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【富士宮市】何気なく見ている草花の名前を知ると、自然を眺めるのが楽しくなる!『天神山自然観察の森』

渡辺雅来地域情報発信ライター・執筆家(富士宮市・御殿場市)

富士宮の公園等の緑化維持管理業務及び造園緑化工事を請け負うことを目的として設立された『富士宮緑化事業協同組合』が主催する『天神山自然観察の会』が、4月15日(日)に開催されました。

例年は12月中旬頃に気温の低い朝などにシモバシラの根から吸い上げられた水分が枯れた茎からしみだし、冷たい外気に触れて氷が結晶となる『氷の花』の観察会を開催されていましたが、今回はスミレをはじめ春の植物を観察します。

「イラストで見る富士山の草花」の著者、佐野光雄先生が案内役をされるとのことで、楽しみにやってきました。

会場となる『天神山自然観察の森』は、国道139号上井出ICを下車し、大きな黒松、松富士石油さんのある交差点を右折、人穴方面に向かい、アーケムビジネスジャパン株式会社富士宮工場さんを越してすぐ右折します。

右折してまっすぐ進み、アーケムビジネスジャパン株式会社富士宮工場さん敷地の角を右折します。

右折すると砂利道になります。砂利道を数メートル進んだところに、舗装された広い駐車場があります。

『天神山自然観察の森』は、東京ドームとほぼ同じ広さで、静岡県が自然観察路・野鳥観察小屋などの整備し、どなたでも自然と親しみ観察できる施設となっています。

会の最初に、富士宮緑化事業協同組合代表理事の赤池さん、赤池ひろもと市議会議員、佐野光雄先生からの挨拶があり、観察会のスタートです。

駐車場のトイレ横からスタートです。

ひとつひとつ丁寧に、たまに笑いを交えながら説明してくださる佐野光雄先生。

いつもは踏んでしまうような草花も、見て触れて名前を知ると、愛おしく思えてくるから不思議です。

参加者のみなさんは、先生の話してくださる草花の説明をメモしたり、名前の由来に驚いたり、実際に触れて、手に取って楽しんでいます。

東側に進むと、右側には木々が茂り、駐車場から40分ほど歩いただけですが、まるで登山ハイキングにでも来たような感覚です。

ちょうど中央の小高い丘になっている東屋で小休憩です。

深澤陽一衆議院議員もお見えになり、熱心に佐野光雄先生の説明を聞かれていました。

東屋がある場所は『天神山自然観察の森』で一番高い場所になり、天気が良ければ富士山も見えるそう。

左は昭和初期の大日本帝国陸軍の教育機関『陸軍少年戦車兵学校』があった場所で、東屋横には司令塔として使われていた名残をとどめていました。

参加者の方がたくさん集めているのはカンゾウという野草で、ヌタにして食べるとおいしいんだそう。

自然のものを食べると、元気も出そうです。

「次回は山菜を食べよう会もいいよね」なんて話も弾みます。

開けた観察広場は景色も良いです。

誘鳥木を積極的に植樹している『天神山自然観察の森』には、鳥たちのさえずりが響いていました。

今回の『天神山自然観察の会』は、約1時間半ほどの観察会でしたが、今までは何気なく見ていた草花の名前を知ると、自然を歩くだけでワクワクした気持ちになりました。

気軽に来て、気軽に自然と触れ合うことができる場所がこんな近くにあるんですね。

今回案内をして下さった、佐野光雄先生著書の『イラストで見る富士山の草花』は、中央図書館・西富士図書館・芝川図書館にも在庫があります。

身近に自然を感じつつ草花の観察をしてみると、眺める景色が変わってきます。

春の暖かな陽気の中、本を片手に『天神山自然観察の森』にお出かけしてみてはいかが?

天神山観察の森:富士宮市上井出
*アクセス方法は、記事上部を参考にしてくださいね*

地域情報発信ライター・執筆家(富士宮市・御殿場市)

身近の新しい発見や、小さな幸せを探して日々バイクで放浪しながら活動しているライターです。記事を通じてみなさまの発見や幸せに繋がれば嬉しいです。趣味はバイク、ガーデニング、猫(無類の猫好き)です。

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