おでんはグツグツ煮込まないで!美味しくつくるための簡単な5つのコツをベテラン主婦が紹介
主婦歴20年以上のあやねぇです。寒さも本格化しおでんが食べたくなりますね。市販のものは手軽に食べられますが、手づくりすると具も味も自分好みにできるメリットがあります。美味しくつくるために筆者がやっているポイントをご紹介します。
下処理は丁寧に!
おでんはシンプルな料理。それだけに食材の下ごしらえは丁寧にしましょう。ここで手をかけるかが美味しさの決め手になるといっても過言ではありません。
【大根】
好みの厚さにカットし、皮の近くに繊維が通っているため口当たりをよくするために皮を厚くむきます。片面の断面に十字に隠し包丁を入れ、たっぷりの米のとぎ汁で竹串がすっと通る程度に茹でます。
※とぎ汁がない場合は水に生米を2~3粒入れて茹でてください。
【こんにゃく】
表面に斜めに隠し包丁を入れ、食べやすい大きさにカットします。塩もみをしてから熱湯で2〜3分茹でます。
【揚げ物】
ザルに入れて上から熱湯をかけて油抜きをします。
※ちくわ、はんぺん、つみれは油を使っていないため不要です。
材料は時間差で煮る!
だし汁の中に全部の具を入れてしまいがちですが、食材の特性に合わせて時間差で煮るようにしましょう。
【最初から入れるもの】味を染み込ませる食材
大根、たまご、こんにゃく、じゃがいも、牛すじ
→時間をかけて煮込むことで味が中まで染み込んでいきます。(約20分)
【途中で入れるもの】味が出る食材
練り物、揚げ物、厚揚げ
→煮込みすぎると旨味がだし汁に出過ぎて味気なくなります。(約10分)
【食べる直前】
はんぺん、もち巾着
→煮込むと風味がなくなったり、溶けてしまいます。(1~2分)
煮るときにふたはNG!落しぶたをしよう
おでんは煮込む料理ですが、鍋のふたは使いません。ふたをすると鍋の中が密閉されて沸騰状態に。食材に含まれる成分が余計に出てしまい、だし汁が濁ってしまいます。その代わりに落しぶたをすることで、食材がだし汁から浮き出るのを防ぎ、だし汁が対流して味が染み込みやすくなります。専用のものがなくても、鍋より一回り小さく切ったクッキングシートをのせるだけで十分です!
強火はNG!弱火にしよう
強火でグツグツと煮込むのはやめましょう。煮崩れやだし汁が濁る原因になります。弱火でコトコトが基本です。
すぐ食べるのはNG!保温しておこう
出来上がったらすぐ食べたくなりますが、1時間程度保温しましょう。ふたをした鍋を新聞紙やバスタオルなどで包んでテーブルなど火から離れた場所に置いておくだけでOK!余熱で味が染み込んでより美味しくなります。
手をかけた分だけ美味しくなる!
面倒だと思われますが、どれも美味しくなるための重要なポイントです。ぜひ参考にしてつくってくださいね。
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