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片づけのプロが伝授!収納ケースを買う前に必ずすること

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

いつも出しっぱなしになっているモノを収納してキレイにしたい、おしゃれな収納にしてテンションをあげたい、収納スペースを増やしてモノを多くしまいたい…

収納の目的は人それぞれですが、収納を考える上で一番大切なのは

収納の中に入れるモノ

です。

収納は中身ありき、買う前に「入れるモノ」を決める

100円ショップに並ぶたくさんのプラスチック製のカゴや、ホームセンターなどに並ぶ収納ケースを見ていると

・これがあったら良さそう!
・何かを収納したら使いやすいかも!?
・これがあったらスッキリするかも!?

ついこのようなことを考えてしまいますが、入れ物(収納)よりも、中に入れるモノを決めるのが先です。

モノをただ入れる(突っ込む)のではなく、今より使いやすくするために収納を考えケースを用意するのが正しい順番なのです。

中に入れるモノがイメージできないまま先に収納ケースを用意すると、結局収納の中に適当なモノをしまい込むことになったり、使わない収納ケースが増えるだけ、片づくどころか余計に使いにくくなったりして散らかる原因にもなります。

収納とは、モノを今より使いやすくすること

SNSにはおしゃれな収納の写真があふれています。私も憧れてまねをしたいと思ったことが何度もあります。

しかし、それはどこかのだれかの暮らしを断片的に切り取ったものなのでそれを生活習慣も家族構成も違う人間がマネしても使いやすくなるとはいえません。

おしゃれなだけ、キレイなだけの収納はただの自己満足で終わる場合があります。あくまで、モノを収納することで今より使いやすい状態にならないと意味がありません。

だから、収納ケースを買いに行くときは、中に何を入れるのか決まってからにしましょう。そしてそのモノが今よりも、出しやすくしまいやすい収納になるであれば、自分も家族も使ったら元に戻すようになるなどの効果も大きくなるでしょう。

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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