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【さいたま市浦和区】モチーフはオーストリアの世界遺産「シュテファン大聖堂」! 制作は浦高の門隊です♪

mamie地域ニュースサイト号外NETライター(さいたま市)

地域ニュースサイト号外NETライター(さいたま市浦和区・緑区)のmamieです。今回は、埼玉県立浦和高等学校で行われた「浦高祭」に向けて門隊が制作した「門」を紹介します♪

JR北浦和駅東口から徒歩10分ほどのところにある埼玉県立浦和高等学校。2021年9月11日(土)、12日(日)の2日間で、第74回 浦高祭(文化祭)が開催されました。

昨年は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、開催を見送りましたが、今年はコロナ禍でも開催できる企画を練りに練り、感染症対策を講じた上での開催となったようです。尚、例年、OBや地域の方々など、1万人以上の来校があり、賑わいをみせる浦高祭ですが、今年は非公開とし、生徒さんと教職員の方々のみでの開催となったそうです。

非公開での開催となりましたが、少しでも浦高祭の雰囲気を地域の方々とも共有したいという思いから、浦高祭の顔ともいえる「門」(門隊が制作)を9月22日(水)まで公開する運びとなったそうです。校門の中へ入ることはできませんが、校門の外から写真を撮ることが可能となっており、なんと、夜間は22:00頃までライトアップも行っているとのことでした。夜間、校門はしまっていますが、ライトアップによって、昼間とはまた違った門の様子を見ることできるかもしれません(*´▽`*)

今回は、取材にご協力いただき、門の間近で写真を撮らせてもらいました! 今年の門のモチーフは、オーストリアの首都ウィーンにある世界遺産「シュテファン大聖堂」となっているそうです(=゚ω゚)ノ

門の左側の大きな塔は、なんと高さが約9mほど。この9mもの塔ですが、クレーンなどは使わずに、生徒さんたちの人力で立ち上げたそうです。門の前に立って撮影をすると、塔の上部は入りきりませんでした。それほどの高さがあります。これを人力で、とはただただ驚きです! カラフルに彩られたデザインが特徴的な「シュテファン大聖堂」の屋根。それを表現するために、ビニールテープでモザイク柄を作ったそうです。

門には2つの時計が設置されていました。この2つの時計は実際に動いており、右側が日本時間、左側がオーストリアの時間となっているそうです。写真は、右側の時計になります。こちらの時計には、浦和高等学校のシンボルとなっている「イチョウ」の葉がローマ数字のまわりに描かれていました。

つぎに、左側の時計です。こちらの時計には、ローマ数字のまわりに、オーストリアの国花である「エーデルワイス」が描かれていました。

こちらは内部の様子です。天井にはシャンデリアがつけられていましたが、このシャンデリアも生徒さんたちが制作をしたそうです!

こちらは側面の様子です。細部までとてもこだわって制作されていました。

こちらは門の裏側になります。裏側から見てもとても立体的で大きな門であることがわかります。

門を制作した「門隊」へメールでインタビューをさせてもらいました☆

Q:「門隊」とは?

A:門隊とは、文化祭実行委員のパートの1つです。浦高祭(文化祭)は、生徒が主体となって運営をしています。集客から安全管理、装飾まで、すべてを生徒が中心となって行っています。その中に、浦高祭の顔ともいえる門(入場門)を作る部隊が設置されています。それが「門隊」です!!

Q:今年のモチーフはオーストリアの「シュテファン大聖堂」とのことですが、なぜこのモチーフに?

A:モチーフは毎年、門隊全員から募り、投票によって決定しています。「シュテファン大聖堂」はゴシック建築で、とにかく見た目が格好いい! というのもありますが...「シュテファン大聖堂」の地下には、カタコンベと呼ばれる部屋があり、そこには1679年にヨーロッパでペストが大流行した際に亡くなられた方々の内、約2,000人もの遺骨が納められているそうです。昨今の新型コロナウイルスの蔓延に悩まされる社会を慮っての決定でもありました。

Q:制作期間は?

A:毎年春休み頃から設計を始め、夏休みに入り次第本格的に作業に入っています。

Q:どのくらいの人数で制作を?

A:例年、 前の年に1年生として門制作に携わった、その年の2年生を中心に制作をしています。今年は昨年が作られなかったこともあり、3年生を中心に制作をしました。また制作には、1、2年生へ有志を70名ほど募っています...が、実際には、それぞれ部活などの都合があるため、毎日10〜30人程度が集まって制作をします。色々あって毎年完成するのは文化祭直前になってしまいますが、火事場の馬鹿力でどうにか完成させています(笑)

Q:大変だった点は?

A:今年は常に人手不足に悩まされていました...。部活で忙しい門隊員もさることながら、何より緊急事態宣言下での作業となり、分散登校が行われているため、常に人手が足りない中での作業となりました。

Q:最後に一言どうぞ☆

A:来年の門隊へ、門は早めに完成させましょう...面白いモチーフを期待してます! 

地域の方々へ、9月22日まで展示・23日に解体予定となっています。校門の外からにはなりますが、細部までこだわった門をぜひ見に来てください! よろしければTwitterとInstagramのフォローもお願いします!

※門を見に行かれる際は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、マスクの着用や、密にならないようにする等の配慮をお願いします。

埼玉県立浦和高等学校

住所:埼玉県さいたま市浦和区領家5-3-3

門隊SNS:第74期浦和高校門隊(Twitter)/浦高 門隊 74th(Instagram)

地域ニュースサイト号外NETライター(さいたま市)

男の子3人(小5・小3・小1)の母。さいたま市在住。地域ニュースサイト号外NETで、さいたま市緑区・浦和区とさいたま市のライターをしています。現在の文化学園大学(当時は文化女子大学)を2011年に卒業しており、ファッションやインテリアやアート鑑賞が好きです。さいたま市のさまざまな話題を発信できたらと思っています。よろしくお願いします。

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