【京都市中京区】竹工芸のエコなおもちゃや椅子、ハンガー 伝統工芸を学ぶ学生と職人、ユニクロが共同企画
焦がすことなく熱を加えて折り曲げる伝統技術がきらりと光る、京銘竹の白竹で作られた竹製のハンガーや竹の鼓椅子。椅子の座面には、京都ゆにくろのオリジナルTシャツがリユースされています。竹の編み方もそれぞれ違うお洒落な一品。持ち手を返すことで、パタパタと竹の板がひっくり返る、胡麻竹で作った不思議で楽しい昔ながらの玩具。亀甲竹の車玩具や角竹で作った知恵の輪とエコで楽しい作品が展示されています。
京都伝統工芸大学校 ( TASK ) の学生らが京の竹職人や京都ゆにくろと共同で進める、京都発、竹工芸からサステナビリティを考えるプロジェクト〜Kyoto Bamboo Craft Project〜の展示が2021年9月10日から2022年1月31日まで、河原町三条のミーナ3階にあるユニクロ京都河原町店(京都ゆにくろ)のサステナブルコーナーで行われています。
京都の伝統的な工芸素材の一つ「 竹 」が 、天然素材で自然環境に良いことに注目した 、竹 工芸について学ぶTASKの学生と、京都ゆにくろのスタッフが、課外授業を通じて交流し、建仁寺垣・ 竹垣の専門店である長岡銘竹(京都府乙訓郡大山崎町)の職人・京もの認定工芸士の真下彰宏さんの指導の下、これからの京都のサステナビリティをテーマにした「衣食住」にまつわる作品を制作しました 。
真下彰宏さんは、「近年エコな素材として注目されている竹ですが、職人の高齢化や需要の減少などで人の手が入らなくなった竹藪が放置竹林として社会問題化しています。この企画では、京都ゆにくろのスタッフさんやTASKの竹工芸専攻の生徒さん達と一緒に放置竹林の竹薮を片付けるところから始まりました。取り組みや作品を紹介していく事で、竹を使うことの価値や意味を改めて感じてほしい」と言います。
会場で、実際に竹製品に触れてみて、その良さを体感してはいかがでしょうか!
ユニクロ京都河原町店(京都ゆにくろ)
京都市中京区大黒町58番地 ミーナ京都内 075-222-8715
建仁寺垣・ 竹垣の専門店 長岡銘竹
京都府乙訓郡大山崎町円明寺海道19 075-925-5826