【富士宮市】柚野で富士山と自然と四季の恵みを醸すFUJIYAMA HUNTER‘S BEER
富士山麓の恵みでつくる地ビール醸造所のFUJIYAMA HUNTER‘S BEER。
その名の通り、オーナーさんは狩を行っていて、柚野のテイスティングルームには猪のハムやベーコンも販売されています。
周囲に広がった田畑では、ビールの原材料になる大麦、ホップ、米、柚子など、農薬を使わず自社で栽培されています。
この自家栽培された原材料も富士山から湧き出した天然の伏流水を仕込み水に使い、柚野のテイスティングルームにある醸造所で丁寧に醸しています。
そのとき旬である地元の食材を使い、自由な発想でビールを作りたいため定番4種類の他、現在年間で約40種類のビールを作っているのだそう。この季節はイチゴや実山椒を使ったビールを作っているんだとか。
本日は3種類のクラフトビールと2種類のハードセルツァーが販売されていました。
『TIG-0429』富士宮産の柿から作られた酵母乳酸菌と自社麦芽を使い、乳酸菌の酸味を優しい味わいの麦芽が包み込む、シンプルなのに酸味とモルト感のバランスが取れたサワーエール。
富士宮産のお米(自社生産コシヒカリ14%)を使用した『年貢』。FUJIYAMA HUNTER‘S BEER人気NO.1のこのビールは柑橘系の香りを持つ大量のホップ、濃厚な味わいの麦芽を使用した芳醇な味わい。フルーティーな強烈なホップの香りとジューシーな苦みが特徴。
『やぶさめ』はセゾン特有のフルーティとほのかにスパイスなアロマ、ホップ由来の白ワインのような香り。ごくごく飲めて後味は苦めの野生感のある味わい。
『本柚子サワーJP』はテイスティングルームの道を挟んで隣にある柚子畑で収穫された柚野の本柚子を使ったアルコール入り炭酸水。柚子の香りとテンサイ糖のまろやかな甘みが特徴のハードセルツァー。
『静岡カンキツサワーJP』は静岡産のレモン、みかん、柚子を使った爽やかなハードセルツァー。
どれも気になるものばかりです。
ハードセルツァーとサワーって何か違うの?と疑問に思われる方もいると思います。
ハードセルツァーはサトウキビ由来の糖分による発酵で生み出されたアルコールを使っているのが特徴で、基本的に、水・アルコール・フレーバー付けのフルーツ、以上が原材料なんです。ほぼグルテンフリー、糖質0という魅力的なアルコール飲料なんです。
大麦の収穫が終わったら次は田植えをするそうで、テイスティングルーム脇には稲の苗を育てている小さなビニールハウスがあり、その奥にはかわいらしい小さなヤギがめぇめぇと鳴いていました。
早速『静岡カンキツサワーJP』を飲んでみました。麦芽の風味とほんのりと残る柑橘系の優しい風味。ビールのようなガツンとした苦みがないので、女性の方にも飲みやすく、どんなシーンでも選ばず飲めるのも嬉しいポイント。
自然豊かな場所で、自然に囲まれた醸造所で、自然の恵みを受けて育った素材を使って醸すFUJIYAMA HUNTER‘S BEERは、ここに生まれて良かったぁと感じさせてくれる特別なローカルビールでした。
FUJIYAMA HUNTER’S BEER フジヤマハンターズビール (柚野醸造所&テイスティングルーム)
住所:富士宮市大鹿窪1427
問い合わせ:info@farment.co.jp
営業時間:13:00~18:00 (土・日)
※営業日・営業時間は変動の場合あり