【1歳児から始める】子どもが自発的にお手伝いをするようになる!具体的なかかわり方を解説!
1~2歳くらいから、簡単なお手伝いをする子どもが増えてきます。
簡単なお手伝いとは、
・テーブルを拭くマネ
・もってきて、と言ったものを持ってくる
・ごみを捨てる
・箱におもちゃや服をしまう
例えばこのようなものがありますね。
しかし、まだまだ小さく、手先も不器用なので汚してしまったり、うまくいかず泣き出してしまったりすることもあるでしょう。
「私がやった方が早いんだけどな〜」
と思うママやパパもいるでしょう。
しかし、お手伝いを『楽しい』『やりがいがある』と思って自発的にする子どもになってほしいのであれば、ぜひお手伝いへの興味がではじめた今を逃さずにしっかりかかわってほしいところです。
自発的にお手伝いをする子になってほしい、と思うママやパパは、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
子どもが自発的にお手伝いをするには?
親としては、子どもに自発的にお手伝いをしてほしい、と思いますよね。
どうして親がこのように考えるのか、少し掘り下げてみましょう。
・上手にお手伝いができるようになれば家事の負担が減るから
・自発的なお手伝いをすることで、子ども自身のためになるから
・自発的なお手伝いで思いやりや俯瞰する力が身につくから
自発的なお手伝いができることで、このようなメリットがありますね。
何もないところから、子どもが自分で考えて自発的なお手伝いをすることは難しいでしょう。
そこで、大切なのは親が自発的にお手伝いをしたくなる環境を作ることです。
・お手伝いをしてくれたら、できがどうであれ『ありがとう!助かるよ』と笑顔で伝える
・年齢に応じたお手伝いにする(2歳であれば、洗濯物たたみは、タオルだけなど)
・お手伝いが完了したら、どんないいことがあるか伝える
⇒(部屋を片付ける手伝いをしたら)お部屋がピカピカになって気持ちいいね!
(洗濯をたたんだら)お洗濯が綺麗にたためたから、スッキリしまえるね
(ご飯をといだり、卵を割ったりしたら)○○ちゃんのつくったごはん、おいしいね
こういったかかわりをしてみると、子どもの自己肯定感があがり、『もっとお手伝いをやろう』という自発性を育てることにつながります。
ご褒美、ははじめからつかわないのがオススメ
お手伝いに『ご褒美』を絡めることはやめておいた方がよいでしょう。
ご褒美を目的にしたお手伝いは、自発的とはいえません。
お手伝いでご褒美をあげることが習慣化してしまうと、『ご褒美もらえないならお手伝いしない』という思考になってしまう恐れがあります。
1~2歳の幼い子どもたちにとって、親からの笑顔の『ありがとう!』『助かったよ』という言葉はご褒美以上の効果があります。
すごいね、えらいね、ではなく、ありがとう、助かったです。
ありがとう、助かったは単なる誉め言葉ではなく、自分という存在と行動に対する肯定の言葉です。
自分の行動で周囲が喜んでくれることを感じ、お手伝いにやりがいを見出すようになるのです。
ご褒美のかわりに、たくさん言葉にして伝えていきましょう。
また、第三者に子どもがお手伝いをして助かったことを伝えるのもとても良い方法です。
子どもができたこと、もっとやってほしいことは第三者を通じて『この前○○やってママがとっても助かったって言ってたよ』『パパが△△してありがとうって話してたよ』など、間接的にも伝えることでさらに子どもの自己肯定感と自主性が強化されていきます。
せっかくお手伝いしたい気持ちが芽生えてきたから…まずはやらせてみよう
まだ上手にお手伝いができないと、つい『ママ/パパがやるよ!』と手を出しがちです。
しかし、そこをグッと我慢して、自主性の芽をつまないようにしましょう。
また、目の前でやり直すのも厳禁です。
筆者の4歳の息子も、タオルだけをたたんでいたところから『助かるよ』『ありがとう』と声掛けを続けることで、自分から進んで洗濯物をたためるようになりました。
年中になってからは、家族のモノもだいたいたためるようになり、ズボンや上着など分類もできるようになってきました。
この間、ご褒美は一切使っていません。
もちろん最初にたたんでいたころはかどもそろってなくてぐちゃぐちゃです。
次にやるときに一緒にやりながら『こうするともっとキレイになるかな?』など提案はしたことがありますが、基本的に本人がやったものを直したりせず、そのまましまっていました。
根気が求められますが、お手伝いをできること、自主性を育むことは子どもにとって財産になります。
ぜひ実践してみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました!