【横須賀市】ご神木の銀杏は黄金色☆雷(いかづち)神社の酉の市
空間クリエイター兼ライターの海のとなりです。横須賀の酉の市は11月から12月にかけて行われます。横須賀で一番最後の酉の市、毎年12月10日に行われる雷(いかづち)神社にお参りしてきました。
京急線追浜駅から徒歩5分のところに雷(いかづち)神社があります。ずっと「かみなり」神社と読んでいたのですが、「いかづち」だそうです。
創立は931(承平元)年に創建と言われている歴史ある神社です。乙女の身代わりになって落雷を受けとめたという柏槙(びゃくしん)をご神木として崇めており、災難除け、雨乞い、身代守護、交通安全など、人の生業に関わる禍いにご利益があるそうです。
階段を登ると本殿があります。古さがありますが、綺麗に手入れされており歴史を感じさせる立派な本殿です。周囲は紅葉などの木々に囲まれており、秋の風景を楽しむことができます。
社務所にはお守り、熊手などが置かれていました。窓を開けてお守りを購入するようになっています。雷神社のご利益がありそうなかっこめ、護符、絵馬などが置いてありました。
酉の市といえば熊手
横須賀では一番最後の酉の市のため、横須賀中を回った熊手屋さんが雷神社に集まるそうです。
一番大きな立派は熊手はなんと8万円だそうです。
自宅内に飾ることができる小さい熊手は2000円からあり、名前のお札を付けるごとにお値段が変わってくるそうです。
露店も賑やかです
境内にも露店が出てましたが、雷神社に向かう脇道にも数多く露店が並んでおり、美味しそうな香りがしています。夕方から夜にかけて参拝者が増え、もっと賑やかになるそうです。
ご神木の銀杏の黄金色に感動!
雷神社の境内にはご神木の銀杏の木があります。樹齢500年を越す大木です。垂れ下がる「乳頭」が安産や子育ての信仰に繋がっているそうです。天に大きく伸びた木は黄金色に色づき、鳥居の朱色とのコントラストの美しさは必見です。冬のやわらかな日射しを受けて、清々しい気持ちになります。
葉が散り、地面には黄色い絨毯が敷き詰められています。歩くと「サクッサクッ」と音がします。銀杏の黄色い葉とおめでたい熊手の金色、紅葉の赤と赤い布幕がリンクし、統一感のある美しい景色に目を奪われました。銀杏の木の見頃は11月下旬から始まるそうです。季節ごとに移り変わる自然に囲まれた雷神社にまたお参りしたいと思います。
雷神社 (いかづちじんじゃ)
住所 横須賀市追浜本町1-9
TEL 046-865-2385