【神戸市】「神戸市バス 43系統」3月31日で運行終了へ。停留所に書かれた数字の意味をご存じですか?
最近、全国的にバスの路線の減便や廃止のニュースを耳にしますが、神戸市東灘区でも、1本の市バスの路線運行が終了することが発表されました。
「神戸市バス 43系統」運行終了
摂津本山駅を起点にしていた神戸市バス43系統が、2024年3月31日をもって、廃止決定。理由は、お客様のご利用が少なく、路線の維持が困難なため…。とのこと。
神戸市バス 43系統 停留所
サンシャインワーフ神戸・神大深江キャンパス前・本山南町3丁目・小路・本山中町・本山第三小学校前・本山第一小学校前・田中・岡本2丁目・JR本山駅前
※43系統は、サンシャインワーフ → JR本山駅前 → サンシャインワーフ を一運行とする循環系統です。
市バス43系統の廃止(神戸市交通局HP)
停留所に書かれた数字の意味とは?
神戸市バスでは、各路線の収支状況を表す「営業係数」という数値が、2022年より発表されていることをご存じでしょうか?
簡単にいうと、「営業係数」は、100円の収入を得るのに、費用がどのくらいかかっているかという指標。つまり、この数字が100未満は、黒字路線。100以上は、赤字路線ということです。
停留所の時刻表の横に、営業係数の記載があります。赤で四角く囲まれた数字が、その路線の営業係数。アップにすると…。
撮影した、16系統のバスには、115の数字。ここも赤字路線。ちなみに、市バス全86路線のうち、黒字路線は15路線、赤字路線は71路線。全体の約83%が赤字だそうです。
「神戸市バス 43系統」の営業係数は?
今回廃止の決まった「神戸市バス 43系統」の2022年の営業係数は、「476」。加えて1日の乗車人数は100人以下。この数字を見ると、さすがに市バスといえども路線廃止は、やむを得ないように感じますね…。
市バス各系統の収支状況(神戸市バスHP)
市バスに限らず、2024年3月末で運行が終了する路線が複数あるので、久しぶりに訪れるような場所で、バス乗車を計画されている方は、運行しているか最新情報をチェックしておいた方が良さそうですね。