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【西宮市】これはもう餡子の芸術!最高だからグランプリ受賞!菓一條『パンに合う粒あん』が絶品すぎた

RonyaWebライター 2024年9月地域C.MVA受賞(西宮市)

元々は名古屋の喫茶店でモーニングサービスの一環として提供されていた「小倉トースト」
バターと甘さ控えめのあんこが絶妙に調和するその味わいは、地元住民だけでなく全国的に知名度を高めたことにより、自宅で作って食べている方も多いでしょう。

今回は、その「小倉トースト」を最高に美味しくしてくれる『パンに合う粒あん』をご紹介します。

『パンに合う粒あん』を購入できるのは、「菓一條 永久堂吉宗」さん。

テレビ、雑誌、新聞、ラジオなど多数のメディアに紹介されている名店です。

阪急夙川駅から西へ徒歩1分、山手幹線沿いのレトロな雰囲気の建物の中にあります。

和菓子販売店と共に甘党喫茶「茶廊 菓一條」も併設されています。

天保元年(1830年)大坂で創業、先代のお父様が独立して、西宮の現在のお店は45年程前に創業されました。数々の銘菓が並んでいる店内です。

先ずは、その中から筆者選りすぐりの3点をご紹介します。

『吹上』

良質のフレッシュバター、卵黄を使用した黄身あんが絶品の洋風菓子で、宮中献上、橿原神宮献上、明治神宮献上、岩手菓子博内閣総理大臣賞受賞、金沢菓子博農林大臣賞受賞など、高い評価を受けている銘菓です。10個入り 税込み¥2,900

『縁く栗』

国産生栗100%で制作した栗の半生菓子。 栗の風味を閉じ込め、徳島県産和三盆糖をまぶした上品なお味。税込み1,840円

婦人画報のお取り寄せとしても人気です。

秋の上生菓子
秋の上生菓子

『上生菓子』

毎日8~15種類の季節の上生菓子を常時販売されています。茶会用のオリジナル上生菓子のオーダーなども可能だそうです。

長い歴史の伝統技が息づく、その美しい意匠が季節を感じさせてくれるお菓子。これも日本の芸術ですね。

このほか、朝生菓子、饅頭、羊羹、外郎、最中、ぜんざいなどなど、老舗の名品が揃っています。

では、今回ご紹介する『パンに合う粒あん』ですが、これは昨年のジャパン・フード・セレクションでグランプリを受賞しています。

 菓一條『パンに合う粒あん』 1瓶 税込み650円

ある日、あるフードアナリストが、この『パンに合う粒あん』をジャパン・フード・セレクションに推薦したいとの問い合わせがあり、出品したところグランプリに輝いたのだそうです。

※「ジャパン・フード・セレクション」は、一般社団法人日本フードアナリスト協会が主催する日本初の食品・食材の審査・認定制度で、フードアナリスト資格者2万3,000人が行い、100以上のチェック項目に基づいて5段階の評価が実施され、「グランプリ」「金賞」「銀賞」「銅賞」などが選出されます。

ご店主の二代目・吉川壮一社長に『パンに合う粒あん』の誕生についてお伺いしました。

「10年ほど前のことです。お店の番頭さんが名古屋出身で、「名古屋といえば小倉トースト」という話を聞きました。当時、ほとんどのお店が缶詰の粒あんをトーストにのせて提供していると聞き、「それなら和菓子職人である私が、パンに合う粒あんを作ればもっと美味しいものができるのではないか」と考えたのが始まりでした。試行錯誤を重ねた末、パンにぴったりの粒あんを開発することに成功しました。」

「一口に餡と言っても、用途によって炊き方が異なります。朝生菓子やぜんざい、かき氷の宇治金時、最中など、それぞれに適した作り方があります。私は35年間餡を炊いてきた経験を活かし、「パンに合う粒あん」を作るにはどうしたら良いかを徹底的に考えました。粒が潰れすぎているとパンに塗りやすい反面、美味しさに欠けますし、逆に粒が大きすぎるとパンから落ちてしまいます。そのため、ちょうど良い粒感に仕上げ、有塩バターを塗ることで初めて美味しさが引き立つよう、糖度を調整しながら炊き上げています。」

「こうして作った粒あんは茶房でモーニングセットとして提供したり、ホットサンドにして多くの方にご好評いただきましたが、コロナ禍の影響で店舗に足を運ぶことが難しい状況が続きました。そこで、自宅でも楽しんでいただけるようにと、瓶詰めの粒あんを発売しました。保存料は一切使わず、熱殺菌と砂糖の力だけで保存可能にしています。この瓶詰めは、多くの方に喜んでいただける商品となりました。」

そして、この『パンに合う粒あん』をいただいて、自宅近所でトーストを購入し、ワクワクしながら帰宅、早速実食しました。包み紙も素敵です。

瓶から出してみると、まるで作り立てのようにふっくら艶々。原材料は、北海道産大納言小豆100%、国内製造のお砂糖のみです。

焼いてバターを塗ったトーストに塗ってみます。真ん中に置いて広げましたが、塗りやすいです。なるほど、このテクスチャーが最良なのですね。
そして、トーストの暖かさであんこが溶けたバターに馴染んでいく感じがします。

そして食べた瞬間、バターとちょうど良い甘さの粒あんのハーモニーが絶妙!ほっぺた落ちそうです。

撮影用に粒あんは真ん中に置いていますが、食べる時には隅々に塗り広げました。でも、写真の量では少し多かったようです。

ということで、ひと瓶で小倉トーストなら5、6回分くらいはあるかも。

美味しすぎて「小倉トースト」1枚だけでは満足できず、プチフランスにも挟んで食べました。小豆本来の風味と甘さ、そしてバターとそれぞれがお互いを引き立て合い、最高の甘じょっぱさがお口の中に広がり至福のひととき。

流石のグランプリ受賞の粒あんを味わえて、大変幸せでした。

絶対オススメの菓一條『パンに合う粒あん』は、通販でも購入可能です。

≪店舗情報≫
【店名】菓一條 栄久堂吉宗
【住所】西宮市羽衣町7-26 ミズキアルペジオ夙川 1F
【電話】0798-36-5431
【営業時間】菓一條栄久堂吉宗(和菓子売店):9:00~18:00
茶廊 菓一條 (和風甘党喫茶店):9:00~18:00(ラストオーダー17:30)
【定休日】木曜日(正月、お盆、年末、紋日、祝日の場合営業)
【HP】菓一條 栄久堂吉宗
【Instagram】和菓子屋 菓一條

Webライター 2024年9月地域C.MVA受賞(西宮市)

大手企業のCM制作のADやスタイリストなどの経験を経て渡米。NYで遊学。国際結婚をしてヨーロッパに移住。家族で帰国後、Webライターとしての活動開始、現在に至る。大好きな西宮ならではの美味しいもの、楽しいことなどを探し出してご紹介します!また、ワンちゃん猫ちゃんとの生活をより楽しく豊かにするための情報もお届け。フォローよろしくお願いします!

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