もっと評価されるべき!驚きの耐久性を誇る次世代のワームが凄い
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ルアーフィッシングにおいて、プラスチックのルアーには出せない艶かしい動きで魚を魅了するワーム。
柔らかい素材を生かして生命感を演出できる反面、魚を1匹しか釣ってないのに壊れてしまうこともあるといった耐久力に課題のあるワームですが、もし"素材の柔らかい質感はそのままに驚きの耐久力を兼ね備えたワーム"があれば、使ってみたい方も多いのではないでしょうか?
今回はそんなワームの課題を克服した、『驚きの耐久性を持つワーム』を製造しているメーカーを取材しました。
驚きの高耐久ワームを製造するメーカーの正体は?
今回は驚きの高耐久ワームを製造するニッコー化成株式会社の担当で、ご自身も釣り人としてXで活躍をされているサイボーグJJさんにお話を伺いました。
ニッコー化成株式会社は液体充填加工や化粧品の製造などを行う会社で、釣具とは関係ないように感じるのですが、2009年から釣り用ワームの製造・販売も行っています。
日本での知名度は低いのですが、実はバス釣りの本場アメリカでは愛用者も多く、日本のメーカーでありながらアメリカのAmazonで3万種類以上のワームの中からNIKKOワームがTOP50にランクインした実績もあります。
どれだけ強い!?NIKKOワームの驚きの耐久力とは
NIKKOワームの魅力を語る上で外せないのが、その耐久力。
ではその耐久力がどれほどのものなのか、実際にNIKKOワームの『WINNOW95』を使って実験してみました。
こちらが力を加える前の状態。
では実際にワームを左右から引っ張ってみると…
こんなに変形するくらい引っ張ってもちぎれることはありませんし、手を離すと元の状態に戻ります。
過去にサイボーグJJさんが同じくNIKKOワームの『ニッコークロー』で雷魚を釣った際にも、通常のワームであれば雷魚を1匹釣れば鋭い歯でボロボロになってしまうところが、ニッコークローの脅威の耐久力で
こんなに変形しても、ワームが千切れることなくその後も使用できたそうです。
その耐久性はアメリカでも評価されているようで、海外の方の中には魚を100匹以上釣ってもまだ使えている方もいらっしゃるようでした。
一般的なワームであれば1回の釣行の中でもキャスト時や魚を釣った際に裂けたり壊れたりするものですが、NIKKOワームは根掛かり等がない限りは何度も同じワームを使い続けられるといったことも珍しくないので、お財布にも優しいというメリットもあります。
ワームでありながらこれだけの高耐久の理由は?
ではなぜワームでありながら、NIKKOワームはこれだけの耐久力があるのでしょうか?
それは使用している素材に秘密があり、NIKKOワームは一般的なワームの原料である塩化ビニル樹脂とは違い、エラストマーを使用しているから。
エラストマーを使用することでワームの柔らかい質感と、ワームの課題である耐久性を両立させることができます。
ただしエラストマーならではの使いにくさも
塩化ビニル樹脂のワームにはない耐久力を持つエラストマーのワームですが、エラストマーならではの使いにくさもありまして、まず一つ目は『針が刺しにくい』こと。
一度試してみるとわかるのですが、あまりの弾力で針が戻されてワームの中に刺さっていかないので、一般的なワームと違って綺麗に刺すのが難しいです。
またエラストマーは水に浮くという性質があるので、一般的な塩化ビニル樹脂のワームのようにノーシンカーで沈めて使うことができず、用途が限られてしまうことがあります。
素材の特徴を活かしたNIKKOワームの魅力
エラストマーならではのクセがあり使いにくいと感じる方も少なからずいるNIKKOワーム。
担当のサイボーグJJさんも初めて使用した時には『使いにくいワームだな』と感じたそうですが、エラストマーという素材だからこそハマるシチュエーションあるそうで、通常のワームだとボトムを攻めると根の荒いところでは根がかりが頻発しますが
NIKKOワームは水に浮くことから針先が上を向くのでボトムを攻めても根掛かりがしにくいですし、水に浮くことでアクションを止めてもユラユラと水中で揺れて魚にアピールしてくれます。
遠投を必要とするサーフでは一般的なワームだとキャストの負荷に耐えきれずに身切れすることがありますが、そんなサーフの釣りでもでも安心してフルキャストできるのは高耐久のニッコーワームならではとのことでした。
進化し続けるNIKKOワームの魅力
エラストマーを使用した高耐久が魅力のNIKKOワームですが、現在も進化を続けているようで
例えばエラストマー製ワームでは製造過程上難しいとされるフレーバーを加えてみたり
また最近登場したクロダイボールでは、本来水に浮くはずのエラストマーで高比重を実現し、クロダイの強靭な顎にも耐えうる落とし込み釣りにピッタリなワームとなっています。
クロダイボールの詳細については以下の記事で紹介しています。
今後の展望
エラストマーの素材を活かし、魅力的なワームを生み出すニッコー化成。
担当のサイボーグJJさんに今後の展望を伺いました。
より良い商品を生み出すためには「釣り人の意見」が必要不可欠とのことで、今後はSNSで釣り人の方の意見をヒアリングすることに加え、意見交流会等を開催して一緒に商品を作り上げていきたいとのことでした。
また今後はNIKKOワームでも製品モニターの募集を予定しているようで、詳細が決まり次第ニッコー化成のSNS等にて告知を行っていくようです。
今回は驚きの高耐久ワームを製造するニッコー化成について紹介しました。
現在は釣具屋での取り扱いは少なくネットによる販売が中心ですが、その耐久性を始めユニークなワームばかりなので、気になる方はぜひ使ってみてはいかがでしょうか?
※記事内の商品は過去にご提供頂いたものもございますが、ガイドラインに基づき公正中立にレビューしております