【唐津市】埋門ノ館で和文化と伝統を感じずにいられない「家族三世代展」ひいな遊び3月10日まで
3月3日はひなまつり!
先日ご紹介した「唐津のひいな遊び」の6会場のひとつ、埋門ノ館に行ってきました。
からつのひいな遊びの記事はこちらからご覧ください。
【唐津市】美しいお雛さまがずらり!唐津のひいな遊び2/23より開催
埋門ノ館は、城下町「唐津」を体現したかのような武家屋敷風の木造平家の風情感じる建物。日本庭園が美しく、唐津市民の文化や社会教育活動の場として利用されています。
こちらの会場では、大正・昭和のお雛様と日本の伝統文化に触れることができますよ!
テーマは「家族三世代展~笑顔の循環~」
書道家ルミ子さんが主催し、手作り日本人形作家だった亡きお祖母さまと、手作り能面作家だった亡きお父さま、そして孫娘・ルミ子さんの作品をコラボさせた様々な作品が展示されています。
書道家ルミ子さんは、2023年12月に旧唐津銀行(唐津市本町)で行われた運幸フェスティバルの主催も務められた書道暦10年の生粋の唐津っ子。
以前ご紹介した運幸フェスティバルの過去記事はこちら。
【唐津市】うんこうで開運!?巨大うんこうバルーンも登場 12/2運幸フェスティバル 旧唐津銀行で開催
亡きお祖母さまの美しい日本人形の数々。最近めっきりこういったお人形をみかけることがなくなりました。ひとつひとつのお人形の美しさ、繊細さにため息が出ます。
亡きお父さまが趣味で作られていたという能面。こちらもなかなか現代では触れることができない和文化のひとつ。ルミ子さんがご実家から厳選されてきた一般的な能面だけでなく、春らしくめでたさを感じるいろんな表情の能面が展示されています。趣味とは思えないクオリティに驚かされます。ひとつひとつに、ルミ子さんの手書きの書が添えてあり、作品を引き立たせています。
ルミ子さんの作品も大きなものから小さなものまであり、あたたかみ溢れる字に魅了されます。
室内は、両脇に美しいお雛様と日本人形、能面、書が融合して展示されており、中央は広い空間をとってある為、ゆったりと観覧することができます。レイアウトは全てルミ子さんが考え展示をされたそうです。
「家族三世代展」がテーマとなってはいますが、実は、日本人形のケースはルミ子さんのお祖父さま手作りだったり、お母さまの形見のお雛様やバッチワークや色紙のお雛様などなど、「家族五人」の作品の展示となっているそう。展示されているひとつひとつに家族の歴史が刻まれているのですね。
貴重なワークショップの数々
ワークショップもあります。
好きな素材を選んで超ミニお雛様やキーホルダー、能面をつくることができます。これはなかなか普段できない体験。
ちいさなお子さんに優しく声をかけながら一緒に製作していらっしゃるルミ子さんの姿が印象的でした。
大きな筆で水文字を書くワークショップも体験できますよ!
園児の作品展示も
近所の昭和幼稚園の園児さんの製作したお雛様の作品も展示してあります。かわいらしいですね。
「唐津のひいな遊び」は3月10日まで。埋門ノ館の「家族三世代展~笑顔の循環~」で、唐津で受け継がれてきた日本古来の伝統的な和文化と芸術のすばらしさと家族の絆を再確認してみませんか。ルミ子さんも在廊されています。ぜひ会いにいらしてくださいね。
●イベント情報●
唐津のひいな遊び「家族三世代展」
開催日時:2024年2月23日(金・祝)~3月10日(日)
会場:埋門ノ館(唐津市北城内6-56)
電話:0955-75-1810
開館時間:9:00~17:00、入場無料
埋門ノ館主催:書道家ルミ子(Instagram)、公益財団法人唐津市文化事業財団