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【目黒区】中目黒にオープンした酒場「風見堂」、酒呑みの心を鷲づかみするメニューがずらり!

Chikuwa地域ニュースサイト号外NETライター(東京都目黒区)

中目黒駅から徒歩約3分のところにあったカジュアルな居酒屋「マルゲン商店」が、2022年5月末で閉店してしまいました。

しかし、「マルゲン商店」で店長を務めたこともある横田憲昭(よこたのりあき)さんがオーナーとなり、ご自身のお店である「風見堂」をその跡地に2022年6月10日(金)オープン!

中目黒で、肩ひじ張らずにおいしいお酒や気の利いた肴で飲めるお店が継承されました。

どことなく昔の中目黒を彷彿とさせるような、懐かしく居心地のよい「風見堂」。オープン前のメディア向け試食会に参加してきましたので、おすすめポイントなどをご紹介したいと思います。

オーナーである横田さんが1人で切り盛りする「風見堂」

「風見堂」オーナー・横田憲昭(よこたのりあき)さん
「風見堂」オーナー・横田憲昭(よこたのりあき)さん

「風見堂」はオーナーである横田憲昭(よこたのりあき)さんがお1人で切り盛りするお店です。厨房の前にカウンター席、壁際に4名分のテーブル席、奥にスタンディング席があります。

厨房からすべて見渡せ、お客様側からも気軽に声をかけやすいほどよい距離感。お料理が出来上がる様子がわかるので、ライブ感も伝わってきます。

横田さんの温かで優しい人柄が感じられるたたずまいで、女性1人で訪れても、気後れすることなくゆったりとくつろげそうです。

居酒屋でよく見かけるメニューですが、食べてびっくり!

ポテトサラダ、ソーセージ、ミックスナッツ、麻婆豆腐など、一見すると決して目新しいものではないメニューが揃っています。しかし、食べてびっくり。

他のお店では味わうことができない、ひと手間、ひと工夫が詰まっています。今回の試食会でいただいたメニューを順にご紹介していきましょう。

昆布やあごなど数種類から取ったオリジナルのおでん出汁で作る「フルーツトマトのおひたし」

フルーツトマトのおひたし
フルーツトマトのおひたし

夏になると食欲が落ちるという方も多いですよね。そんなときにさっぱりといただけるのがこちら「フルーツトマトのおひたし」。

おでんは通年メニューにするそうですが、夏場は少し趣向を変えて、「フルーツトマトのおひたし」のように、おでん出汁を活用したおつまみメニューも提供するそうです。

青臭さや酸味の少ないフルーツトマトを、おでん出汁でおひたしにしてあり、一口食べると旨味がじゅわっと口の中で広がります。

夏が旬のオクラも出汁シミシミです。緑と赤の彩りが鮮やかで目にもおいしい組み合わせ。

お酒のおつまみとしても十分パンチのある味でした。

ホタルイカの沖漬けがいい仕事をしている「酒呑みのためのポテトサラダ」

酒呑みのためのポテトサラダ
酒呑みのためのポテトサラダ

なめらかな舌触りに仕上げたポテトの上に、シャキシャキ感を残した玉ねぎ、ホタルイカの沖漬けをトッピングした「酒呑みのためのポテトサラダ」。

クリーミーなポテサラとしょっぱい沖漬け、少し辛味を感じるたまねぎがたまりません。思わずワンカップ酒を注文したくなりました。

「おでん麻婆豆腐」は和と中華の素晴らしいハーモニー

おでん麻婆豆腐
おでん麻婆豆腐

おでん出汁をたっぷり吸いこんだお豆腐を麻婆豆腐仕立てに。

中華の味付けだと和の繊細な味わいを打ち消してしまいやすいですが、ほど良いバランスでまとまっています。このままご飯にかけて食べても絶対おいしいやつです。

辛ウマな味付けはお酒のアテとしても最高。大きめのお肉で食べ応えもあります。お皿に残ったスープまで全部、いただいてしまいました。

横田さん手作り「自家製ソーセージ 実山椒」がおいしすぎる

自家製ソーセージ 実山椒
自家製ソーセージ 実山椒

お店の入口、看板の上に手書きPOPで「自家製ソーセージとおでん」と書かれていました。手作りソーセージは「風見堂」イチオシメニューの一つです。

オーナーである横田さんが以前、フレンチのシェフに教えてもらい、手作りを始めたそうです。スパイスを変えると違う味わいが生まれるのが面白く、いろいろ試作して完成させたメニュー。

