出掛ける前からジャズ気分:横沢ローラ「モーション&ストーリー」スパークリングライブ
●公演概要
2月27日19:30/21:00(通し)
会場:JZ Brat SOUND OF TOKYO
出演者:酒葉宏之(ベース)、佐々木マサ(ギター)、中村 亮(ドラム)、杉直樹(キーボード)、シータθ(ドルフィンズ/コーラス)、Sophie Uchida(ドルフィンズ/コーラス)、横沢ローラ(ヴォーカル)/Guest:本間将人(サックス)
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2011年にリリースしたファースト・ミニ・アルバム『シロツメクサとカエル』と2012年の『ひねくれ猫のたわごと』で、独自の世界観を綴ったオリジナル曲を囁くような歌声で奏でるというユニークなアプローチを見せた横沢ローラ。
一転して2012年の暮れにリリースした企画アルバム『Fusion-O-Potamus』では、フュージョンの名曲をポップな発声で歌いこなしています。その“伸びシロ”の広さ、タダモノではありませんね。
どちらかといえば、フュージョンのカヴァーという企画は彼女のもう1つの“顔”であるCM系の“お仕事”の延長線上にあるパフォーマンスだと思うのですが、「Spain」「Sweet Baby」「Birdland」「Just The Two Of Us」「Invitations」「Give Me The Night」「Street Life」という一筋縄ではいかない曲をハイ・センスにしてハイ・クオリティで表現してしまえるところは、シンガーにとどまらない“なにか”を感じさせてくれます。
というのが当夜のライヴの概要なのですが、彼女は「見せる」ことも「歌う」ことに匹敵する重要な表現課題であることを意識しているアーティストだということが(PVなどを見るだけでも)伝わってきているので、ライヴでどのような“仕掛け”を繰り出すのか、楽しみですね。
♪横沢ローラ 『Fusion-O-Potamus』 全曲試聴ダイジェスト