みなさんは、「シェアキッチン」という言葉はご存知ですか？　複数人でキッチンを共有し、自分のペースで飲食店を開くことのできる今話題のスタイルです。

坂戸市にっさい地区にある人気のカフェ「cafe&deli COUCOU」のオーナーさんが、カフェの経験を活かし、すでに設備の整った場所で飲食業にチャレンジしたい方が自分のペースで実務経験を積める場として、2022年3月22日(日)にシェアキッチン「SUNNY food works」をオープンしました！

現在準備中の方も含めて5名の方が出店中とのこと。出店リストはお店の前にも掲示されていますが、公式Instagramからも確認することができます。子育て中の主婦の方でも、月に一度から自分のペースで出店することができるとのことで、飲食店経験者のオーナーさんの元でこのような経験を積むことができるのは、とても貴重なチャレンジになることと思います。

伺った日は、オーナーさんの「喫茶サニー」の日で、昔ながらの喫茶店のメニューをいただくことができました。

いつもはえびドリアのようですが、この日はカレードリアでした。付け合わせも彩りが良く、爽やかな酸味が、クリーミーなドリアとよく合いました。ほっとする優しい味付けでした。

友人が注文したオムライスも、昔ながらの安心感のある形。センスの良いお皿や盛り付けが、毎日の食事の参考にもなりますね。

また、この日は、箱型トライフルの「Pokke」がベーカリーコーナーに出店されていました。毎週火曜日に出店されているとのこと。

パフェを箱に詰めたような豪華な見た目で、差し入れにもいいですね。テンションが上がります！

別の日には、COUCOUでも人気の「まんまふぃん」が出店されていました。まんまふぃんの出店は、毎週金曜日とのことです。

どれも甘さ控えめの手作りの優しい味。ティータイムにもぴったりで、時々食べたくなってしまうような安心感のあるおいしさでした。

店内は一瞬坂戸であることを忘れてしまうようなセンスの良さですが、驚くことに、オーナーさんご夫婦や、周りの方々の協力によるものなのだそうです。

手作りとは思えない完成度の高さに驚くとともに、温かみを感じる理由に納得しました。

SUNNY food worksでは、毎月第一日曜日にマルシェが開催され、お料理教室等のイベントも行われているそうです。フードロス削減にも力を入れられていて、戸棚の奥に眠った缶詰めや、規格外の野菜を料理して提供するという企画等で、フードレスキューを行っているとのことです。

伺った日は、2022年6月17日(金)にオープンするお隣の「おいしいカレーと子供食堂 キッチン モイ」の子供食堂で使用するカレールーを募集していました。SUNNY food worksは、3軒続きのお店の中央にあり、昔の長屋のようなスタイルで、お隣同士のつながりを大切にされているとのこと。

もう一つのお店、レンタルスペース「Paikka」では、イベントやヨガ教室が行われているのですが、そちらとも連携したお店づくりを行っているとのこと。お店のオープンをきっかけに人の流れが変わり、北坂戸の街おこしに繋がることを願っているというオーナーさんでしたが、北坂戸エリアでのこのような画期的なお店のオープンは、一市民として、とてもうれしく思います！

お店の裏側には、手作りの看板が目印の駐車場が3台分あります。

出店する方にとってはもちろん、お客さんにとってもどんなお店と出会えるか、楽しみになりそうですよね。お店に関わるすべてのみなさんがワクワクする新しいスタイルのシェアキッチン「SUNNY food works」に、みなさんもお出掛けになられてみてはいかがでしょうか？

【店舗情報】

SUNNY food works

住所：埼玉県坂戸市芦山町10-1セゾン芦山105

電話番号：049-270-5445

営業時間：ランチ・ベーカリー　11:00〜16:00

定休日：月曜日・他カレンダー参照