「船釣りなら釣れて当たり前」は大間違い!その理由を徹底解説
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釣りでは船の上で魚を釣る「船釣り派」と陸の上から魚を狙う「おかっぱり派」に分かれますが、釣り人の中には「船釣りは釣れて当たり前」だと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
船釣りをやったことがない方ほど簡単だと思い込んでしまいますが、実際にやってみるとそんなに甘い世界ではないことに気づかされます。
そこで今回は「船釣りが釣れて当たり前」というのが間違いであると言える理由について紹介します。
船釣りの特徴は?
本題の前に、まずは船釣りとおかっぱりの釣りのそれぞれの特徴について紹介します。
船釣りといってもいろんなスタイルがありますが、共通するのは船に乗って「魚がいる場所に移動して釣りをする」こと。
バス釣りやワカサギ釣りなどでは1~2人乗りのボートを自分で操船をすることもありますが、海釣りでは基本的に船宿の船長の方に運転してもらいます。
船に乗船するため、乗船料がかかります。
おかっぱりの特徴は?
続いておかっぱりの特徴について。
おかっぱりは船釣りと違って陸から魚を狙います。
船釣りのように魚がいる場所に連れて行ってくれるわけではないので、魚が回遊してくるのを待つか、自分が魚がいそうな場所に移動する必要があります。
管理釣り場や海釣り公園などでは料金がかかるものの、お金のかからない場所で釣りをすることもできます。
船釣りの方が簡単に見えるけど…
船釣りとおかっぱりの釣りの特徴を簡単に整理すると、以下のようになるかと思います。
- 魚がいる場所に移動するのが船釣り
- 自分で魚がいる場所に移動するのがおかっぱり
釣りではまず魚の居場所を見つけることが前提となるので、魚がいる場所に連れて行ってくれる船釣りの方が簡単に見えますよね?
筆者も昔は「魚がいる場所に連れて行ってくれるなら釣れるでしょ」と思っていたのですが、現実はそう甘くはありませんでした。
船釣りは実力差がハッキリと現れる
釣りに少し慣れてきた筆者はかつて友人とコマセを使ったアジ釣り船に乗って釣りに行きました。
アジ釣りなら堤防でも経験があったので、船に乗れば爆釣間違いなしだと思って意気揚々と臨んだのですが、結果は我々の想像とかけ離れたものとなりました。
その日は乗り合いの船に乗船したので船には10人以上の釣り人がいました。
レンタルした道具を使用し、コマセをかごに詰めて船長の指示通りのタナに合わせて仕掛けを投入してみたのですが、これが全然釣れないのです。
船の上の誰も釣れていないのであれば、その日が難しかったの一言で片づけられるのですが、問題は同じ船に乗っているはずなのにポンポンと良いペースで釣れている方がいるということ。
この日は筆者と友人は合わせて10匹程度しかアジが釣れていなかったのですが、その方は一人で筆者たちの何倍もの数を釣り上げていたのです。
また筆者はその後もタチウオジギングやサワラのキャスティング、シーバスなど様々な船釣りにトライしているのですが、自分は全然釣れていないのに隣の人は次々と釣りあげているということを何度も経験しています。
船釣りで隣の方が釣れているということは自分の真下にも間違いなくいるということなので、これは場所の問題ではなく完全に実力差が出ているなと感じました。
釣れる人と釣れない人の違いは?
では船釣りで釣れる人と、釣れない人の違いにはどういったものがあるのでしょうか?
筆者は船釣りはまだまだ勉強中なのですが、現段階で分かるのは船釣りで釣れる人というのは「引き出しの数が圧倒的に多い」ということです。
例えば船釣りでは同じルアーを使っていたとしても、ルアーの「色」の違いだけで釣果に差が出ることを筆者は何度も経験しています。
そして釣れなかった時の悔しさを糧にルアーの色が少しずつ増えていき
筆者のルアーケースにも、定番ルアーのサイズ違いやカラー違いをたくさんそろえるようになりました。
ルアーやエサといった直接的なもの以外にも、ロッドの性能差でわずかに感じ取れる小さなアタリをとれるか否かで差が出たり、ラインの号数が細くないと食わなかったりといった道具選びの時点で差がつくこともあります。
また船釣りならではのテクニックでは「船の進行方向を意識してラインメンディングをするか否か」で差がつくことも経験しました。
船釣りは「船に乗れば無条件に釣れる」という甘い世界ではなく、実力差が如実に出る釣りなのです。
今回は船釣りの難しさについて紹介しました。
実力差が出やすいジャンルではあるものの、うまくパターンを見つけられれば爆釣も夢ではない船釣り。
興味がある方はぜひトライしてみてはいかがでしょうか?