肉は豚肉だけを使用し、粗びきにすることでゴロゴロ感と肉々しさを出しているとのこと。山椒のピリリとした刺激と和の味わいがとっても新鮮!

味付けは季節により変える予定だそうです。黒胡椒タイプもあるので、山椒が苦手という方はぜひそちらを試してみては?

酒呑みの心をくすぐる「風見堂」オリジナルフレーバーのナッツ3種

オリジナルの味付け「風見堂ナッツ」
オリジナルの味付け「風見堂ナッツ」

最後にいただいたのは「風見堂ナッツ」。上写真手前が麻辣ナッツ、奥向かって左がインドピーナッツ、右がキャラメルシナモンです。

味付けは「風見堂」オリジナルブレンドのスパイスを絡めて、じっくりローストして仕上げています。お酒がメインであまり食べないという方でも、こちらをつまみながら楽しめそう。

もちろん、すでにお食事してきて2軒目という方、これから食事に行くけどアペリティフとしてエンジンを掛けておきたいという方にもうれしいメニューです。

今回試食はしていませんが、おでん出汁と魚介ベースのスープに自家製塩ダレで仕上げた「あごだし中華そば」もメニューにありました。

澄んだスープにストレートな細麺、メンマ、ネギだけのシンプルな中華そば。すっきり魚介系のラーメンが好きな私としては、お酒の〆に絶対注文しちゃいます。

ちょっと珍しい地酒を含めワンカップ酒を約7種類ラインナップ

「風見堂」ではお酒にもひと工夫、カップ酒の世界を楽しめます

ビールはサッポロビール赤星の中瓶をラインナップ。そしてレモンサワーは、最後にレモンの皮(ピール)をトッピングすることで、はじけるようなさわやかな香りをプラスしています。

レモンのフレッシュな香りがはじける「レモンサワー」
レモンのフレッシュな香りがはじける「レモンサワー」

そして注目なのがワンカップ酒のラインナップ。お店ではフルーティな味わいから辛口まで常時7種類ぐらいをそろえているとのこと。

1升瓶を買うとどうしても味が途中で変わってしまいますが、ワンカップなら飲み切りサイズ(約180ml・1合)ですのでいつでもフレッシュな味わいをキープできます。

最近では全国各地の地酒カップがたくさん販売されていますので、飲み比べにもぴったりですね。冬になったらぜひ、おでん出汁割り酒が飲みたいと思いました。

店名やメニュー表にもオーナーである横田さんのこだわりが!

原稿用紙を使ったメニュー表
原稿用紙を使ったメニュー表

実はオーナーである横田さんは以前、放送作家をされていたそうです。店名の「風見堂」は当時、横田さんが使っていたペンネーム「風見(かざみ)」からつけています。

物書きだった横田さんのキャリアを感じさせるように、メニューも原稿用紙を使う、店名・料理名を「」カッコ書きにするなど、随所にこだわりが感じられます。

「一杯だけでもお気軽に!」と横田さん。みなさんもぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。

【店舗概要】
「風見堂」
営業時間:15時~23時(L.O 22時30分)、月曜定休
住所:東京都目黒区上目黒3丁目1-14 メイツ中目黒101
問合せ先:03-6451-0934

地域ニュースサイト号外NETライター(東京都目黒区)

コピーライターからWebライターへ転身。アロマセラピスト・整体師としても時々活動しています。趣味はカンフー(八卦掌・長拳)と古代史(関裕二先生のファン)。目黒区の魅力やおもしろいところを発信していきます。取り上げて欲しい目黒の穴場や情報もぜひお寄せください!

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