プロが教える!水出しコーヒーの淹れ方で「意外とやりがちなNG行動」5選
年間200種類、1,000杯以上のコーヒーを飲むコーヒーソムリエKazuです。
夏になると「水出しコーヒー」をゴクゴク飲みたくなる時期ではないでしょうか。クリアで飲みやすく、夏にピッタリなコーヒなので、いろんなコーヒーを飲み比べするのも良いでしょう。
しかし、水出しコーヒーを抽出する際に意外とやりがちなことがあります。
そこで今回は「水出しコーヒーのやってはいけないNG行動」について解説します。
水出しコーヒーとは?
そもそも水出しコーヒーとは、水(常温水)でじっくりと時間をかけて抽出するコーヒーです。「コールドブリュー」「ダッチコーヒー」とも呼ばれています。
レギュラーコーヒー(豆・粉)などを使用する際はお湯を注いでコーヒーを作りますが、水出しコーヒーは水で抽出したコーヒーとなっています。
水出しコーヒー・味わいの特徴
水出しコーヒーの味わいの特徴は、コーヒー豆の生産地や焙煎度合い、品種など、さまざまな条件により異なりますが、一般的には甘味のあるクリアなコーヒーです。クセもなく、さっぱりしているので、コーヒーの苦味が得意でない方でも飲みやすいのが大きな特長となっています。
水出しコーヒーのタイプ
コーヒーバッグを使用した抽出方法
内容量:160g(40g×4袋)
生豆生産国ブラジル、コロンビア他
コーヒーの種類:ブレンド
ロースト:深煎り
テイストバランス:強い香りと苦み
ボディ:バランス
公式サイトによると、カルディの人気ブレンドコーヒー「アイスブレンド」の豆をベースに仕上げた、 ご家庭で気軽に楽しめる本格水出しコーヒーとのこと。
通常価格: 599円 (税込)
「カフェカルディ ドリップ ウォータードリップコーヒー」のおいしい飲み方
・水だし麦茶の要領で大きめの容器(600ml以上)にコーヒーバッグを1袋入れる
・常温水(20度程度)を約400ml注ぐ
・そのまま冷蔵庫に入れて8時間以上抽出する
常温水(20度程度)を400ml注ぐ
常温水(20度程度)を400ml注ぎ、冷蔵庫に保管して(8時間以上)完成します。
コーヒーの濃さは抽出時間の加減で調整できます。
ストレーナーにコーヒー粉を入れる抽出方法
コーヒー1に対し、水は1.5程度にします。冷蔵庫に入れてから8〜12時間程度抽出して完成です。
水出しコーヒーのやってはいけないNG行動
1.抽出時間が短い
水出しコーヒーは、水で抽出するのでお湯よりも成分が溶け出しにくい性質があります。そのため、抽出時間が短くなると、薄く感じるので結果的にしっかりとしたコーヒーの味わいを感じられ場合があります。
常温であれば5〜8時間程度、冷蔵の場合は9〜12時間程度抽出するのが一般的です。
2.コーヒーの挽き具合を間違える
コーヒーの挽き具合を極端に間違えると、狙った味わいを抽出することができません。
水出しコーヒーでは、コーヒーバッグ(不織布)やストレーナー(メッシュフィルター)を使用することが多いです。
挽き具合が粗くなるとコーヒーの成分が十分に抽出することができず、水っぽいコーヒーになってしまいます。
抽出方法によって異なりますが、一般的には、中挽き〜中細挽きの挽き具合が水出しに適していると考えられます。
3.長期間保管する
冷蔵庫に保管するといっても、長期間保管し、作り置きすると酸化が進むので理想の味わいとはかけ離れてしまいます。とはいえ、お湯で抽出したコーヒーと比較すると、水出コーヒーは酸化しにくいといった側面もあります。一般的には、2〜3日程度で飲みきるのが良いでしょう。
4.水が冷たい
水が冷たすぎると、コーヒーの成分が溶け出しにくく、狙った味わいを抽出することができません。35度〜43度ぐらいにするのが一般的です。
5.古いコーヒー豆を使用する
水出しコーヒーは長時間かけて抽出するので、よりコーヒー豆の個性を感じられます。そのため、新鮮かつ高品質なコーヒー豆を使用することでおいしい水出しコーヒーを飲むことができるのです。コク深い、しっかりとした味わいの水出しコーヒーを抽出するには、深煎りのコーヒー豆がおすすめです。
上記の記事を参考にしながら、コーヒーライフの第一歩につながれば幸いです。
※記事内の情報は執筆時のものになります。価格変更や販売終了の可能性もございます。
※記事内容は個人の見解を含みます。
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