅間神社を示しているんですね。
こちらのモニュメントは『大君の都』が出版されて150年の記念に村山地区の皆さんの協力の元、建てられたものだそう。
その横には、ラザフォード・オールコック富士登山150周年記念碑が建てられていました。こちらは2010年に建立されていて前富士宮市長の名前と駐日英国大使の名前が刻まれていました。オールコック卿の富士登山は現在でも英国との友好の証として息づいています。
162年前にここからオールコック卿富士山を仰ぎ見て、頂上を目指した場所だと思いを巡らせると、村山浅間神社の歴史が更にずっしりと感じられます。
今週末辺りには、満開の彼岸花が見られそうな村山浅間神社。
新しく整備された広くて停めやすい駐車場にオールコック卿の像とモニュメントがありますので、歴史に思いを馳せて訪れてみて下さい。
村山浅間神社
住所:富士宮市村山1151
アクセス:県道72号線を裾野方面に向かい、村山ジャンボスポーツパーク野球場手前に看板があり、左折
案内所:土日祝日10:00~15:00