50歳。「子どもが欲しいから若い女性と結婚」の願望に変化が生じています~おみおじリポート(110)~
もう一度チャンスをあげたい。爽やかだし、可愛いところもあるから
※2022年7月12日追記。高嶋さんはオネット活動開始から半年が経過し、自動退会となりました。残念ながらオネットでは良き縁をご紹介できることはできませんでしたが、彼の幸せを祈りつつ見送りたいと思います。
こんにちは。大宮です。自分の周囲にいる独身男女の婚活を前のめりで支援する「お見合いおじさん活動(略称:おみおじ)」を婚活パーソナルトレーナーのマチコ先生と一緒に推進しています。僕の読者(この記事を読んでいるあなたも該当します)で「そろそろ結婚したい」という人をオネット(大宮ネットワーク)にお迎えし、良縁を結ぶことをお手伝い中です。本連載ではその活動の一端をレポートしています。
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さて、おかげさまでこの活動を再開して2年の月日が経とうとしています。今のところ婚姻届の提出まで確かめた成婚カップルは5組。僕が一人でやっていた以前のオネットでは5年間でたったの1組(しかも間接的な紹介)だったので、マチコ先生の人格とお世話能力の高さを感じています。お見合いや交際をしている男女のそれぞれと直接連絡ができて、彼らの性格や状況も把握しているので、安易な「お断り」には「もう少し粘って!」と押しとどめたりしているのです。信頼関係がなければできないことですよね。
そんなマチコ先生が「この人にはもう一度チャンスをあげたい!」という男性がいます。昨年2月に自動退会済みの高嶋真一さん(仮名、50歳)です。
「前回のプロフィール記事、ちょっとチャラい感じに仕上がっていましたよね。高嶋さんがゴルフ場で撮ったという本人写真もイマイチです。実物はもっと爽やかだし、可愛いところもあるんです!」
高嶋さんとは僕もその後にやり取りがあります。確かに、メールの返事は迅速で丁寧だし、意外と素朴な人柄も伝わってきます。外資系保険会社勤務という仕事柄もあってベラベラと勢いよくしゃべってしまう癖がありますが、落ち着いてもらうとまともな人だとわかるのです。
仕事の忙しさを婚活に身を入れない言い訳にしてしまった部分もありました
ただし、心境や結婚への希望条件がまったく変わっていなければオネットに復帰してもらう意味はありません。具体的には、忙しすぎる仕事の状況と「35歳~42歳までで子どもが欲しい女性」という希望に変化が生じたのかどうかです。
「コロナ禍で客先を訪問しにくく、ミーティングも含めて不慣れなオンラインに切り替わりました。ようやく慣れてきた頃に、社内で大きな集まりを仕切る運営役を任じられてしまったのです。私たちは完全歩合制で働いており、土日も関係ありません。みんなの都合がいい時間帯にはどんどんオンライン会議が入ってしまいます」
最近、高嶋さんは攻めオネット会員にもなって自分からもお見合いを申し込んでいます。でも、お見合いやデート相手が見つかっても、数週間先まで仕事の予定がびっちり入っているのが彼の近況です。遠出をして半日かけて語り合う、なんていうデートはできていません。
「正直、運営役を交代できる今年3月までは時間を作りにくい状況です。でも、仕事の忙しさを婚活に身を入れない言い訳にしてしまっている部分もあることは認めます。テンションが上がるような相手がいたら、仕事の予定を調整してでも長く一緒にいたいと思うはずですから」
高嶋さんのように年収1000万円以上を継続的に稼いでいる人はたいてい忙殺されています。でも、「忙しさを言い訳にしてしまっている」と気づけるか否かは大きな違いですよね。今後の高嶋さんには変化を期待できそうです。
これからの人生は仕事中心ではなく、ささやかな幸せを実現したい
以前は都内のマンションと郊外の実家の2拠点生活をしていた高嶋さん。コロナ禍で先行きが見通せなかったのでマンションは引き払い、実家で1人暮らしをしているとのこと。
「父と独身の弟とは親しいけれど住まいは別々です。実家はゴルフの練習ができるぐらい広々としていますが、会社に遠すぎるので結婚したら都内で住む場所を探すつもりです」
前回のプロフィール記事ではゴルフとハワイにハマっている人のように紹介してしまいましたが、改めて聞き直すと「ゴルフは誘われたら行きます。でも、のめり込まないタイプなのでほどほどにやっています」とのこと。エネルギッシュな雰囲気なので、僕がゴルフ好きだと思い込んでしまったようです。
「本当は仕事以外ではボーっとしていたいタイプです。お付き合いする人ができたら、基本的には旅行でも何でも相手がしたいことに合わせたいと思います。何か2人共通の趣味などができたら嬉しいです。例えば、温泉巡り。美味しいものを食べてのんびりしたいです。これからは仕事中心ではなく、ささやかな幸せを求めています」
マチコ先生の地道な指導がきいているからなのか、高嶋さんには以前よりも落ち着いた様子が伺えます。これならいいパートナーシップを結べるかもしれません。
特別養子縁組やシングルマザーの方とのご縁も視野に入れています
パートナーになる女性についても、50歳になって心境が変わったと高嶋さんは語ります。なぜ子どもが欲しいのかを真剣に考えた結果でしょう。
「以前は『高嶋家の血を絶やしたくない』と思っていたのですが、今では『自立した女性となら特別養子縁組もありだな』と考えています。シングルマザーの方とのご縁も視野に入れていますし、私自身も年齢が年齢なので相手が望むなら不妊治療にも挑戦します。高嶋家のためというよりも、私自身の気持ちとして子育てを体験してみたいので、子ども好きな女性であれば年齢にはこだわらなくていいと思うようになりました」
自らの変化をアピールしてくれる高嶋さん。その努力を認めつつ、マチコ先生は愛情を込めた厳しい指摘を忘れません。
「高嶋さんはご自分が思っているよりも扱いが難しい男性です。自分のことで必死な女性には向いていないと思います。シングルマザーも含めて、経験豊かで人として練れた女性をご紹介したいです」
確かにそうですね。高嶋さんの特徴はハイテンションな少年のようなところがあるので、そこに可愛げを見出しながらも自分の意見もビシッと言えるような女性でないと対等な関係は結びにくいと僕も感じます。相手選びのポイントは人生経験と知性。年齢は二の次でしょう。今度こそ、彼にぴったりの女性を紹介したいと思います。
※文中の受けオネット会員は仮名です。高嶋さんの詳細プロフィールやマチコ先生と大宮による超実践的婚活アドバイス(ヤフーの有料記事です)を読みたい方(=攻めオネット会員になりたい方)はこちらをご覧ください。