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「反省は、あまりしないほうがいい」というタイプの人がいます。それは、ズバリ、長女タイプです。

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

今日は、「『反省は、あまりしないほうがいい』というタイプの人がいます。それは、ズバリ、長女タイプです」というテーマでお話ししたいと思います。

私(竹内成彦)は、生まれつき性格をずっと研究している心理カウンセラーです。

性格は、ひとつの防衛機制だという言葉がありますが、言い得て妙だと思います。威張っている人は、威張っていることによって、自分の身を守っているのですし、腰が低い人は、腰を低くさせていることで、自分の身を守っているのです。

さて、人間、「反省」というものは、非常に大切です。特にお母さんタイプ(エニアグラムでいうところのタイプ2)は、反省したほうがいいです。お母さんタイプは、いつも前向きで、後ろを振り返らないところが多々あって、それはそれで素敵なことなのですが、反省すべき点ははしっかり反省したほうがいいと思います。

お母さんタイプは、反省さえすれば、女神か菩薩様になれると言われています。けれど、お母さんタイプは、反省するのが本当に苦手です。私は、「しっかり反省できるお母さんタイプは、ほとんど見たことがありません」と言いたいくらいです。

そんな中、長女タイプ(エニアグラムでいうところのタイプ1)は、反省ばかりしています。何かあると反省…、何かあると後悔…、何かあると自責…。それが長女タイプの特徴です。

長女タイプは、反省だけしていればいいのですが、直ぐに後悔してしまうところが良くないです。それが長女タイプの特徴です。

ここで反省と後悔の違いをお話したいと思います。

「反省」と「後悔」は、意味が大変に似ています。
どちらも「過去の失敗について、思いを巡せている」という点では変わりません。

ですが、この2つの言葉には、決定的に異なる点があります。

それは、「反省」には「省みる」という言葉が入っています。
「省みる」とは「自らを振り返り、もう一度考えてみる」ということです。

いっぽう、「後悔」には、「悔いる」という言葉が入っています。
悔しい気持ち、惜しいと思う気持ちに焦点があてられた言葉です。

「反省」は「改善点を探るため、過去の行いを振り返り、もう一度考えてみること」という意味です。これに対し「後悔」は、過去の失敗から改善点を探ろうとしているわけではありません。過去に起きてしまったことや、取ってしまった行いについて深く悩み、「あんなことをしなければよかった」等と囚われている気持ちが後悔です。

要するに、反省は未来に目を向けている行為であり、後悔は過去に囚われている行為である…ということです。

私は、長女タイプのクライアントがカウンセリングルームに来ると、いつも言います。「もう反省も後悔もしなくていいですよ。未来の楽しいことだけを思い描いて生きていってください」と…。

思いっきり反省したほうがいいお母さんタイプは、全然反省してくれないし、もう反省などしないほうがいい長女タイプは、反省ばかりしています。ホント、性格って難しいなぁ、人生って皮肉だなぁ…、と思います。

話は変わりますが、不登校の子どもを持つ親御さんに向かって、「お子さんのことは、暖かく見守っていてください」という、自称専門家の方がいますが、それは誤りです。
見守っていたほうがいいのは、今日のお話で出て来た長女タイプだけです。他のタイプ、特に二女タイプ(エニアグラムでいうところのタイプ6)は、見守っているだけでは、不十分です。長女タイプ以外の子どもに関しては、親が能動的に積極的に関わっていかないと、子どもの精神が不安定になり、症状が悪化するだけ…、ということです。
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尚、この場合の能動的・積極的というのは、子どもに対し「学校に行きなさい!」という、登校刺激のことではないので、そのあたりのことは、どうぞ勘違いなさらないようにしてください。

話を戻します。
長女タイプは、親以上に「学校には、復帰しなくてはいけない」と思っているので、だから暖かく見守っているだけでいいのです。不登校の長女タイプの子どもに対しては、家庭でリラックスさせることが何よりも大切です。長女タイプの子どもは、枯渇したエネルギーが充填されれば、また学校に行くようになるでしょう。どうぞ、焦らないようにしてください。

繰り返します。
長女タイプは、反省しないことが大切です。思いつめない。嫌なことがあったら、「どうして私は、嫌な目に遭うんだろう。私の何がいけないのか?」等と深刻に考えない。楽しいことをどんどんして、気分転換を計る…というのが何よりです。

逆に、世の中に大勢いるお母さんタイプは、どんどん反省していってください。そして、自分の行動を、人様に迷惑をかけないよう、改めていってください。

というわけで、今日は以上です。
ご自分の、そして他人の、生まれつき性格を知りたい方は、どうぞお近くの、キャラ診断アドバイザーをお訪ねください。

今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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