前線に台風の暖湿気流入で激しい雷雨も…来週にかけ前線停滞、新たな台風の可能性も?:気象予報士解説
24日は本州付近では晴れ間の戻るところが多いですが、前線が停滞する影響で沖縄~九州南部を中心に雨が降りそうです。
この前線に向かって台風20号周辺の暖かく湿った空気が流れ込み、激しく降るところも。
さらに前線はこのさきも来週にかけて本州付近に停滞し、東海や関東などにも雨の範囲が広がるほか、来週は新たな台風or熱帯低気圧が発生する可能性も…?気象予報士が解説します。
24日は東北~九州北部にかけて日中は晴れるところが多い見込みです。
ただ前線に伴う雨雲が西~東日本の太平洋沿岸に伸びる影響で、沖縄~九州南部で雨の予想。
沖縄・奄美で降り方が激しくなるほか、九州南部では宮崎を中心にまだ地盤が緩んでいるところへの雨なので、大して雨の量が多くないと感じてもいつもより慎重に行動してください。
また、そのほかの太平洋側でも雲が多く、夜にかけて四国~紀伊半島や関東の一部でも雨が予想されています。
来週にかけ前線停滞、新たな台風or熱帯低気圧も?
25日(金)~27日(日)にかけては北日本では晴れ間がありそうですが、東~西日本では太平洋側中心に曇りや雨のところが多いでしょう。日差しが少なくても気温は高く、ムシムシしそうです。
週明け28日(月)以降も前線は停滞する見通しですが、ここへ台風20号由来の暖湿気が、まるでUターンするように合流するおそれも…。
さらには、台風20号の後を追うように新たな台風が発生する可能性もあります。
今のところ熱帯低気圧として解析されていて、今後どのくらい発達するかには予想に幅がありますが、ここ数日、発達傾向を示す計算が続いているモデルもあるため、最新の情報に注意が必要です。
※筆者のプロフィールからフォロー(リンク先の「+」のボタン)していただくと、日々の天気や防災、テレビではなかなか話せない気象予報の裏側を書いた記事を逃さず読むことができます。