洗濯で花粉対策!静電気防止効果の高い柔軟剤教えます
多くの人を悩ませるスギ花粉は毎年2月下旬から飛散しはじめ3月には最盛期を迎えます。私もこの時期はティッシュ箱と目薬は手放せません。たとえご自身が発症していなくても家族の誰かが花粉症だというご家庭が多いのではないでしょうか?
この記事では、つらい花粉症の症状を軽減させるための洗濯方法をご紹介します。洗濯で花粉を除去・予防することでつらい症状を和らげることができます。この記事を参考にしてもらえると嬉しいです。
静電気を予防する
静電気を帯びた衣類に付着する花粉の量は、静電気を帯びていない衣類の数倍にもなると言われています。なので可能な限り静電気を起こさないようにすることが予防策として大切です。
静電気が起こりにくいコーディネートを心がける
上記の図は、静電気が起こりやすい素材と起こりにくい素材を並べたものです。両端ほど、静電気が発生しやすい素材となり、マイナスとプラスの素材を重ねると静電気が発生しやすくなります。
例えば、アクリル素材のセーターの上にウールのコートを着ると静電気が発生しやすくなります。
花粉症の自覚のある方は、花粉の飛ぶ時期は素材を考えたコーディネートが必要です。
静電気防止効果の高い柔軟剤ベスト3
とはいえ、素材だけで服を選ぶのは難しいですよね。そんな場合は柔軟剤を使います。柔軟剤は繊維を油膜のようなものでコーティングして滑りをよくする効果があり、そのため繊維を柔らかく肌触りよく仕上がる以外にも静電気も防止できるのです。
こちらの画像は洗濯して干したあとのウールの布をポリエチレンの粒の中に入れて、静電気防止効果を確かめたものです。柔軟剤を使ったウール布のほうが静電気が抑えられているのがわかると思います。
ただ、どの柔軟剤でも同じ効果があるのかといわれると千差万別です。30種類の柔軟剤を比べた結果、静電気防止効果が高かった上位3つの柔軟剤を紹介します。
1位 花王「キュレル衣料用柔軟剤」
2位 P&G「レノア超消臭1week」
3位 P&G「レノアリセット」
「キュレル衣料用柔軟剤」は乾くと香りがほとんど残りませんので、普段柔軟剤を使っていない方でも使いやすい柔軟剤です。逆に香りを残したい方にとっては「レノア超消臭1week」がおすすです。
※私が運営するブログ「洗濯ラボノート」では30種類の柔軟剤を試したデーターを公開しています。
外干ししたいなら干す時間を変える
外に干すとどうしても花粉が洗濯物に付いてしまいます。花粉を予防するには部屋の中に干すのが安心ですが、どうしても外に干したい場合は干す時間を変えてみてはいかがでしょうか?
多くの方を悩ませているスギ花粉は11時〜19時が最も飛散量の多い時間帯になり、20時ごろには地面に落ちて安定します。
洗濯物に花粉がつくのを防ぐには、この時間帯を避けて干すことが大切です。
3月〜4月は部屋干しするのが一番ですが、どうしても外干ししたい場合は、20時以降に干して、朝11時までに取り込むのがポイントです。
ちなみに夜に外干しして洗濯物が乾くまでの時間の目安は以下のとおりです。
冬 5〜9時間
春 4〜6時間
夏 3〜4時間
秋 4〜6時間
乾かすのに5時間以上の時間がかかる場合は外干しでも生乾き臭の問題がでてきますが、春〜秋は5時間以内に乾く可能性が高いです。※素材、気温、天気によって洗濯物が乾くまでの時間は変わりますので、あくまでも目安です。
夜干しは紫外線による衣類ダメージを防ぐこともできますし、自動車の排気ガスも少くなります。何よりも忙しい朝の時間を節約できるなど、花粉防止以外にもメリットが多いので、ぜひチャレンジしてみてください。
洗濯で花粉を防ぐ方法 まとめ
・静電気防止効果の高い柔軟剤を使う
・部屋干しする
・外干しの場合は夜に干す
洗濯でできる花粉対策はこの3つ。静電気防止効果の高い柔軟剤を使って家に入る前に服についた花粉をはたき落とすだけでも効果抜群です。
花粉症のつらい症状はまだしばらく続くと思いますが、少しの工夫で症状を軽減できます。一緒にツラい季節を乗り切りましょう。
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